第28話 魔王か、子神か

「村長、ひとつ質問なんですけど。」


「なんぞい。」


「魔王って…人類を殲滅しようとしたんですよね?」


「うむ…そうだと言われておるの。」


「じゃあ、俺は、そのヤバい奴の”使徒”なんですか…?」


「やもしれんのう…」


「マジかよ…」


 魔素の風で吹き飛ばされた衝撃で乱れた髭を、手櫛で直しながら答える、その口調は落ち着いているが、真っ白な眉は力なく下がり、落ち込んだ口角はどうしようかと言いたげだった。

 部屋の中にいる面々も、似たような表情をしており、自分の不確かな出自が、良いものではないことが、嫌でも分かった。


「それでも、自分が使徒であることは、間違いないんですね。

 ちなみに、魔王の使徒って初めて聞いたんですけど、なんなのか聞いてもいいですか?」


 聞いてみても良い答えは返ってこないのは、目に見えているので、問いかけるのは気が進まない。しかし、自らのことが皆に迷惑をかける可能性があるならば、ごまかすわけにもいかず、覚悟を決めて聞くことにした。


 乱れた髪とヒゲを、整え直した村長が、風で飛ばされ横たわった椅子を起こして、座り直す。


「先ほどの繰り返しにはなるがの、”使徒”とは、実体を持たぬ子神が、魔王に対抗するために遣わせた者達のことじゃ。子神の祝福と、知識を与えられた彼らは、侵攻に苦しんでおった各地にちらばり、手を貸したと言われておる。

 戦傷者の復帰と、予後の改善を行った者。

 恵みの根と言われる食物を、伝え広めた者。

 牛馬車と帆船の改良を行い、輸送技術の改良を行った者。

 火薬を生み出した者

 その力と知識は、大いに人類の助けとなり、世界は束の間の平穏が訪れるほどじゃった。しだいに、反攻のしるしとなっていった彼らを、各国が支援をすることで、押されていた人類は、徐々に反攻に転じることが出来たと言われておる。」


「それじゃあ子神の使徒の人達、魔王との戦いで、めちゃくちゃ貢献したんですね。」


 過去、使徒と呼ばれた者たちの奮闘を聞いて、自らもその使徒であると言われれば、少しは誇らしい気持ちにもなったが、肝心のもう片方の使徒の話を村長は始めた。


「じゃがの、その穏やかさも長くは続かなかった。

 使徒の一人が、一騎打ちの末、討ち取られてしまったのじゃ。」


「一騎打ちって…誰かにやられた?」


 問いかけに、村長は深く静かにうなづいた。


「それを各国が知った時には、すでに、使徒の加護にあった国は陥落する間際での、救援むなしくその国は滅んでしまったのじゃ。

 国より逃げ出た者の証言より、その使徒を討ち取った者は、子神の使徒と同じような祝福ギフトをもっていたそうじゃ。しかし、これまでとは異なる赤黒色の祝福ギフトじゃったそうな。

 その国の生き残りの証言より、その者の名乗りを踏まえ、新たなる脅威は”魔王の使徒”と呼ばれるようになったのじゃ。」


「それが、魔王の使徒…

 じゃあ、もし、本当にそうだったなら…

 俺は人類の敵ってことじゃんか…」


「そうなるのう…」


 突然、降って湧いた自分の正体が、よもや人類に仇なす存在だったとは。

 いつか、どこかで分かればいいと思ってはいたが、そんな厄介な存在だったとは、思いもよらなかった。いつの間にか、のどはカラカラに乾燥し、こめかみを伝って冷たい汗が首元へと流れ落ちた。


