霊子外骨格

・OZ-01 Leo


 イナバが開発したOZシリーズの一号機。

 『槍騎兵型』に分類されるアーキタイプ。

 脚部に搭載されたローラーダッシュ機構『レオ・スパー』による機動力を活かした一撃離脱戦法が特徴の高機動型。

 コッコはさらにこれを自身の異能と組み合わせ、地上戦のみならず空中戦に於いても高機動性を保っている。


・OZ-02 WOODSMAN


 イナバが開発したOZシリーズの二号機。

 『重装歩兵型』に分類されるアーキタイプ。

 フレーム肩部に接続された二枚一対の『ドーザーブレード』が特徴。それ自体が強固な防御力を持つ盾であると同時に、鉄筋コンクリートを粉砕し、ダンプカーを持ち上げる強力な作業アームでもある。

 パワーと頑健さを重視したため、機動力は控えめ。

 コッコは二枚のドーザーブレードを自身の槍に接続し、『ドーザーアクス』として振り回すこともある。


・OZ-03 SCARECROW


 イナバが開発したOZシリーズの三号機。

 『決闘者型』に分類される。

 フレームのパワーアシストや装甲はオミットされており、スピードもパワーも他のOZシリーズに劣る上、火器管制システムも必要最小限の機能しかない。

 その代わりに『ジャノメ・リコン』という六機の観測ドローンが周囲を浮遊し、高機能センサーとして使用者とその敵の情報を観測する。

 また、霊子頭脳のオーバークロックを行うことで、さらに情報処理速度を高め、着装者にとっては『周囲だけ時間が遅くなったように』意識を『加速』させることができる。

 イナバが『最強の騎士』を倒すために作り出した、『最強のつま先一つ先へ行く』アーキタイプ。


・OZ-00 OVER THE RAINBOW


 イナバが開発したOZシリーズのプロトタイプ。

 既存のいかなるタイプにも合致しないアーキタイプ。

「使用者の持つ『異能』の力を高める」というコンセプトで設計されており、故に使用する時まで何が起こるか予想ができない、危険なアーキタイプ。

 OZシリーズは『最強の騎士』を倒すために開発されたアーキタイプだが、異能の力で上回ろうとするこのコンセプトはすぐに頓挫し、封印された。

 今はイナバの『頭の中』だけに設計図データが存在する。


・LW-02 LITTLE BEAR


 リヴァイアサン連合の一企業が開発した作業用アーキタイプ。

 強化された下肢と背部から伸びる補助アームを使い、物資の運搬や搬入を行う。オプションとして簡易のクレーンを搭載することもできる。

 非常にパワフルなアーキタイプなので、一部のチンピラが違法改造してケンカに用いる例が絶えない。戦闘用スキルさえ組み込めば、使い慣れたアーキタイプをそのまま戦闘に使えるというのも人気の点。


.・LW-09 OCTAVIA


 リヴァイアサン連合が開発した作業用アーキタイプ。

 リトルベアの改良型であり、背部に接続された八本のアームが特徴。これらは出力もさることながら強靭性や柔軟性に優れており、またエーテルウエポンとしての性質を持つ。

 アームはプラズマガンにも対応している。

 八本のアームを使用するので、やや着装者に慣れが必要。


・LB-11 STINGER


 リヴァイアサン連合が開発した戦闘用アーキタイプ。

 主に屋内戦。白兵戦に優れた『暗殺者型』。

 平べったいシルエットを持ち、外装は霊波や赤外線を吸収するのでステルス能力は高い。

 エーテルウエポンは二本一対のスタン・ジッテ。


・LB-07 FIGHT CRAB


 リヴァイアサン連合が開発した戦闘用アーキタイプ。

 主に格闘戦に優れた『格闘家型』。

 拳での戦闘に特化したタイプであり、L型とR型が存在する。防御力もかなり高い。


・HBーDEVOURER


 ハイドラ教会がトニーの異能に合わせて開発した異能戦闘機鎧

 腕部のチェインブレード。尾部に搭載されたチェーンマイン。顎部にも硬質の牙が存在しており、正しく戦車並みの重武装が施されている。

 装甲も恐ろしいほど固い上に、背部ウォータージェットによる機動力も確保されている。

 

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