過去編

 ここでは、第2章で武が思い出の一部を語る形で出てきた登場人物だけを紹介します。今後、更に多くの登場人物が出てくる予定ですが、その紹介は後々ですね(^_^;


・武 見(うー じぇん)

 春秋戦国時代の中国から小国の王子を守って流れ着いた。その正体は現代編での武見桐舟。武の達人であり、後にタケミカヅチを名乗ることになる。後述する健二の親友。主である王子のことを思う熱い男。


・毛 貫明(まお ぐぁんみん)

 武の部下。日本語を話せる。武に対する忠誠心は高く、気が利く性格。


・藤田 源三(ふじた げんぞう)

 タイムスリップした衝突型加速器を含む研究所の主任。天才科学者。前向きな性格で、事故の原因を探ることで未来に帰ることが出来るのではないかと考えている。現地人との軋轢を避けるため、アマテラスからスクナビコナを名乗るように言われている。


・黒山 征一(くろやま せいいち)

 研究所の副主任。藤田の補佐をする名マネージャといったところ。太っており、歩くたびに汗を掻く。心の奥底で、天才藤田に対する嫉妬心と補佐して成功に導きたい気持ちが葛藤している。アマテラスからオモヒカネを名乗るように言われている。


・宮入 覚(みやいり さとる)

 研究所の全体責任者。慎重な性格で、あまり表には出たがらない。今回のタイムスリップでも、中心となって問題を解決しようとはしない。出過ぎずに和を重んじるタイプ。アマテラスからニニギノミコトを名乗るように言われている。


・宮入 健一(みやいり けんいち)

 覚の長男で研究所の研究員。健二の兄。穏やかな性格で、どちらかというとやんちゃな弟、健二の補佐をするような性格。アマテラスからホデリノミコト(海幸彦)を名乗るように言われている。


・宮入 健二(みやいり けんじ)

 覚の次男で研究所の研究員。武と親友になる。やんちゃで好奇心旺盛な性格。周りの人からも愛される。過去編の主人公的人物。アマテラスからホオリノミコト(山幸彦)を名乗るように言われている。


・アマテラス

 天津神。大きな泡のような四次元世界、高天原たかまがはらに住んでいて、研究所がタイムスリップしてきた地域には関わりが深いことが伺われる。高天原はこの地域と離れたり、近づいたりしている模様。スサノオの姉。たおやかで美しい女性。


・スサノオ

 アマテラスの弟で天津神。荒々しい風貌の男性。詳細は謎。


・サルタヒコ

 フタカミという国を治める国津神。国津神は、神気を使う超能力者の一族であり、天津神と人間の混血の子孫とも言われる。黄泉比良坂よもつひらさかという次元の狭間の道を行くことができる。真っ直ぐで男らしい性格。アメノウズメの夫。


・アメノウズメ

 国津神。踊りで人の心の奥深くにある思いを表に出したり、読むことができる。他にも色々なことが出来そうだが……。可憐で美しい女性。サルタヒコの妻。


・キハチ

 捨て子だった国津神。風と雷を操ることが出来る。その強大な力で鹿や猪を狩って暮らしていた。サルタヒコに保護される。人々から強大な力を恐れられ、独りで暮らしていたが、基本的には寂しがりで人懐っこい性格。後に健二の息子と親友になる。

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