「顔をあげなさい、カナタ。」


「はっ…はい!」


 皆の顔を見れなくなり、俯こうとしていると、後ろからはっきりとした声をかけられ、反射的に背筋が伸びる。

 おずおずと、声の主の方を振り向くと、たちあがったマレッタがこちらへと歩いて来るところだった。


「あなたには、自分が魔王の使徒だと、その認識があるのですか?」


「…いえいえいえ、そんな滅相もないです。

 自分がどんな存在なのか全然分かりませんし、それを証明するものなんて何一つありませんけれど…」


「この村に、この世界に、害を与えるような、そんなことをあなたはしたいのですか?」


 こちらをまっすぐと見据えるマレッタの目とはっきりとした問いかけは、いつものように鋭いものだったが、不思議と目を背ける気にはならなかった。


「いいえ、それは絶対に。

 野垂れ死ぬところだった自分の命を助けて、迎え入れてくれた村の皆に、危害を与える気なんてないですし、そんなこと、したくもないです。」


 自分がいったいどんな存在なのかは分からないけれども、自分でも驚くほど自然に湧き上がってきた答えに、後ろめたさは一切なかった。

 それに、自分自身が、そうでありたいと信じたかった。


 その答えを聞いたマレッタは、ほほ笑むでもなかったが、その額からは険がとかれたような雰囲気が感じられた。


「分かりました。私もその言葉を信じます。

 あなたは、その言葉をしっかりと抱えていなさい。他の誰が、なんと言おうとですよ。」


「…信じてくれるんですか?」


 恐る恐るの問いかけに、威圧をするでもなく、マレッタは静かに深く頷いた。


「私は、あなたがこの村に来てからの3年を、ずっと見てきました。

 村への貢献を、人とのかかわりを、そして、困難にもがく姿を。」


 目の前まで、歩いて来たマレッタは、緊張で硬直するこちらの手を、両の手で包んだ。けして笑みがあったわけではなかったが、こちらをジッと見つめる表情には、混じりけのない真摯さを感じた。


「あなたの言葉は、これまでのあなたの行いによって作られています。

 誇りなさい、その信頼は、あなた自身が勝ち得たものなのですから。

 だからこそ、あなた自身がそうだと決めたのならば、これからも精進しなさい。降りかかる苦難と戦いなさい。その姿を見ている者が、私以外にも必ずいるはずですから。」


「マレッタさん… ぐすっ…うっ、あっ、ありがとうございます。」


 ただ、がむしゃらな3年だった。

 言葉が分からず、困惑されることもあった。

 見知らぬ者だと、警戒されることもあった。

 足手まといだと、迷惑をかけることもあった。


 この世界で生きていくしかないと、そう、理解はしていた。

 そうだと分かってはいても、心が折れそうになることばかりだった。


 皆が談笑している時、自分だけがその場に馴染めていないのではないかと、よぎることがあった。

 ひどく叱られた仕事場に、翌日も向かうとき、玄関を跨ぐのが憂鬱だった。

 年下の子供よりも、満足に働けていない自分が不甲斐なかった。

 

 それでも、腐らず、折れずにいられた。


 それは、輪から離れた自分に気付くと、肩を抱いて中心に招き、言葉が分からない自分へ、歌を歌ってみせた村のおじさんたちがいた。

 それは、ケガをしない様にと、しっかりと装備の点検をしてくれた、昨日叱ったはずの作業長がいた。

 落ち込む自分を見かねて、手取り足取り教えてくれる友人たちがいた。


 そして、仕事が終われば、暖かな食事と、寝床と、仕事終わりの行水で濡れた髪を、手ぬぐいで拭いてくれる姉のような存在が居た。

 そんな家に、いろんな食べ物や酒を持って遊びに来ては、宴会を開く、叔父家族たちが居た。


 なんの見返りもなかっただろうに。

 気付けば、自分は多くの恩を受けていた。


 そんな村の人々が与えてくれたその恩義を前に、向き合わないことを恥だと感じる程度には、自分はそういう奴だったらしい。


 恥を捨てて、皆の輪に入れてもらうように努力するのは、意外と心地よかった。

 学んだ言葉がちゃんと伝わった時には、えも言えない喜びが、胸から湧き上がったことを覚えている。


 別に、誰かに強いられて、過ごしてきたとは思ってはいないけど、自分のことを懐疑的に感じていたはずのマレッタに褒められた時、この村に来てから初めて、自分の頑張りを、誇らしく感じることができた。

 あふれ出そうになる涙は、自分の今までの苦悩と汗に報いているような気がして、湧き上がる嗚咽を留めずに漏らすことにした。


「…えぐっ、頑張りました…」


「ええ、頑張ったわ、頑張ったわねカナタ…。」


 気づけば、傍らにいたヴィリティスに抱擁され、棒立ちのまましばらく涙を流していた。


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「ポエラ。」


「はい、祖母様。」


 子供のように涙を流すカナタを、ヴィリティスに任せたマレッタは、直立した自分の孫娘の覚悟を問うように、その碧色の眼をジッと見つめた。


「カナタは覚悟を私たちに見せてくれました。あなたも最後までしかと向き合いなさい。」


「元より、そのつもりです。果たします、ヴェントの名に、誓って。」


「頼みましたよ。それでは、アナタ。」


 夏でもひんやりとした洞窟内の部屋の温度が、村長には急に低下したように感じられた。

 長年連れ添っていると、乏しい表情の妻の感情が、手に取るように分かるようにくる。そのため、先ほどまで晴れ晴れとしていたはずのその表情が、強い怒りに変わっていることに、村長はすぐに気づいた。


