2-2
「はぁ、昨日何だったんだよ...」
そういい学校の靴箱のロッカーを開こうとする。
鍵を開こうとするも上手く開かない。
もう鍵が開いていたからだ。
「昨日しっかり閉めたよな...?」
そんな事を考えロッカーを開くとそこに女子のパンツ(?)があった。
「何でこんな物があるんだよ...」
とりあえずそのパンツに触れないように開いているスペースに靴を入れ鍵を閉める。
必ず閉まっていることを確認し教室へ行くことにした。
幸いラッシュ時に登校しなかった為、それを見られることなく済んだ。
今日は最後まで残らなければならんと考えつつ授業を受けた。
部活へ行きいつもよりそこに残って誰も居ない事を確認してから帰ることにした。
鍵を開けて...ってまたか。
また鍵があいていた。
嫌な予感がする。
その予感は的中しパンツの上にブラジャーが置いてあった。
今回は退かさなければどうしようも出来ないように置かれており触らざるを得なかった。
それはまだ温もりがあり入れられたばかりだと分かってしまう。
気持ち悪いと思いながら靴を出し鍵を閉めて帰った。
また謎の原付に追いかけられ家に着く。
今日は茶封筒が無いため少し安心したのは言うまでもない。
また学校へ行き靴箱のロッカーを開けようとするとまたもや鍵が空いている。
もう、また嫌な予感がした。
昨日からある下着の隣に目元を隠した下着姿の自撮り写真とそれだと思われる下着が置いてあった。
流石に2つもそんな物があると邪魔で仕方なく退かすしかなかった。
それはまだ温かく脱ぎたてであるだろうと思った。
そしてパンツの方は少し濡れていたのである。
自分はそんな物に耐性がなく限界を向えその場で吐き気がした。
嫌な予感は元々していた為袋を用意しておいたのは幸いだった。
それに二組の下着を別々に入れ濡れている方の下着には二重に袋を縛った。
入れたはいいが置き場に困った為またロッカーに戻すしかなかった。
こんな事をしている女子に文句が言いたくなり写真だけ持ち出しトイレに向かった。
流石に限界を向かえたのだ。
朝食べたものは全て出てしまい2限目にはお腹が空いたのは言うまでもない。
昼休みに誰にも見られないように写真を取り出しクラスメイトと照合しだした。
しかしクラスには該当する生徒は居なかった。
また他クラスかと思いつつ時間が過ぎるのを待つのだった。
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