『CABAL ONLINE』
CABAL ONLINE
運営元 ESTSoft JAPAN
運営開始日 2006年11月
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
一発目はこちら、カバルオンライン。
僕が人生で初めてプレイしたネトゲということになります。
かなり昔のゲームということで、内容はオーソドックスなMMORPG。
マウスなどで敵をタゲって、スキルをポチポチ打ち込むタイプですね。
ただ、スタイリッシュアクションMMORPGを自称している通り、今見てもかなりスキルの演出などが派手派手です。
BGMも結構格好良くて、音楽に詳しくないのでどういうジャンルなのかはよくわかりませんが、シャウトが入ってる曲とかもあってなかなかアガります。
最初に選べる職業みたいなものは当時6種類……(今は追加されて8種類)
・ウォーリアー
クソデカ両手剣をブンブン振り回す鎧戦士。ちからがつよい。かたい。
・ブレーダー
二刀流で戦うスタイリッシュな軽装戦士。つよい。かっこいい。
・ウィザード
フォースの力をそのまんま使う脳筋魔法使い。大砲。
・フォースアーチャー
フォースの力を弓矢に変える遠距離職。手数で勝負。ヒーラー。
・フォースシールダー
フォースの力を盾に変えて防御を固める戦士。盾からビームとか出す。
・フォースブレーダー
剣とフォースを両方使う魔法剣士。超スタイリッシュ。大器晩成。
それぞれスキルで変身とかします。
みんな格好いい。
このゲームを始めたきっかけは、もうほとんど覚えていないんですが……
確か、当時読んでいた個人ブログで、このゲームのスクリーンショットを見たのが最初だったと思います。
その時ちょうど色々やってみたい気分で、タイミングが合ったのかなと。
当時はFF11がMMORPGの知名度を世間で一気に高めていたくらいの時期だった……と思います。なにぶん昔のことなので記憶があいまいですが。
MMORPGにハマって廃人になったとか、家庭崩壊とか、ペットボトラーとか、そういう適当な記事がよく出ていて、コワー……と思っていた記憶があります。
それでまあ、おっかなびっくり手を出したわけですが。
結論から言うと、まあハマりましたが、言うほどズッポリではなかったですね。
その理由として大きなものは、このゲームが基本ソロゲーだったからじゃないかなと思っています。
このゲームは、パーティを組んだり、ギルドに入ったりする必要性がほとんどありません。
ダンジョンの難易度はソロ攻略を基本としている感じで(後半はキツいですが)プレイヤーがアップしている動画などを見てもほとんどがソロ進行です。
なので、僕はこのゲームで他人とチャットした記憶がほとんどありません。
アイテムの取引とかで挨拶したくらいかな……?
なので、辞める時もスッパリ辞められました。
まあ辞めたと言ってもその後何回か新キャラを作って遊び直しましたが……これはネトゲやる人あるあるみたいなもので、僕はこの現象を「里帰り」と呼んでいます。
未だにこのゲームでしか見たことがない珍しいシステムとしては、コンボというものがあります。
ある程度進めるとコンボというスキルを使えるようになり、これを発動すると画面にコンボゲージが表示されます。
ゲージの上にバーが左から右に流れていき、タイミングよくスキルを使うと……
Good! Excellent! bad...
