第8話

「「「いらっしゃいませ!」」」


オシャレな店内にはいるとたくさんのスタッフさんに

お出迎えされた。少し驚いてしまったが俺はぺこりと

お辞儀をする。そのまま、お姉さんと他愛もない話を

しながら奥の部屋へ案内される。


「本日はどのようにいたしましょうか。今のままだと

すこし長さが長く邪魔のようにも思いますね。」

「そうなんですよね。だから。長さを短くしたいんですけど

どんな髪型が似合うと思います?」

「えぇとその、横はかぶせるようなツーブロックにして

前髪は目にかかるかかからないかぐらいのところで切れば

ご自身でアレンジなどもしやすくなるとおもいます。」

「では、それでお願いします」

「あ、あのほとんどわたしの好みのような髪型になってしまうのですが

よろしいのですか?」


すこし、みじかくしたいといっただけなのにここまで、想像できるのは

プロってすごいな。


「はい、自分が聞いたのでだいじょうぶですよ。それで

おねがいします。」


カットはなにもなく順調に進み、この後少しでかけるといったら

セットまでしてもらえた。


「お兄ちゃんすごいかっこいいよ!」

「ほんとか玲奈?ありがとう」

「うん!長い髪の毛のお兄ちゃんも好きだけど、スッキリした

お兄ちゃんも、かっこいいよ!」


俺をカットしてくれた人もすごく褒めてくれたからたぶん

似合ってはいるんだろうな


「「「ありがとうございました~」」」


髪の毛も、すっきりしたし本格的なデートのはじまりだ!

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