第60話

3人で戦い続けて約1時間程で全てのミノタウロスを倒し終える。



するとレベルが上がった。

レベル66

最大HP42080

最大MP60004

職業 テイマー、魔法戦士

耐性9/A

俊敏9/A

胆力7/A

筋力9/A

知力1/A

幸運1/A

索敵察知に5/A(察知レベルが90%上昇)

称号 龍王(ドラゴンより強い者)


魔法 レベル

火魔法9/A、水魔法9/A、風魔法5/A、土魔法6/B、光魔法8/A、闇魔法9/C 結界魔法 8/A 空間移動魔法1/A(行った事の有る場所に移動可能。知らない場所は不可)


基本スキル 剣術 9/A 槍術5/D テイムスキル 9/B 身体強化 9/A 筋力強化9/A(筋力を125%上昇 MP10使用) 体術 9/B 闇目 隠匿 威圧


フル

レベル21評価B+

最大HP9088

最大MP12003

耐性6/B

俊敏2/B

胆力6/C

知力3/B


称号 スライム ファイアー 炎の上級魔法、ファイアートルネード、ファイアーボムズ、終末の業炎を取得。

テイマーと同期の状態で使用可能


変な称号を得てしまった。ドラゴンより強い者って何だ?おまけにフルの上級魔法はほぼ災害級と変わらない物だと思う。


アルネとカーリがやって来た。

「2人とも大丈夫? 怪我とかしてない?」

「するわけ無いでしょ。ちょっと数が多かったけど」アルネが呆れた顔をする。

「そうだよ、リオン私達の事になると少し過保護だよ。私達だってそんな弱く無いよ」

カーリは少し嬉しそうに言う。


「ねぇ、レベルが上がったら変な称号がついた。龍王だって、ドラゴンより強い者って出てる」


「本当? 私達も今のモンスターロードのお陰でレベル上がったからみてみる」


カーリ

レベル65

最大HP 40200

最大MP32310

職業 武術家、

耐性2/A

俊敏3/A

胆力6/A

筋力8/A

知力2/A

幸運1/A

筋力超過8/A 狂戦士特有

称号 虎王


魔法 レベル

火魔法8/B、土魔法6/B


基本スキル 剣術3/A 槍術4/B 身体強化9/A 筋力強化9/A(筋力を125%上昇 MP5使用) 体術9/A 跳躍3/A 短剣9/A 鈍器7/A 盾6/C



アルネ

レベル65

最大HP 40012

最大MP67805

職業 魔法戦士、魔術師

耐性8/A

俊敏2/A

胆力1/A

筋力2/A

知力9/A

幸運6/A

魔力自動回復 9/A 黒い精霊専用

称号 聖霊(朱雀)の王


魔法 レベル

火魔法9/A、水魔法9/A、風魔法9/A、土魔法5/A、光魔法6/C、闇魔法9/S、精霊魔法9/A

空間移動魔法 3/A(行った事の有る場所に移動可能。知らない場所は不可)


基本スキル 杖術 5/B 剣術 9/B 闇目、闇衣(隠匿の上位スキル)、精霊スキル、全ての精霊の王(全属性の精霊魔法を使用可能)


「ちょっと、私も変な称号がある」「私も」


3人で自分達のレベルを確認しながら呆けてしまった。それぞれについた称号。

龍王 虎王 精霊(朱雀)の王は称号として聞いた事の無い称号だ。


そもそも剣聖や拳聖は昔から言われた称号だし、ドラゴンスレイヤーや大賢者や大聖者だって基本的に称号に近い物だ。広く一般的に知られていない称号に少し戸惑いを覚える。


「す、凄過ぎる!!」振り向くと工藤 桃の条がいた。

「少しギルドでお話を聞きました。お三方なら私の仲間のところまで行けると伺いやって来ましたが、噂以上です。

お願いします、私も貴方達について行動させて下さい」

「これだけのモンスターロードをたった3人でしかも小一時間程度で全て倒す何て無理です。この数なら Sランクパーティー20人位で4~5時間と言ったところだと思います」


工藤 桃の条が興奮しながら話す。モンスターロードが起こったのを知ってずっと隠れていたらしい。足手まといになるといけないと判断したらしいけど。

工藤 桃の条が倒れているミノタウロスから手際良く魔石を取り出し袋にいれて行く。

「これだけの数が有ると回収するのに時間がかかります。少し待って頂ければ直ぐに回収しますので」

そう言って1つ残らず魔石を回収した。魔石の回収は物凄く早く30分とかからずに終える。

「有り難う。僕達は5階層からゲートを使い一旦戻ります」魔石を受け取りダンジョンの奥に向かい5階層に降りる。

降りた直ぐにゲートを発見。「工藤さんはどうされます。僕達は今日はこれで帰る予定です」


「当然私も帰ります。私はEランクなので1人では戻れません」


自信たっぷりと言われると調子が狂う。この人何なのだろう?


