強さと弱さ
どんなに強そうな人間にも弱いところがあり、またどんな弱く見える人間にも強いところがあるものだ。一見屈強で強そうな男が案外弱気な一面があり、また優しくか弱く見える男でも女でも、一徹で頑固でテコでも自分の考えを曲げずに動かないという一面を持ち合わせている。ようはどの場面や相手によりその強さと弱さを見せるかが、人ぞれぞれ違うだけなのだ。
弱い人が集まった集団では、その集団の圧力により、ひとりの強い人間を押し出してしまうのだ。そういう力学が自然界、動物界、人間界に存在する。
家庭内でも、友人関係でも、サークルや組織でもその人間関係の強弱、上下関係、それらの駆け引きでそれぞれのグループは成り立っている。人間関係もサバンナでの生存競争関係でも同じ事が起こるのだ。だからイジメやDVや戦争が発生する。平和に生きたいと多くの人が望む一方、そうでない人も現れるのだ。人間界、自然界のサガなのだろうか? 仲良くしよう、平和でありたいーその為にどこまで自分を主張し、自分を抑えるかーそのかけひき、兼ね合いでようやく均衡を保つ事が出来るのだ。
ずっと我慢していた人が、突然、何らかの形でその欲求不満がマグマのように噴火する事がある。それは自身の体や心から発する病気であったり、問題となる行動だったりするのだ。
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