第9話  王道ダブルファンタジー

 小説「王道ダブルファンタジー」というのを考えています。


 と言っても内容が分からないと思いますが、簡単に説明すると、ヒーローとヒロインのダブル主人公的なファンタジーです。

 ヒーローとヒロインは共に性格が真逆で、しかも一流の冒険者という設定です。ヒーローは剣の、ヒロインは魔法の素質が抜きん出ていて、チート級の力を持っています。

 そんな二人、普段はぶつかり合ってあまり仲良くないのですが、いざ戦闘となると阿吽の呼吸で敵をバッタバッタと倒していくのです。

 そんなヒーローは孤児院にかなりのお金をつぎ込んでいるのですが、それがヒロインにはお酒や女に金を使っていると勘違いしており、ヒロインから見て守銭奴であるヒーローが許せないという関係です。

 ヒロインは部屋を片付けられないという苦手もあり、ヒーローはそれを見てバカにする、


 と言った感じのもので、プロットを軽く書くと、


・二人でドラゴンを倒す。

・仲の悪い日常。

・ヒロイン2とのデート。

・それに嫉妬するヒロイン1。

・喧嘩をするヒロイン1とヒーロー。

・そんな中、アークデーモンが街に進行中で、ヒーローたちはその討伐に。

・最後に孤児院の話を知り、ヒロイン1の感情が柔和なものに。でもヒロイン2とのイチャイチャを見せられ、嫉妬。


 と言った感じですかね。軽く書いてみましたが、面白そうだと思います!(自画自賛ですね!笑)

 でもこういった作者本人が面白くないといけないのが小説を書く上で大切かな、って思います。

 そうでなければ、他人を喜ばせることなどできないと思います。

 機械的に書いているだけではダメだと思います。

 ここが魅力で、ここの言葉が、ここの背景が! と語れる人の方が魅力的だと思います。

 一番の読者は書いている本人――作者なのです。

 だから本人が面白くないとうまく行かないでしょう。

 この作品で言えば、「相反する主人公たちが魅力の作品」と言ったところでしょう。

 やはりテーマというものが必要なのかもしれません。

 私の場合は「生きる理由」とか、「託すに足りる者」とか、ちょっと難しいテーマを扱うことも多く、でもそれってラノベには向いていないのかもしれません。

 とにもかくにも、エンタメ性の強い作品がラノベであるのなら、テーマもエンタメ性を求めるべきなのかもしれませんね。


 今回はこの辺りで。

 ではでは。

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