(二)-6
「いや、行ってないけど……そんなに酷くないからさ、大丈夫だよ」
「ウソ……。大丈夫じゃないよ、こんなの」
「擦り傷や打ち身だけだから。大けがってわけじゃないし。ほら、役者だから多かれ少なかれ、怪我はつきものだし」
「何言ってるのよ。心配させないでよ」
「うん、気をつけるよ。とりあえず、ご飯食べよ」
明は有紗をそうなだめてテーブルの前に座らせた。そしてキッチンに用意していたうどんとサラダのボウルを掴んでテーブルの上に置いた。
(続く)
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