「幼子を、むやみやたらに不安がらせるような物言いは、如何なものでしょうか?」


「それは…申し訳ないと思っとる。じゃが、彼奴が泣いたのは、ぶっちゃけばあさまのせいでは…」


「口答えのまえに、ちゃんと説明をするべきではありませんか…?」


「…はい、それはその通りだと思いますじゃ。すみませんでした。」


 気づけばしおしおと、しぼんでいくような村長がを見ながら、ポテスタス小司祭は、この家系は母方の力が強いと、しみじみ思った。


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「すまんかったの、カナタ。わしとしても不安がらせるつもりは無かったんじゃ。それにの、わしはお前さんが魔王の使徒ではないと思っておる。」


 果て無く込み上がってきていた涙と嗚咽が収まってきて、腫れぼったくなった目を擦っていると、申し訳なさそうに村長から声をかけられた。


「村長としては、魔王の使徒じゃないと、そう思うんですね。」


「然りじゃ。

 魔王は元々、人類を殲滅するために、獣や魔物を操り侵攻を行っておった。時に、魔王の意志を強く受けたものは、強い殺意をもって襲い掛かってきたそうじゃ。」


「魔物や動物を手先として操った…それって、もしかして!!」 


 今日、森の中で走り回ったあの光景を思い浮かべ、閃いたように手を打つと村長の方を向く。


「村長。」


「うむ。」


「あんな、べらぼうなイタチなんて、本来、存在しないんですね?」


「そうじゃ。

 あんなんが森を跋扈しとったら、先祖には申し訳ないが、この村には住んでおれんよ。」


 今日、自分たちを襲ってきたあのイタチ。

 あれが、いわゆる魔王の手足である”尖兵”だったというのだ。


「元来、魔王が国を打ち滅ぼす時には、ただ力押しの侵攻だけでなく、その国を支える人材への集中的な襲撃が見られておった。」


「え、魔王にはそれが分かったんですか?」


「本当にそうだったかは、今となっては分からん。しかし、人の世を理解したような働きには、何かしらの意志を感じたと言われておる。」


 魔王自身はその姿を人類へと現すことは無かったそうだが、決定的な打撃を与えるために、時には暗殺のようなことを行っていたらしい。


「マグニフ達の話を聞く限りでは、おそらく森で遭遇したイタチは、十中八九、魔王の尖兵だったのじゃろう。獣の器を凌駕し、自らを自壊させるほどの力を持った生き物など、何者かの意図がなければ、存在はせぬじゃろう。」


「最初は手負いのジィチを狙ってるのかって思って、逃げてる時は必死で気づかなかったですけど、あのイタチ、ずっと俺のことを見てた気がしました。」


「推測でしかないがの、イタチを尖兵の器として選びはしたが、想定以上に身体の自壊が早く、優先的な目標を定めて襲い掛かったのじゃろうな。使徒であるお前さんにの。」


 森から一匹で現れたときも、走り回る茂みをかき分けこちらを追いかけるときにも、追い詰めて風魔術でまとめて吹き飛ばそうとしたときも、必ずそのイタチは、まっすぐにこちらを見据えていたように思う。

 獣らしからぬ意志を感じたのは、イタチが何者かに操られていたせいだったようだ。

 村長の話を聞いていると、ふと疑問が思い浮かんできた。


「魔王の意志…そういえば、監察官の人たちが、犯人を捜しに来たって言ってましたけど…もしかして、魔王の尖兵が関係していたりするんですか?」


 そう思えば、あの仰々しい装備に身を包んだ監査官達が、急にこの村へとやってきたことに、合点がいく。


「うーむ。おそらくじゃが、違うじゃろうな。

 魔王の尖兵と言われても、そのほとんどは、政敵を葬る暗殺者の隠れ蓑になっとる可能性のほうが高いの。監察官たちもそれを分かって、その下手人の手がかりを探しに来たのじゃろうな。」


「じゃあ、魔王の尖兵って、ほとんど偽物ってことですか?」


「そうじゃな、ここ250年その影も形も存在はしておらんかった。

 そう、おらんかったはずだったんじゃが…イタチの話を聞く限りはのう。」


「まあ、今思えば完全に、自分を狙ってましたしね…」


 獣が執念深く獲物を追いかけたと言われれば、そうかもしれなかったが、あのイタチからは何かしらの意志を感じずにはいられなかった。


「ちなみに、これから俺はどうしればいいんですか?

