第8話 元ゲーム会社の中堅社員(38歳) 試験当日 筆記試験

ハァイ、〇ョージ―。元気かい?

自分は元気だよ。中年男性から儚げな見た目のお目目くりくり美幼女になっちゃったけどね。

べつに自画自賛じゃないアルよ(似非中華)なんたって事実だからね。

しかし、元男なので女の子のしぐさとか化粧の仕方はわかりません。

前世ぐらいの化粧品があるかはわからないけどね

まぁそれはいいんだよ。重要じゃないんだ

問題はこの体の持ち主はどうなったかだ。死んだのか、はたまた身体機能が停止したから俺が出てきただけなのか、はたまた魂だけが抜けてしまったのか、それは未だわからない。まぁ、そのことはあとで詳しく調べる必要があるだろうから、今のうちに準備しておこうと思う、今後にかかわるからね。

でも今は......テストに集中する必要があるだろうな。なぜなら姉(仮)のもとへ馳せ参じるために(大嘘)....話はそれからだ。

というわけで話を戻します

そして現在、私は学園の試験室にて筆記試験を受けています

え?時間が進むのが早いって?まぁ、色々あったんだけど、そんな面白いものでもなかったから、全カットしたよ

「筆記試験の内容はその紙に書いてある、そういえば記憶がないらしいけど読めるかい?」この人は私の担当の面接官兼試験官

「大丈夫です。記憶を蘇らせるために色々勉強しましたから」


前世のころは記憶するのに苦労したけど今はなんというか物理的に若返ったことにより、脳が生き生きとしているからなのか、前世とは全く異なる世界で暮らすことに生きがい?を感じているから、新しい知識を得るのが快感に感じるからだろうか。

ほかにも理由はあるけれど、他人に教えることはもうないだろうな

「そうかい?じゃあ始めようか。」

「はい、お願いします」


「それじゃあ、筆記試験初め!!」

バッ!

「.........................」

「..............」

「.........」

「......」

「....」


ー-------------------------------

一時間後

「試験終了!」


「ふぅ.....だいたい書けた......」

意外と簡単だったなぁ.....

「お疲れ様、なんか飲むかい?」

「あっ...はい、じゃあ紅茶を」

「あい、わかった」

そう、担当の先生は言って紅茶カップを手に取り、紅茶を入れる。

「さぁ、どうぞ?」

「ありがとうございます。.......そういえば、この試験は私のような10歳以下の子供でも受けられるんですか?」

なぜ記憶をなくして久しい人間にこの学園の受験を受けさせたのかをいまだに疑問に思っているんだけどね

「うーん....一応、飛び級制度はあるんだけど、それが難しすぎて、まだ誰も合格してないんだよね」

そうなんだ......意外と簡単だったんだけどなぁ....




次回へ続く

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