まあいわゆる音ゲーみたいな感じですね。
失敗しないように連続してスキルを使うと、スキルの準備時間や演出が短縮され、ちょっと威力が増して、高速で回せるようになります。
しかもその間のスキルは全て必中になります。そのおかげで命中率というパラメーターがほとんど無意味なものに……。
後半のボスや狩り場はコンボなしで回るのはキツいレベルなので、コンボの習熟はほぼ必須でした。
コンボをうまく繋げなければならないという緊張感によって、単調な狩りがちょっと楽しくなります。めっっっちゃくちゃドロップ率が低いアイテムなどが結構あるゲームなので、ひたすら敵を狩り続ける時にこのコンボが程よい刺激になるのです。
そして後半、僕がハマっていたのは、PKチャンネル。
チャンネルについてはご存知の方も多いと思いますが、一応軽く説明しますと……簡単に言えばパラレルワールドです。
一つのマップに大勢のプレイヤーがいるとめちゃくちゃなことになるので、全く同じNPCが配置されている世界をいくつも用意して、プレイヤーだけが自由に行き来できるようになっている。ざっくり言うとその世界一つ一つがチャンネルです。
カバルだと1チャンネルは取引専門とかになっていて、露天キャラがそこら中に座っていたりしました。
さて、話を戻してPKチャンネルですが。
他のチャンネルと違い、このチャンネルに入れば誰でも無差別にPKすることができます。
しかも、頭の上に表示されている名前やギルド名などが自動的に文字化けします。
これは恐らく誰が誰だかわからないようにするための措置で、敵同士だとチャットも文字化けするという徹底ぶり。
禍根を残さないための画期的なシステムだったと今でも思います。
敵を倒すと何かポイントが入ったような気がしますが、微々たるものです。
倒されても特にペナルティはなかった……はず。
本来はストーリー上で二つの国家のうちどちらかに所属して、同じ国家の仲間と一緒に敵国のプレイヤーを倒すのが普通なんですが、僕は国家選択クエストを途中で止めてずっと中立でやっていました。
中立はどっちの国家からも攻撃されるので、見つかればとりあえず攻撃されます。
ところがこのゲームは
飽きるまで延々と戦い、相手のPOTをかなり減らしてやったぜ……へへ……(自分のPOTもめちゃくちゃ減ってるけど)という気持ちになったり、先に面倒くさくなって逃げた方が負けだぜ……とか考えたりして楽しみます。
まあ、大抵の場合は相手の国家の援軍が来てボコられるんですが。
もともと他人との勝負事があまり好きではなかったはずなのに、この完全な匿名性のおかげで、僕の中に眠る闘争本能的なものが目覚めたのでしょう。
変なビルドだったのであまり勝てませんでしたが、楽しかったです。
ところで今Wikipediaを見て知ったんですが、このPKチャンネルは2008年に廃止されているらしいです。
まあ、何のためにあるんだかよくわからない不毛なチャンネルでしたからね……
でも寂しい……
ちなみに僕は、最初はフォースアーチャーで開始しました。
理由はwikiのコメント欄が一番平和だったから。それ即ち活気がないということだとはつゆ知らず……
フォースアーチャーは火力がとても低く、火力を出すためには基本のフォーススキル(どの職でも使える魔法)をコンボでガンガン回すのが効率的なんですが、これがめちゃくちゃに忙しい。
他の職業のコンボと比べると忙しさが倍近く違います。
後にブレーダーで遊んだ時はその火力の高さとコンボの楽さにビビりましたね。
しかも僕はアーマーフォースアーチャーという変なビルドにしていたので、更に火力が低くなっていました。
レベルアップすると力や素早さや知力といったパラメーターにポイントを自由に振れるのですが、装備品の要求数値を満たす必要があるので、あまり極端なビルドは本来想定されていません。
フォースアーチャーの場合はバランスよく全部の数値を上げていく感じなんですが、これを力に多く振って本来装備できないはずの重鎧を装備するというのが、アーマーフォースアーチャーです。
防御は上がりますが、知力が低いので火力がカスになります。
完全にネタビルドです。
自分以外でこのビルドをしている人は、一人しか見かけませんでしたね……PKチャンネルで出会って殴り合いになったんですが、どちらも低火力&高防御なので当然決着はつかず、グダグダで終わったような気がします。
ちなみに後のアップデートでレベルキャップの解放と同時に高レベル帯の装備が実装されたのですが、それらは全てクラス専用になったため、こういった尖ったビルドにする意味はなくなりました。
まさにあの頃だけしか味わえない楽しみ方でしたね。
このゲーム、たぶん現在(これの更新時)も遊べます。
もしやってみたいという奇特な方がいたら、フォースアーチャーはやめとけ! と忠告させて頂きます。
グラディエーターとか楽しかったですよ。(割と最近また里帰りした人)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます