第14話 手紙

「お兄ちゃん朝だよ〜起きて〜」


今日は玲奈が早く起きたようだ


「おはよう玲奈、ありがと」


まだ頭が起きてないので、ふにゃっとした声で返事をする


「いいよ、お兄ちゃんの寝起きを見るのは妹の特権だからね!」


俺も玲奈より早く起きれるようにって気をつけてるんだけどなぁ、まあ対策とかは何もしてないけど


「ごはんもうできてるって、下行こ?お兄ちゃん」


「うん」


んーっ、ふぅ


身体を起こし思いっきり伸びをする。起きてシャワー浴びて寝癖直そ。



今日からみんなと同じような登校が始まる、おれのロッカーがある場所は...あっちかな?


ロッカーは学年やクラスごとに分かれており男子と女子でも分かれているため、すぐに自分のロッカーを見つけることができた


あった、靴仕舞わなくちゃな。


たった今脱いだばかりの靴を持ち上げ、ロッカーの扉を開けると...


〈バサバサバサ...パラパラ〉


なんか落ちてきた...なにこれ

落ちてきたものを拾い上げると...手紙?

ロッカーから落ちてきたものはたくさんの封筒だった。可愛いものや綺麗なもの、中にはシンプルな柄なのも色々なものが入っていた。


前世でラブレターをもらったことがないので、嬉しい気持ちもあったが数が多いためビックリしてしまった。


落ちてしまったものも、ロッカーに入っていたものも全て集め鞄に曲がらないように入れたがすぐにパンパンになってしまった。


どうしよ、このラブレター?



教室につき、男子に手紙をどうしたらいいのか聞くと返事はさまざまだった。


「手紙は、もらったら全て読むようにしてるかな」


これは金森、見た目どうりの返事だな。


「うーん、俺は読みたいと思ってるんだけど時間がないんだよねぇ」


申し訳なさそうに言うのが坂田、イケメンっていうより可愛い系かも。


「手紙は読まない、俺は直接言葉をもらう方が好ましいと感じるからな」


バッサリと言い切ったのは北こっちも見た目どうりの返事だな漢っぽい。


「手紙ねぇ、放っておいていいんじゃない?」


この軽そうに話すのが太田だまぁこっちもイメージ通り、前の世界で言う陽キャ?よりなのかもしれない。


読む派が2人、読まない派が2人で綺麗に半々に分かれたな、俺はみんなの意見も参考に、読めるときに少しづつ読もうかな、しっかりと保管しておこ


―――――

自分は書いているとき、音楽をよく聞くのですが何かテンションの上がるような曲ありません?自分は「FXXKD UP」という曲をよく聞きます

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