第10話
ついに学校に行く日になった。
その日の夜は緊張と不安と楽しみという感情が混ざってそわそわしてしまい、あまり寝付くことができなかった。
俺はいつも通りみんなでご飯を食べ学校に行く準備を素早く終わらせ
「いってきまぁーす」
元気に言って外に出て歩き始めると、後ろから玲奈の声が聞こえた
「お兄ちゃん、待ってよお〜」
「ごめんな、玲奈テンション上がって早く行きたくなってしまった」
「もおー、一緒に行こって昨日約束したじゃん」
「ごめんて、玲奈今度何か買ってあげるから、ほら待ってるから早く準備してきな」
「ありがとお兄ちゃん!ちょっとまってて!」
そう言って家の中に戻って行った、そして少し経ったら玲奈が出てきたので改めて、学校に向かった。2人で話しながら歩いていると、すぐに分かれ道まできてしまった。
「お兄ちゃん、ここでいったんお別れだね」
「そうだな、玲奈気をつけて行くんだぞ」
「あたりまえじゃん!てゆうか、お兄ちゃんこそ学校に行くのは始めてなんだから
いろいろ気を付けてよね!」
「わかったよ、ちゃんと気を付けるって」
「ならよし!またねお兄ちゃん!」
「うん、またな」
玲奈とわかれて、十分ほど歩いたら、俺が今日から通う高校が見えてきた
「すごい、大きいな…」
この高校のhpによれば普通の高校というより、大学といったほうが正しく感じるような、広さをしており、ほかの高校よりも男の通う人数が多く、とても
設備などが整っているらしい
「よし…」
俺は覚悟を決めて校門をまたいだ。
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