第3章「彼女(未遂)×ストーカー(強○魔)」
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第3章「彼女(未遂)×ストーカー(強姦魔)」
翌朝、一応何か残ってないかと探すが何一つ見つからず諦めて登校することにした。
今日は小暮は登校してないらしく下駄箱には何も入っていなかった。
(問い詰める事は不可能か)
嵯峨野に相談しようと思っていたがまだ登校していないのか居なかった。
とりあえず放課後になればいつもの場所に現れるだろうしその時に相談することにしよう。
それからいつも通りに学校を終えると原付置き場に行く。
やはりそこには嵯峨野が居て昨日あった事を相談する事にした。
「やっぱりやったのね...。嫌な予感はしていたけどそんな強引な事をするとは...」
「自分もびっくりだよ。起きたら居るから。」
「流石にここまで来るとどうにかしないとだね。今日はあったの?」
「いや、今日はなかった。というか根本的に学校に来てなかったね。」
そうすると彼女は顔を青ざめさせすぐに帰るように言ってきた。
「私もすぐに行く!」と言い彼女は去っていった。
とりあえず、すぐにエンジンをかけ家に帰った。
(何もないじゃないか)
そう思いつつ初めて女子が来る事を考え軽く片付けをしお茶の準備をした。
それから数分後に嵯峨野は来た。
「とりあえず単刀直入に言うね。証拠がないとは言っていたけど多分ある。それと多分今夜もう一回来るよ。」
「ふむ、となるとそれなりに防御できるようにするべきかな?」
「まずは証拠探しだね。それと今夜家族は居るの?」
彼女は斜め上の事を言ってきた。
「一応今夜は居ないよ。ってあ⁉」
「そういう事。今夜来るのはほぼ確定ね。多分前回も家族居なかったんでしょ?」
「まさしくその通りだ。となると...」
「まぁまずは証拠探ししよう。現場は君の部屋?」
「ああ、2回の突き当り。」
そう言うと彼女はすぐさま立ち上がり動き出した。
自分はその後につづき部屋へ行く。
部屋へ着くと彼女はすぐさまマスクと手袋をしてゴミ箱をひっくり返した。
「な、何やってるの⁉」
「ちょっと黙ってて。」そういい彼女は作業に集中した。
それから少しして彼女が顔をあげた。
「あった!やっぱりね。」
その手には少し赤みがかったティッシュが握られていた。
それを別の場所に置きゴミ箱を片付けた。
「とりあえず事前情報して彼女に今まで彼氏は居なくて体を売っているという噂もなかった。となると高確率で処所である事が予想できた。」
「となるとそれは小暮の血か?」
「まぁそれしか無いでしょうね。見たところ君は怪我してないし。それと匂いが女
子のあそこから出る血の匂いがするからね。自分の血がついたティッシュなんて持ち帰らないでしょ?だから証拠があると思ったのよ。それと...」
そう言い彼女は本棚の上に置いてあるデジタル時計を持ち上げて何かを取った。
「これ隠しカメラだね。送信機は無いから後で回収するつもりかな。」
「まさかそんな物があるとは...。もしかして...!」
コンセントを外す。
「もしかしてこれもか?」
「多分そんな分かりやすい事はしないと思う。それよりも...」
そういいベットの裏を探り出した。
そこには何もなかったらしく次は机の引き出しの裏をそして椅子の裏を探した。
そうすると何か小さい物を持っていた。
「薄型の盗聴器だね。これ高いのによく買うよ。それとこれはリアルタイムで送信するタイプ。まぁ一定範囲ないじゃないと聞こえないけどね。」
「まさかこんなにあるとはな...。流石にこれ以上無いよな?」
「多分無いと思うけど...。まぁとりあえず戻ろ?」
それからまたリビングに移動した。
「これでほぼ今夜来るのは確定ね。そこで相談なんだけど今日泊まってもいい?ここで捕まえるしかないと思うの。」
「ああ、構わないよ。部屋はここに布団引く?」
「さっき言ったけど捕まえる為に泊まるから君の部屋の押し入れでいいよ。」
「分かった。それじゃそういう事で。ところでもう飯時だけど何食べる?」
「ある物でいいよ。特に好き嫌いはないから。」
と言う事で料理を作る事になったが家に特に何かある訳じゃないから乾麺になった。
味は味噌の特に不味くはない普通の乾麺。
それでも下手に作るよりもよっぽど旨いので良しとする。
二人分を茹で適当にあったハムなどを盛り付け持っていき食べた。
それからいつもどおりに行動を行いとりあえず寝るふりをし、同時に彼女は押し入れに入り小暮を待った。
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