第7話 世界観について

 小説の世界観って難しいですよね。

 私は「氷結世界の最弱ヴァンパイヤロードと変態コウモリ」というのを書いた経験がありますが、千年氷に閉ざされた世界で、太陽が近づくことによって氷が溶け始めている……という世界観ですが、うまく活かせなくて。


 ちなみに異世界でよく使いがちなのは、

 ドラゴンが天災級の存在で、ダンジョンは生き物、魔物がいる。とかですね。

 たまに魔物以外にモンスターや、獣、陰獣スキアといったものも登場させます。

 魔物は死ぬと何も残さない、という設定。

 モンスターは魔力を持つ獣。

 獣は死ぬと死体が残る。

 スキアはヤモリのような黒いもやで、赤い双眸を持つモンスターみたいな存在。

 といったところでしょうか。


 ちなみにSFだと宇宙、とくに「スペースコロニー」が使いがちです。

 スペースコロニーは筒状の生活空間で、筒の内壁にそって人が暮らしています。中は空気で満たされていて、筒を回転させることで、内壁に遠心力を生み出します。それが擬似的な重力に見立ててある、という宇宙での生活空間を広げるものです。

 実際に作れるかどうかで言うと、今のところは問題ないのかな、って。

 ちなみにセットで「宇宙エレベータ」というのもあって、興味ある方は検索してみてください。

 地球から宇宙までをつなぐエレベータがあって、これを使うと今までの輸送費の十分の一ですむとか。

 今はロケットで打ち上げますが、宇宙エレベータが完成すれば輸送コストも、輸送質量も増えるのです。

 ちなみに1990年代にカーボンナノチューブという素材を開発したことで可能になるんじゃないか? と噂されていたものです。


 このままだと人口爆発、それに伴う食糧問題、資源の枯渇などの問題を解決できるのです。

 問題はすべて土地換算で考えるとわかりやすいかと。

 空気も、地下も、土地の一部と考えると、スペースコロニーなどの土地を増やす方法で解決できるのです!

 資源はリサイクルを活用しつつ、隕石や衛星などから採掘できます。


 と勝手に盛り上がっていますが、実際には人口が減少傾向にあるので、人口爆発や食糧問題が起こる前に解決するかもしれません。



 色々と語っていましたが、異世界ファンタジーは文明レベルを考えたり、SFでは様々なものがでてきたりと考えてみるのも面白いですよね。

 最近、ファンタジーだと、街ごとに役割があったり、分かたれていたり、と。

 でも街ごとにも、歴史があるので、そこの深掘りも面白いかもしれないですね。


 あ。書き忘れるところでした。

 魔法のある世界でよくありがちなのが、魔法のあり方だと思います。

 空気中に魔力の源があるとか。

 地中に魔力の元があるとか。

 そもそも人間の血に帰属しているとか。

 色々とあると思うのです。

 でも、私がやりがちなのは、空気中や地中に魔力の元があるのが多いです。というのも、外界からやってきた人間が魔力を使える理由になるからです。

 血とか、血族とか、精神的なものとか、そういったことにすると、外界から来たのになんで魔力が使えるの? となってしまいます。

 だから魔力の根源みたいなものを考えるのも面白いと思います。


 意外と書くことが多いのに驚きですが、世界観もキャラ作りと同様、色々と考えられますね。

 皆さんの好きな世界観とか、ありますか?

 参考になったりすると嬉しいです。


 ではでは。

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