2-5

もう慣れきった流れ作業を行い放課後を待つ。


今日は予め嵯峨野には隠れていて貰うことを言っておいた。


そして自分はいつもどおり部活を行った。


そうすると隠れている嵯峨野から電話がかかる。


「小暮が君の原付に来たわ。今しかない。」


「分かった。すぐ行く!」


そういい部室を出てすぐに駆けつけた。


そこにはまだ小暮がいた。


「やっと会えたね。律都くん。ねぇ喜んでくれた?捨てなかったって事は喜んでくれたんだよね?」


「お前は...」


「な〜に?律都くん」


「お前は何なんだよ!こんな事やって!」


そうすると小暮は何を言っているのか分からないみたいな顔をした。


「だって律都くんに喜んで欲しくて。それ以上でもそれ以下でもないよ。


ああ、律都くんと喋ってる。もう我慢できない。しよ?」


そういい近づいてきてベルトを外そうとしてきた!


「やめろよ!」


そういい自分は押し飛ばす。


それと同時に嵯峨野が出てきて小暮を抑え込んだ。


しかし嵯峨野も女子。


そこまで力が無いため簡単に振りほどかれてしまい逃げられてしまった。


「今日は帰るしかないね。」


「ああ、それじゃ」


「うん、また明日。律都君」


そういい自分は帰った。


それから帰ると何も郵便受けにないため安心した。


今日はもう疲れたため寝ることにした。


それから数時間たっただろう。


何か違和感を感じ起きた。


「あ、やっと起きた。おはよう律都くん。」


そういい小暮は布を自分に押し当て自分がいるベッドに入ってきた。


すぐに眠くなったのは言うまでもない。


(証拠隠滅されたか...)


そこで意識が途切れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る