21 能力発現の儀
──30分前
ホームルームの時間を知らせるチャイムが鳴る。俺とリサはあれから言葉を交わすことなく教室に入った。教室に入ってすぐに俺の前にレビンが来て、必死に謝っていたがチラチラとリサの方に視線を移しているのはバレバレだった。リサはそれに気づいていたのかは分からないが特に先程までの出来事を気にしているような素振りは見せずに席へ着いた。
俺はレビンを落ち着かせて無理やり席に着かせ、俺も席に着く。前に座るマックが何かあったのかと尋ねてきたが、俺は大したことないとだけ言ってホームルームの開始を待つ。
「おっはよう、ございま──アギャッ!?」
すってんころりん。これはレビンのイタズラでもなんでもない。本当になんでもないところで、教室に勢いよく入ってきたライ先生は蹴躓いた。無慈悲な打撲音を我々は皆聞いただろう。悲しいがこれは誰もフォローできない。だって勝手に一人で転んでんだもん。
「いったー……何にぶつかったのかしら……って何もないかー」
恥ずかしそうに笑いながらライ先生は教壇に立つ。教壇に立つと先生の雰囲気がガラリと変わった。引き締まった顔は生徒を思う教師としての威厳に包まれていて、周りの空気も一気に締まり上がるのを感じた。
「さて、今日から授業が始まるわけですが、今日は貴方たちにとってとても大切な一日となることでしょう。知ってのとおり、魔法学校に入学した生徒たちには能力発現の儀を受ける権利が与えられます。期待と不安で胸がいっぱいになっていると思いますが、これは貴方たちが成長した証となるものです。そしてそれをどう扱うかは貴方たち次第、もちろん私たち教師はその力をうまく扱っていけるようにサポートします」
ごくりと固唾を飲む音が周りから聞こえた。みんな真剣な顔で「能力」というものは本当に彼らにとっての命そのものなのだと訴えかけてきているようだった。
「能力発現の儀はこれから名前を呼ばれた子から受けることとなります。呼ばれるまでは教室で自由時間とします。でも自由時間だからといってあまりはしゃぎすぎないようにしてくださいね?」
子供をあやすようにライ先生はめっ、と指を差した。
「あ、それと、既存能力者の子たちは事前の書類提出でみんな能力発現の儀は免除という形を取らせてもらうことになってるので、名前を呼ばれることはありません。能力発現の儀についての説明は以上となります。二限目に予定されている魔法適正についてはその時に説明します」
「……魔法適正?」
周りに聞こえないような小さな声で俺は呟いた。するとその声を聞き取ったのか前方のマックが後ろを振り返り、小声で話し出した。
「……魔法適正というのは、魔法を使える人間であるかどうかを判別すると共に、その人間の魔法の適正がどのようなものであるかを判明させる儀式だ。適正には
「こら! そこ、お喋りはこの後たっぷり出来るんだから話を聞きなさい!」
「……すみません」
先生の話の時に勝手な会話をすると怒られる。しばらく学校に通ってなかったためにそれはとても懐かしい感覚だった。
「なぁなぁ! お前ら、怒られてたよな!」
自由時間となり、真っ先に話しかけてきたのはイタズラ好きのレビンだった。
「ああ、先生に怒られるなんて久しぶりだったからな。なんか新鮮な気持ちだよ」
「へえー、怒られて喜ぶなんてなんか気持ち悪いな」
「喜んではいねえよ」
そんな笑顔で気持ち悪いなんて言われたくないし、逆に笑顔で言ってくるほうが正直気持ち悪い。
「マック。そう落ち込むな。俺があとから訊けばよかったことをこぼしちまっただけだ。お前は悪くないよ」
笑顔のレビンと裏腹に、マックはいつも以上の渋い顔を注意されてからずっとしている。
「いや……しかし……」