 魔王の使徒じゃないかもしれないとして、まだ断言はできないんですよね?これから確かめたりするんですか?」


「それなんじゃがの、ポテスタス殿に任せようかと思っておる。」


「え、先生にですか?」


 今後の方針について、村長に聞いてみると、壁の近くで立っていたポテスタスが、ほほ笑むと会釈をした。


「ええ、私に任せてください。」


「先生、なにか妙案があられるのですか?」


「いえなに、ちょっと私と一緒に、ジェネリシオにいきましょうか。」


「ジェネリシオ…子神教の聖地へですか?」


 ジェネリシオ教主国

 自分が授業で受けた記憶が正しければ、ビルミナリア王国の北に位置する子神教の聖地とされる国であった。



「村長のおっしゃるように、カナタ、あなたは使徒である可能性が高いのでしょう。ですが、確かめようにも、この村では流石に限界がありますので、一度、教主国にて確かめてみるのはどうでしょうか?」


「ちょっと待っていただけますか、ポテスタス先生。」


 にこやかなポテスタスに対し、慌てたようにカリアトが手を挙げて割り込む。


「カナタを教主国へと連れて行くとして、もし、そこで魔王の使徒であると分かってしまったら…カナタは、教主国で粛清されてしまうのではないですか?」


「え゛っ?」


 寝耳に水だった。どうやら、悪い使徒であった場合は、処分されてしまうらしい。睨みつけるようなカリアトの視線を受け止めると、ポテスタスははっきりと答えた。


「私は、教主国より派遣されました修道士ではありますが、既に、この村に根を下ろした村の一員でもあります。子神に遣える身としては、あってはならぬ姿でしょうが…その際には、必ず、この村へと連れ帰ると約束します。子神に誓いましょう。」


「それでも、万全ではないのでしょう?…俺自身、何かとつらく当たったこともありますが、これだけ長く過ごしてきたんだ、もう、家族のようなものです。なのに、どことも知らない土地で、1人死んでしまったと、後で聞かされるようなら、やりきれない。」


「大丈夫だよ、叔父さん。」


「ポエラ?」


 ポテスタスの答えに、苦悶の表情を浮かべるカリアトの言葉を遮ると、ポエラは椅子に座るこちらの肩に手を置いた。その肩に置かれた手には、力がこもっているように感じられた。


「お祖母様と、先祖に私は誓ったんだ。

 私がカナタをこの村に必ず連れ帰るさ。

 だがもし、カナタが、この世界に仇なす存在だったとしたら…その時は、私がケジメを付ける。」


 深く静かな声だった。

 彼女の精悍な顔つきは、悲壮な覚悟で固まっており、自らの使命をゆっくりと心の中でかみ砕いているようだった。


 …ケジメ。

 それってやっぱり、始末されるってことか…?


「ポエラ…!あなたがそこまでの業を追う必要はないわよ。それに、仮に魔王の使徒だとして…この子はまだ何もしていないじゃないの。」


「ヴィリティス!!大人の貴方が、姪の覚悟に水を差す様な真似はおよしなさい!!」


「なんだとこのババァ!!姪に、自分の弟を殺させようとする家がどこにあんだよ!!」


 稲妻のようなマレッタの叱責が、洞窟内に響く。

 だが、それに負けず劣らずの怒号が、すぐさまヴィリティスから返され、洞窟の中は二人の嵐の衝突によって、殺伐とした空気が流れる。

 二人の剣幕に、皆がしり込みをしていると、村長が目の前まで来ると、こちらの手を握った。


「わしは村の長として、村人たちを危険にさらすわけにはいかん。じゃがの、お前さんもこの村の一員なんじゃ。その者が、危機にさらされておるなら、村長として尽力するのが道理じゃ。」


 こちらに語り掛ける村長の言葉からは、穏やかな優しさが含まれていた。握られた皺枯れたカサカサの手からは、暖かな熱を感じた。


「ポテスタスと、監査に来ておるヤーブという男とは、若い時からの知り合いでの。ポテスタスは、今でこそ、このような村で小司祭をやっておるが、元々、教主国で光の子神一派の教主を務めた身じゃ。お前さんが、手荒な扱いを受けることは無いじゃろう。

 それにの、魔王の使徒だとして、命を持って解決するほかに、何か知恵が教主国にはあるかもしれん。」


「いざとなったら私が最後までいる。教主国へと行こうカナタ。」


 これほどまでに、自分のことを慮ってくれる人達が居るのならば、これから起きることへの恐怖はあったが、覚悟を決めて、ポエラから差し出された手をとろうとする。


 コン、コン、コン。


 掲げられた手が、ポエラの手と接する直前。

 誰も居ないはずの洞窟の部屋の入口の外、扉を叩く乾いた音が反響した。


「誰じゃ。」


「夜分遅くにすみませんね、ハイ。

 村長、貴方には報告の義務があるはずですよ。

 勝手に進められては、困りますよ。」


 ゆっくりと開いた扉から入ってきたのは、帯剣した監査官のトリワーズと、薄いほほえみを浮かべた監査官代理の男、ヤーブだった。

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