第9話カナダ旅行記⑨モントリオールオリンピック

モントリオールのホテルで一晩が明け、いよいよオリンピック種目の応援にも行かせてももらいました。

バレーボールは日本対ロシア(当時はソビエト連邦)当時からソビエトの人気は無くて、カナダの人たちも日本のことを応援してくださいました。📣残念ながら我が家はスポーツのことが全くわかってない家庭だったので、その後日本はどうなったのか聴いてもいないし、どうなったのか⁉️(調べればわかるだろうけれど)


バレーボールを見た後は体操競技。これはまだ開会式を終えた後なので始まったばかり。予選くらいのを見せてもらいました。


テレビで見てきた選手は、たいてい準決勝あたりまで進んだのしか見てないので、素晴らしい演技の人ばかり。

予選で見る各国の体操選手の中には吊り革につかまるだけで落ちてしまったり、鉄棒も回転も一回まわったくらいで落ちてしまったりと、まるで素人の演技を見てるようで、笑ってはいけないんだが、笑えるような選手ばかりだったことを思い出します。

テレビがいかに、良いとこだけ映しているんだなぁってのをオリンピック放送で実感しました。


この会場を後にした時、気がついたのは、シアトル空港で一緒にいた福子さんの姿が居ないことでした。添乗員のお兄さんに「福子さんが居ないんだけどいいですか探さなくていい?」と尋ねたら「彼女は旅行慣れしてるから大丈夫、きっとスケジュール見て来るよ」とお昼食べるレストランで、食事していたら彼女が現れました。


「酷いよ〜みんな私のこと置いていってしまうんだもん。でもね、そのおかげで、エリザベス女王を目の前で見ることが出来たよ」ってケロッと言ってるのを見て、添乗員さんが「ほらね言ってる通りだろう」と彼女の度胸には驚かされました。


後々彼女とはとても親しくなり、聴いたら、なんと彼女のお父さんもツアー参加の1週間前に亡くなったばかりだったという事。

彼女のお父さんも、きっと私のおばあちゃんと同じように彼女について来てくれて守ってくださったんだろうと思いました。


余談ですが、オリンピックスタジアムの所で、カナダ人のご夫婦が近寄ってきて、私に「サインしてほしい」と言ってメモ用紙を出され、え?スターでも無いのに?勘違いされてると思いながら、メモ用紙に漢字で名前を書いてあげたらとても喜んでくださって、そしてご夫婦とスリーショット写真まで撮ってきました。

思わぬ所でスター気分が味わえました。


電車の中でも、若い男の人から英語で「日本から来たの?」と言って席を譲ってもらったり。レディファーストの国っていいなぁって思いました。


すみません、この回、不思議話しでもなんでも無く自慢話しばかり😅まだ日本人が珍しい頃だったんですね。当時の私のヘアスタイル、腰あたりまである黒髪のストレートだったので、目立ったんでしょう。

多部未華子ちゃんのストレートのロン毛時代を想像してください。ややあんな感じ。😆


さて、オリンピックも見たことだし。この旅行もここで終わりと思っていたら、更にまたリッチな旅行が待ってました。

さぁ何でしょう?続きをお楽しみに。


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