「いいんだよ。先生に叱られるくらい学生なら当たり前だろ? まあ、俺もすっかりそんなこと忘れてたけどさ」
マックは一見固そうに見えても、それは責任感の強さからくる固さなのだろう。そういった人間ほど自身の落ち度が許せない。そしてそういった人間ほど強そうに見えて、実は弱いものだ。
「まあ、気楽に行こうやピーター。お前さん、既存能力者だろ? いいじゃねえか。このクラスの既存能力者五人の一人ってわけだ」
「五人? 五人もこのクラスに既存能力者がいるのか?」
既存能力者とは司が言うにレアな存在だと聞いた。能力を持たず、これから成長していこうという生徒たちからすれば既存能力者は羨望の眼差しと、恐らく、妬みの視線を刺される存在に違いない。そんなやつらがこのクラスの八分の一を占めるというのか。
「そうさ。まずはこの俺だ」
「は? お前が?」
「なんでそんなあり得ないみたいなトーンで聞いてくんだよ。自己紹介でも言ってたろ? 俺は名門クレイストン家の嫡男!! ってよ」
誇らしげに胸を張ってレビンは鼻を鳴らした。俺がこいつが既存能力者だと信じられない理由は二つある。
一つ目は名門名門と謳い文句のように自分の出身を誇るくせに名門の生まれらしい振る舞いを見せないこと。
二つ目は単純な理由だ。──馬鹿だろ。こいつ。
「お前のことはまあいい。あとはマックとマナだろ。そしたら残りの二人は誰なんだよ?」
「一人はあいつだよ」
そう言ってレビンは教室奥の男子グループへ目配りする。お調子者の集まりといった感じで教室内で一番騒いでいるグループだ。
「もしかして……」
「ああ、フレッジ・ローハイド。こいつは能力発現の儀を受けずに能力に覚醒したらしい。といっても自分でさえどんな能力か理解できていないみたいだけどな」
ゲラゲラと男子と話をしては笑っているあのウニ頭のフレッジが既存能力者だというのか。意外性という話では目の前のこの馬鹿以上のものがある。しかし自身の能力がどんなものか理解できないというのは、よほど未知の能力なのか、それともあいつも馬鹿なだけなのだろうか。
「んで、もう一人は?」
馬鹿が二人いるからもう一人も馬鹿だろうか。五人のうち半数が馬鹿になってしまったらなんとも残念な気持ちになるだろう。
「あー……もう一人はだな……」
珍しく気まずそうな顔でレビンはチラと視線だけを送る。横のマックは先程までの渋い顔に加えて苦難の皺まで刻み込んでいる。一体……誰だ?
「あ──」
誰だなどと訊く必要もない。彼女はあまりにも目立っていた。
自由時間。各々がグループを組み、これからの学校生活に思いを馳せる中で一人ぽつりと席に着き、うつろな目でどこかを見る彼女がそうなのか。
「……やめといたほうがいいと思うぜ? あれは……」
「『あれ』なんて言うな。彼女はものじゃない」
俺はレビンの忠告など聞く耳を持っていない。だってそうだろ。今の彼女の姿を見て放っておけるはずがない。だって──あまりにもその姿がこの体の経験と似通っているのだから。
「よ、昨日は世話になったな」
「あ……スパーダ君……おはよう……」
「ああ、おはよう」
マキナは相変わらず俺のことを怖がっているようでゆっくりと話す。
「暇なら俺と話でもしないか? あ、嫌なら……いいんだけど」
俺もゆっくりとした口調で尋ねる。彼女は少し迷ったような素振りをしたが縦に首を振った。
「よいしょ、と……」
マキナの前の席が誰かは知らないが、俺はその椅子に座った。別に問題はないはずだ。だってこんなにも周りの席が空いているのだからどの椅子だって変わりはない。
「…………」
「…………」
座っても互いに話し出すことはない。俺もマキナも互いのことを知らない。だが一方的に彼女に近づいた俺が何かを話さなければ。
