第4話 ふて寝

食堂の一件の翌日、私は学校を休むことにした。


基本的に寮生の欠席届は 寮監を通すことになっている。


そこで 「男子生徒に付きまとわれるかもと心配で心配で震えが止まらないので 安全が保障されるまで欠席致します」と書いた欠席届をもって寮監の元へ行った。


そして 昨日の食堂での会話を寮監に説明し、彼の態度から今後も不意に物陰から襲われたり、どこかに引っ張り込まれそうな恐怖を感じるので、女子寮の外には出たくない。 寮監が受付から離れるときには たとえそれが1・2分のことでも必ず扉の鍵をかけ、1階の窓も常にすべて施錠を徹底してほしい、寮生にも協力をお願いしたいと訴えた。


寮監は 欠席届は教頭に提出する。

私からの訴えがあったことは教頭とほかの寮生にも伝えるが、施錠については保証できないと言った。


私も 「無理を言ってすみません。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。」と頭を下げて、自分の部屋に戻り そのまま引きこもった。


あーあ もう2か月近く 昼ごはんなしで 服がぶかぶかしてきた。やせたようだ。

しくしく


布団をかぶって ふて寝することにした。

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