第26話

「その剣は2人が持っていて問題無いけど口外しない事。

ミスチル製は高額だから狙われる可能性もあるからね、決して言わない事、わかったかな?」


「「はい」」元気な返事が帰ってきた。


「リオン、そんなに高いの良かったの?」アルネが聞いてきた。


「いいよ。と言うか力の無い2人にこの辺のモンスターはかなり酷だと思うよ。ブラックウルフにバウド猪、フォックスエアーにビックタイガーの生息地だからね。


あんな剣だとかえって足手まといだよ。ここは災害の渓谷からも近いしモンスターのレベルも高いからね。


Bランクのパーティーだって全滅する事がある場所だよ」


「ちょっと、私達3人でそんな怖い所にこれから行くつもりなの?」

アルネが怒っている。


「リオンあんたねぇ。キチンと段取り説明しなさい」アルネに怒られてしまった。


「はい、まずはアメール村に行って、そこでこの辺のモンスターの情報を入手します。

その後はリーンハルとルーニーはアメール村のギルドの依頼を当分こなしてもらう。

2人共Eランクだから、Dランクに上がる為のギルドの推薦が必要だしね。その為に2人は別行動してもらう」


「いいの?ミスチル製の剣高いでしょう?」 アルネがさらに心配そうに聞いてきた。


「問題無いよアメール村は災害の渓谷と魔属の森に挟まれた場所だからね、セイフティゾーンを知らない人は一週間と生きて行けない場所だよ、実際僕も何回も危険な目にあったしね」


「大丈夫です、絶対逃げたりしませんから」 リーンハルとルーニーと宣言していた。


◇◇◇◇◇


辺境都市を出て2日目のお昼、馬車の馬達が落ち着きを無くしていた。


「しょうがないね。とにかく先に進みましょう。モンスターが出たら僕が何とかします」


そう言って馬達を落ち着かせる。 途中、馬が動かなくなる。


ビックタイガーがいる。僕が馬車を降りるとカーリから任せた。と声をかけられる。


フルを呼び出し肩にのせるとビックタイガーに向かって走り出す。

ビックタイガーに近づくと前足を、大きく開き2本足で立ち威嚇してくる。


「物理結界」と唱えビックタイガーの頭から前足を固定する。


「ファイアーソード」炎の剣を3つをビックタイガーに向けて飛ばす。ビックタイガーの体を貫きビックタイガーを倒す。


久しぶりにレベルが上がった前回のマウンテンドラゴンから比べると思ったより早かった印象がある。


レベル22

最大HP18800

最大MP19500

職業 テイマー、魔法戦士

耐性7/B

俊敏2/A

胆力6/C

筋力9/B

知力6/B

幸運8/B

索敵察知に変更9/C(察知レベルが50%上昇)


魔法 レベル 火魔法9/C、水魔法6/D、風魔法7/D、土魔法3/D、光魔法8/C、闇魔法9/E 結界魔法 9/C


基本スキル 剣術 8/B 槍術4/E テイムスキル 9/B 身体強化 6/B 筋力強化8/C(筋力を80%上昇 MP10使用)

闇目(夜も昼と同じように見える)

隠匿(敵に見つからなく無る)

威圧(威嚇の上級技)


フルもレベルアップした


属性 スライム 炎 希少種


レベル8 評価C


最大HP2500

最大MP3500

耐性6/C

俊敏1/C

胆力7/D

知力4/C


倒したビックタイガーをマジックバックに入れると馬車に戻った。

アルネとハイタッチして座るとカーリが抱きついて来て「リオン良くやっね」

と言って絡んできた。


「カーリさぁ、自分が動きたく無いからリオンに張り付いてるの?」

アルネが冷たい目でカーリを見る。


「アルネ、あんたはもう少し素直になった方がいい」 そう言ってアルネに抱きつきよしよしと頭を撫でていた。


「リオンさん。結界魔法をかけながら攻撃魔法を使うってかなり高等技術だと思いますが、あんなに簡単に出来るもの何でしょうか?」

リーンハルがさっきの戦いを見て驚き聞いて来た。


「秘訣は魔力コントロールだよ。最初は集める事から、次に集めた魔力を上下に動かす。それから体全体に隅々まで届ける、その後は集めた魔力を手に集める、足に集めるって好きなように扱えるようになったら次の段階かな。とにかく毎日練習有るのみです」


ルーニーがリーンハルに移動中ももったいない無いから練習しながら移行と言って練習を始める。


和気あいあいとしたなかでアメール村についた。 ギルドまで入り受付に声でかける。

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