「……花、好きなのか?」
「……え?」
「だってその鞄につけてる花のバッジ、アルメリアの花だろ? この前も雨なんて気にせずに薔薇の庭園を眺めてたしな」
俺は目についたマキナの鞄を見て話題を作った。マキナが花好きであることは間違いない。鞄のアルメリア、向日葵を柄取ったヘアピンに首にかけている赤い宝石で作られた薔薇のネックレス。彼女の周りには花が溢れている。皮肉にもその花に虫は寄らないようではあるが。
「分かるの……?」
マキナは弱々しい声で訊いてくる。よほど自身を理解してくれる人がいなかったのか、マキナは常に暗い表情を見せる。
「分かるさ。だって俺も花、大好きだからさ。実家は花屋だったんだぜ?」
花屋といっても正式には花を売りにした小さな雑貨屋なのだが。
「花屋……いいなぁ。どんなお花があるんだろう……」
「いっぱいあるぜ。薔薇、スイートピー、カーネーションとか。それにうちの目玉はシトラスだな。こいつに関しちゃ俺ん家で香水を作るくらいだったし」
「すごい! スイートピーとかシトラスはこの国じゃ咲かない珍しい花だよ!? ……あ」
急に熱を持って話し始めたマキナは途中で我に返ると萎んだ風船のように縮こまった。よっぽど花が好きなんだな。
「いいんだよ。好きなものを熱く語れるのってとてもいいことだ。周りに俺たちの話を聞いてるやつなんていないから、時間が来るまで話そうぜ」
俺はちらちらとこちらに目配りしてくるやつらを軽く睨みつける。知ってるんだよ。俺は、その目を、この空気を。
◆◆◆
俺たちはしばらくお互いの好きなものについて語り合った。マキナは本当に花が大好きなようで、俺もあまり目にしたことのない花々の話や、全く聞いたことのない断層由来の花についても語ってくれた。この瞬間だけは彼女は生きているように感じた。
マキナは過去に深いトラウマを持っているのだろう。それは俺に関することなのか、はたまた他の何かか。どちらにせよ今の彼女は他人と関わることを怖がっているように見える。
だけど多分、今の彼女が本当の姿なのだと思う。こうやって明るく、元気に、光を振りまく薔薇のように。彼女はそうあるべきなんだと、俺は思う。
「……ありがとう。私、こうやって誰かとたくさんお話しするの久しぶり……」
マキナは柔らかい微笑みを浮かべる。胸が心なしか熱くなる。それと同時に湧き立つ感情。なぜ彼女があんな目をして感情のない表情を浮かべなければならない。
「スパーダ君。順番が来たから付いてきてくれるかしら?」
拳を握り締めると同時にライ先生の呼び出しを受けた。俺は席を立つ。
「時間みたいだ。また話そうぜ。マキナ」
「……うん。今度はお店の話聞かせて?」
「ああ」
廊下へと向かう。周りの目線は俺に注がれる。このまま俺が彼女の代わりにその目を引き受けられればいいのに。
「よっし! 行こっか!」
「……先生、マキナはいつもあんな感じなんですか? 俺には楽しくお喋りするマキナが素の姿に見えるんですが」
歩き出したライ先生は足を止めることはない。だが顔つきは重々しく、後悔の念を含んでいるように見えた。
「……そうね。いつもあんな感じよ。いつもどこを見ているのかわからない。絶対に人と目がつながらないように無意識のうちに焦点を外してるんでしょうね。もうあの子は心から人を信頼できない。……姉である私が助けなきゃいけなかったのに……」
「……」
静かな長い廊下を俺たちは歩く。俺にとっての七年間とこの世界を生きる人々の七年間。どれほどの差があるのだろう。この暗い世界は一向に晴れることはない。暗く閉ざされた彼女の姿が当たり前なのだとしたら、これは最悪な物語だ。腐ってやがる。
