第10話 裏口入学したいです… でも無理です


ってことで俺は今、ゴブリンの王都…

たしか地名はグリフだった希ガス。

まあ覚えてないんだけどね。

んでもって俺は今とてつもない窮地に陥ってるよ!

それは…

入試だあああああああ!!!

この世界の学問なんて知らねーよ!

なんだよそれ神文学〜的なノリですか?!

知りませーん!

数学とか前世の学問しかわーかりーませーん!

あ、戦闘の実技あるからそれで稼ごう!

裏口入学ってこれがいいんだね…

犯罪だけど羨ましい…

じゃなくて!

今はこの地獄を耐え忍ぶしか…





おいおい…

歴史ほとんど勘で行ったぞ…

そして俺は今…

戦闘の実技じゃああああああ!

よっしゃああああ!

稼いでやるううう!

「6382番!」

はい呼ばれました。

訓練場のなんか… リング?に出ます。

「それでは… 開始!」

さてと… さっさとケリを付ける。

「速度極限化!」

この前みたら早襲派中段者が極限者にかわってました。

そしたらスキルも速度強化から速度極限化にかわりましたねハァイ。

後ろを取った!

「そこか!」

なに?!

完璧にお前見えてなかっただろ?

…あーはいはい異世界だから気配を読むみたいなことをするやつもいるわけだ。

「薄影!」

このスキルの効果は文字通り影を薄くする…

まぁバカ簡単に言うと気配を薄くできる。

つまり〜そこか!みたいな感じで気配を読むことはあんまり出来なくなるってこと〜。

「ふっ!流石は旧友の息子だ。格が違うな」

ん?旧友?何を言ってるんだ?

まあ察してるけども。

さて… もっかい行きますか。

後ろだともっかいやってるからヤマカンで防がれそうだし横行くか。

さてと… 俺の速度舐めんなよ。

たしかこの世界の素早さは全力で走った時の分速Xkmだからな…

つまり俺は今分速25km以上だ。

速スンギだろ俺。

ってことで横とりました。

気付かれません。

剣をぶつけます。

終わりです。

ちなみに不意打ちだから受け身も取れる訳もなく倒れましたね試験官の人。

って俺大人に勝っちゃった。

てへっ!

あと1度言ってみたかったこと…

あれぇ?俺なんかしちゃいました?

あと聞きたいことがある。

「試験官さん、父さんとどういう関係なんですか?」

「関係も何も昔馴染みだよ」

あっ通りで脳筋っぽいわけだ。



翌日…



ってことで今日は結果発表の日だよ!

多分合格だね!

昨日は寮には泊まれないから宿に泊まったよ!

…きついなこのテンション。

年齢17+12だからな… きっつ。

いろんな意味できついわあ。

まぁ今にこしたことじゃないしこの世界の年齢12だしいっか!

ってことで今合否が貼ってある掲示板を見ているよ!

いやー相も変わらずこわいわあ。

例えるとするならソシャゲで天井行ってpickの推しが出るか出ないかで怖すぎ…

みたいな。

ってことで探しましょ。


6281


6285


6289


6293


6381


6382



あった!

やったー!

ってことで入学手続きにGO。

ちな、入学すんのは2ヶ月後なのでそれまで実家暮らしです。

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