生命
70才になって少し暇を持て余していたところ、何と自分の遺伝子を引き継ぐ新しい命の知らせがやって来た。これでまた自分に大きな出番がやって来た。この先、老いていくばかりなのか?と思っていた自分に光輝く新たな生命が近づいて来てくれた。新たな生きがいや喜びが芽生えた。まるでフレッシュな新しい恋人に出会うような希望がある。
人生とはこうやして驚きや新たな出会いと共に進んでいくのもなのなのだろう。予測不能の人生航路。自分の子どもが生まれた時、そして育てていった時…それは自分の子ども時代のやり直しのような、復習のような感じだった。親からしてもらえなかったことを自分の子どもにさせるとか、良かったことはそれを自分の子にもそのまましたりとか…。そうやって自分の子ども時代を修復するような作業だったような気もする。そして大切な小さな一つの命を預かり育てるという、絶対的な責任感と愛情の修行期でもあった。
では、孫とは自分にとってどんな存在なのだろう…? 自分自身の老いや衰えもも感じ、人生の仕事の重要な役割・仕事・遊びを8割がた終えた…、周囲の人々の多くの死を見てきて…人はいつか必ず人生の終わりがあると確信出来るようになった今…、孫は自分の遺伝子を次の時代へと引き継いでくれる生命体・遺伝子という存在だ。そして、自分の子育ての復習のようでもある。ただ時代が進んでいるので情報のアップデートも必要だ。
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