第4話 キャアアアアアア!!!喋ったアアアアアアア!!!
さぁてと、今日も今日とて森に籠って鍛錬じゃ。
ん?あそこになんかいるんだけど…
あ、視界良くなった。
なんでだろ?ってか人間じゃん。
しかも武装してるし… やばくね?
[父さん!なんか人間いる!]
[なっ!お前は大丈夫か?!]
[うん… 遠目に見てるだけ]
とりあえず報告だけしとこ。
さてと… 腕がなるのう。
いや、まぁ平和的に解決はしたいんだけども!
なんか首脳会談的な何かであれ。
「おい!ゴブリンがいるぞ!かかれ!」
だよね〜平和的解決のへの字も知らないよね〜。
まぁ周りを見ずにただただ突進してくるだけなら対処は余裕よ!
「速度強化!」
とりあえず使って避ける!
そして後ろを取ってぶち殺す!
ってあれ?手が震えて…
「そこかああああああ!」
「ッ!!!」
やばい体切られた!
痛い痛い痛い痛い痛… くない?
なんでだ?それはともかく今は避けるのに集中だ!
[来たぞ!大丈夫か?!]
[大丈夫だと思う… 少し怪我したけど]
[そうか…]
*
傷はポーションを飲んだら治った。
この世界って便利だなぁ。
にしてもなんで人間に対して剣を振れなかったんだ?
いや、分かってるんだ…
分かってても怖いから出来てないんだ。
自分と同じぐらいの大きさの生き物を殺すのが怖いんだ…
そして俺は、動物を殺す鍛錬を始めた。
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