俺が手に入れた七年間。体に刻まれたこの世界の証によって辛い時もあったが、そんなものはあの地獄を乗り越えた人々と比べることも馬鹿馬鹿しいほどに甘いものだ。
父がいて、母がいる。綺麗な景色を眺めることができる。日々に満足できる。それがどれほど幸せなことであるかを俺は噛み締めなければならなかった。そしてこれからは俺がこの世界に残したこの地獄を受け止めなければならない。それがリンドバーグの名を持つ者としての責任。人々を救いたい。少なくとも、あんな顔を俺はもう見たくない。
「でも君ならきっとあの子の闇を払うことができる。あの子は君にだけは心の扉を開けているように見えるから。だからお願い。あの子をちゃんと見てあげて」
先生は立ち止まって頭を下げた。やけに今日は頭を下げる人を見る。俺はそんな大したことを請け負う人間でも大したことをした人間でもないのに。
「はい。分かりましたから頭あげてください。それとお願いされるようなことでもないですよ。なんせ放っておけないんで」
「……ありがとう。期待してるわ。何かあればなんでも相談に乗るからね」
優しい顔でライ先生はそう言った。そしてすぐに顔を引き締めて本題を俺に伝える。
「さて、今からあなたには『能力発現の儀』を受けてもらいます。儀式会場に入ったら中にいる代行者──副校長の指示に従って儀式を執り行うわ。何されるか分からなくて心配かもしれないけど、みんなが受けるものだから安心して受けてね」
「え? 副校長が直々に儀式に参加するんですか?」
「ええ。というかエーデルヴァルトの能力発現の儀は副校長がいないと行えないの。あ、違うか。儀式自体は他の人が主体になってやってもいいのだけど、彼が行っていることでエーデルヴァルトの能力発現の儀は非常に高い評価を受けているわ。なんせあの人は伝説の魔法能力者ルーガの末裔で代々受け継がれてきた授神者なんだから」
ルーガ? ルーガといえばグリフィスさんが言っていた大戦時代の人物でルーガ第五魔法能力者の由来となった原初の魔法能力者だ。しかし授神者という言葉は聞いたことがない。
「じゅし──」
「着いたわ。ここよ」
運悪く尋ねようとした時に会場へと辿り着いてしまった。とはいえすぐに訊かなければならないことでもないはずだ。またどこかで訊けばそれでいい。
目の前には大きな扉がある。年季の入った鉄製の扉で、重々しい雰囲気を醸し出している。ぎぎっ、と音を軋ませながら先生は扉を開いてくれたが中に入ろうとはしない。
「私はここから先は行けないわ。能力発現の儀の代行補佐は優れた魔法能力者がつくことになっているの。私じゃまだその域には達していないからね。それじゃあいい結果を楽しみにしてるわ」
先生は俺の背を押して俺を部屋の中に入れた。扉は閉じられ部屋の様子が露わになる。
赤い石膏で作られたホール状の形状。六点に置かれた赤と青の石。それぞれを結ぶように引かれた白い白墨の線。その結界の中心に位置する透明に光る水溜り。石の前には一人ずつ教師と思われる大人たちが立っていた。その中の一人には一組の副担任であるクリフト・ソルジェーソンもいた。
「スパーダ・リンドバーグ君だね?」
優しい声で確認を取ってきた人は入学式で司会を務めていた灰色の髪の男性だった。黒いマントを羽織りしたはカッターシャツにスラックス。そして腰には細身ながらも埋め込まれた赤の宝玉が主張するサーベルを差している。
「はい。貴方はもしかしてこの学校の副校長ですか?」
「お、よく分かったね。いかにも。僕はこの学校の副校長を務めているラースヒルズ・ネクトだ。よろしくね、スパーダ君」
「あ、はい」
ラースヒルズはハリウッド俳優のようなハンサムな男で、爽やかな笑顔のまま握手してきた。しっかりと手を握られ、彼が誠意を持って接してくれる人物だと感じられる。