ダンジョンを出てギルドに向かう。ギルドに入ると数人の冒険者から声をかけられた。

「あんたがリオンか?」

「そうですが貴方達は?」


「すまない、あんたに助けてもらった冒険者の仲間だ。俺達のミスで仲間が大変な思いをした。助けてくれて有り難う。あいつらも何とか命は助かった。


それでもしかしたら頼まれてくれないかと想ってな。もしかしたら未だ帰って帰れないでいる奴がいると思う。そんな奴らがいたら、また連れて帰って来てもらえないか?


俺達の力じゃ未だ無理だろうしな」

工藤 桃の条も加わり

「私からもお願いします。まだ私パーティーが帰って来ておません。死体が無いなら身につけていた防具や武器でも構いません。それだけでも家族に届けてやりたいと思っています」


アルルカンさんが出てきて冒険者と僕達の間に入る。

「心配しなくてもその依頼は生きている。リオン達だってそんな奴がいたら見捨てたりしないよ。ダンジョンダイブが終わったばかりだ。この辺でリオン達を解放してやってくれ。お前達だってわかるだろう。疲れた奴はまず休ませてくれ」


その後アルルカンさんの部屋に入る。

「疲れているところ悪いな、先ずは昨日のモンスターについてだ。色々と検証した結果、片手剣でついた傷口だ、それも片刃の物、リオンが持っている刀のタイプで片手用の物だと思う。モンスターの腐敗状況から丸1日は経っていると思われる。どうやって2階層まで持って来たかは不明だか、何らかの理由でダンジョンから抜けれなくなったパーティーがいると我々は思っている」


「この片手剣は終炎のパーティーメンバーが良く利用していた物に良くにた切り口だ。のこっているのは終炎のメンバーと見て間違い無い」


「ダンジョンに入ってどの位時間が経っていますか?」


「はっきりとはわからないが2~3ヶ月はいると思う。食い物は問題無い、食べれるモンスターもわりと多い、狩りが出来れば生きることは出来るだろう。問題は怪我や病気で動け無い事だろう。Sランクのパーティーが動け無いとなると主軸が深手をおっているか

死んだかのどちらかだ、恐らくかなりの階層におりた所で留まって要るのだろう」


「予測で結構です。何階層にいると思いますか?」


「私の知る限り20階層からモンスターが強くなる、20階層以上はAランクですら大変になる場所だ、恐らく20~30階の何処かだろう。30階を超えるとAランク以上のモンスターしか出ない、いくらSランクと言えどレベルの低いメンバーは邪魔になるだけだ。もし30階層以上にいる場合は諦めた方が早い。夜営出来る場所すら見当たらないだろうからな。だからあんな事が出来るとすると20~30階層までだと思うぞ」


「その20~30階層の中にセイフティゾーンは有りますか?」


「25階層がセイフティゾーンだ、かなり広い。もしかするとそこでまだ出てこれないパーティーもいるかも知れない。これ程のモンスターの異常行動だ。その可能性も捨てがたい」


「わかりました。僕達からも新たな報告があります。1階層はゲートが出ました。恐らく普通になっています。3階はSランクのシルバー バックが出ました。4階層でミノタウロスのモンスターロードが発生しています。シルバーバックの話しを考えると5階層以上にSランク以上のモンスターが要ること想像出来ます」


「?、ちょっとまった。話しを聞いたってどういう事だ、リオン?」


「そのままですよ。僕はテイマーですから」


「ん? テイマーだったか、そうっ? テイマーって、嘘だろう?」


「いや、ギルド情報みますか」指輪から情報を取り出し見せる。


「本当なんだな。テイマーでこんな強い奴見たこと無いぞ…… そう言えば、かなり昔だがアンバール スカルプって凄いテイマーがいたな。ドラゴンの上級種とも仲が良かったと言う話しは覚えているぞ。リオンはそんな上級テイマーなのかもな」


「そう有りたいと思います」


カーリとアルネがニタニタとこっちを見る。


ギルドの受付にミノタウロスの魔石を卸してから宿に戻る。宿の主のサシテさんがダンジョンの様子を聞きに来る。


僕達が戻ると必ずやって来てはダンジョンの様子を聞かれる。

シルバーバックやモンスターロードは伏せて話す。1階層のゲートが使えた事を伝えると喜んでいた。多少冒険者が集まり安いと言っている。


サシテさんのように宿や武器等のお店は初心者から中堅クラスが多いと儲かるらしい。早くその状態に戻って欲しいとぼやいている

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