第6話 元 ゲーム会社の中堅社員(38歳) 魔法学園

「そういえば、ローゼ、あのことは言ったのか?ほら学園のこと」

「あっ....ルナ、私は明日から学園に行くから、数年は会えないかもしれないわ」

「えっ.....ローゼ姉様学園に行っちゃうんですか?」


「そうよ...それで...私が学園に行ったらルナは寂しい?」


「寂しくないといえば嘘になります....でももう決まっていることなんでしょう?」

「まぁ....そうね。行かないとダメね。」

「やっぱりそうですよね.....」


「ルナも連れて行きたいんだけど...それは流石に無理なのよね....」

そりゃそうだ、実の妹とはいえ、高校生くらいの歳の子たちが通う学園に背伸びをしても120以下のそれもまだ10も行ってない子供を一緒に通わせるなど、一部の例外を除いてあり得ない。それにまだ言ってなかったが名前にドゥがつくと言うことは、家が貴族ということである。つまりローゼが通う学園は....

「やっぱりそうですよね....それで、どこの学園に通うんですか?」


「王立アルズベリ魔法学園って名前の学校で生徒は主に男爵以上の貴族が通う学園なんだけど...」

「なんだけど?」

「上級貴族階級生まれの生徒の殆どは自分の家こそがが生徒の中で一番貴族にふさわしい...みたいな世襲バカ、貴族主義のバカ、ただのバカ...みたいな変人ばっかなのよ、もちろん一部はまともだって話だけど....」(ちなみに女子は百合な感じのしかいないのは内緒)

oh....それは....ちょっと行きたくなくなりますね....

自分だったらよほどのことがない限り、絶対通わない

「私だってできるなら行きたくないのだけれど....」

でしょうね。あとどこかで聞いたことがある言い方だなぁ....どこかの無限の人みたいだぁ....

「ローゼ姉さまはどうしてそこに通うことになったのですか?この様子だと自分で選んだわけではないのですよね」


「それが、この国の貴族として生まれたからにはアルズベリ学園に通わなきゃいけないのよ。それで通うことになったわけ」

なるほどねぇ....



次回へ続く

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