「では真ん中の円の上に立って。大丈夫だよ。液体のように見えるけど普通に地面だからね」
恐る恐る足を出したが普通の地面らしい。透明に光る液体のように見えるが、踏んでみると確かに普通の石の床だ。
「では始めようか。魔力炉の解放はできるかい?」
「魔力炉?」
そういえばオリバーさんが強盗と戦っている時にそんなことを言っていた気がする。だがあの時は戦闘に夢中になってあまり詳しい話は覚えていない。
「ああ、ごめん。分かりやすく言うと杖を剣化させる時の感じだ。それをしばらく出してもらうだけでいい」
「あ──はい」
彼は剣使いのことを軽蔑しないのか。それに確信を持って俺の剣使いの力を理解している。校長からでも聞いたのだろうか。
「じゃあ、やります」
俺は目を閉じ、意識を集中させる。
──紋章に全意識を集中。そこから枝分かれさせるようなイメージで少しずつ意識を分散。神経と連動させ、体を浸透する魔力の流れを感じ取る。
「……なるほど」
顎に手をあてがいながらラースヒルズは低く呟く。彼の視線が俺の右腕に集中していることに気がついた。しかしながらその視線は称賛の視線ではなく、まるで綻びを見つけたかのような落胆の視線のように感じた。
「……よし。みんな、位置についてくれ」
副校長の合図で石の前に立つ教師たちが杖を取り出す。それと同時に部屋の空気が沸騰する。肌に感じる魔力の波が押し寄せてくる。
「我らが大神の加護をいま大いなる貴方の子、スパーダ・リンドバーグの元に授ける。代行は清廉なる貴方の使い、ラースヒルズ・ネクトの名の下に。大神よ、貴方に彼の血を捧げます。その血をもって不変なる貴方の加護を与えたまえ」
副校長が詠唱を始める。それに反応し、石は真紅の血潮を噴き出し、結界の中を侵食し始める。
俺が立つ透明な地面に向かって俺の体を流れる魔力は逆流し始めた。
見えない壺から魔力が体に流れ込む。体は管だ。体を流れ回るように魔力は流れるが、今はその管ごとこの地面に方向が固定されている。石を繋ぐように結ばれていた素朴な結界は石から吹き出した赤い液体によって眩暈がするほど真っ赤な色に染まっている。
「我らの血を捧げ、我々の清廉を証明する。代行補佐スピリタス・カーコス」
一人が杖を振り、指に軽く傷をつけ、血を石に垂らした。すると石は液体の噴出を止め、青の光を放ち、線を青く染め上げていく。
「代行補佐クラネア・マッドガルド」
「代行補佐ロビン・エメラルド」
「代行補佐クリフト・ソルジェーソン」
「代行補佐ネス・ダッド」
次々に教師たちが同じように詠唱し、石と線を発光させていく。俺は眩しくて思わず目を細めてしまった。
「代行を務める『授神者』ラースヒルズ・ネクト」
副校長が血を垂らす。その血が石に触れた時、白光を放ち、結界から赤い閃光が走り出した。バチバチと音を立てながら俺を囲むように閃光は連結する。
何かが体と繋がった気がする。そしてそこからまた何かが降り注いでくるような感覚もする。触れてはいない。液体なのか、固体なのか、はたまた気体かそれ以外かは分からないが何かが降りてきているのを感じる。そしてこれが触れた時に「何か」が起こるのだろう。そしてそれが頭上に留まったのを感じた。
「今ここにいる貴方の子に大いなる力を与えよ。原初の神よ」
副校長の詠唱により、留まった「それ」が頭に触れるのを感じた。そしてその瞬間に何かが弾けるのを感じ、そして──
「──ぐっ……ッ!? ああああ!!」
俺は悲鳴を上げて暗い闇へと落ちていった──
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