第16話 婚約者
しばらくしたら、みんな登校してきた。
みんないるからあの事についても聞いてみようかな
「おはようみんな、突然なんだけどこのクラスってもう1人いたって聞いてたんだけど、何で辞めちゃったの?」
この学校は毎年1組の特権として5人の男子生徒が割り当てられるらしい(俺は復帰の報告があるまで何処に割り振られるか未定だった)、しかし俺が復帰してくるまでは一人欠けて4人だったらしく俺が来て助かったという話を先生から聞いた
「ああ、新井のことか。新井は結婚したんだよ」
「そうそう、しかも今時は珍しい一対一の同居婚で親の事情で学校やめたんだよ」
え!?結婚?しかも一対一で同居が珍しいってどういうこと?
「結婚って、早くない?あと同居って珍しいの?」
「いや。全然早くないぞ、ここに居るメンバーは太田以外婚約者か交際してる人が一人以上いるからな」
まじか、軽そうな太田がいなくて、真面目そうな北がいるのは少し意外だな
「今どきは通い婚が普通だな、男側も自由だし、同居だと婚約者同士の関係とかいろいろなリスクがあるからな」
「色々な制度もあるし、通い婚で気が向いた時に行くっていうのがお互いに楽なんだよ、てか宮原は婚約者とかおらんの?」
「全然いないよ、てか想像もできない感じ。」
「そんだけイケメンだったら1人くらいおっても不思議じゃないけどな、どんな子がタイプとかある?」
好きなこのタイプかぁ、一緒に運動してくれたり、色々なところに行ってくれたりするのもいいなぁ、でも家でまったり過ごすのもいいんだよなぁ
「一緒にいてどこでも楽しくなれる人がいいよね、強いて言うなら、趣味が合う人かな。」
「この人がいい!っていう感じのイメージはそんなにないってことか」
「この学校にはたくさんの女子がいるからそのうち見つかると思うぞ」
そうだといいな
「まあ、俺もまだ居ないんだけどな」
まずは、クラスの女子と仲良くならないとなぁ
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