第6話

次の日俺は気になることができから母さんに

聞いてみることにした。


「母さん、聞きたいことあるんだけど俺って

高校いってるの?」

「一応、入学してるけど一度も行ったことはないよ~

ってもしかして行きたいの!?」

「うん、行きたいとは思ってるんだけど何かヤバいことでも

言った?」

「ううん、今までまったくそんな素振りを見せたことなかったから

びっくりして…」


俺は今17歳で高校二年生の年齢なのだ、だけど部屋には

教科書とか、それらしいものが全くなくて結構疑問に

思っていたのだ。


「でも、大丈夫?高校にはいっぱい女の子がいるんだよ?」

「うん、大丈夫勉強もしたいし何より、登校する男がいる家は

何かいいことがあるんでしょ?」


この世界には、男が生まれたというだけでもお金が国からもらえるのに

さらに、学校に行くと決めただけでも入学金、登校するだけでも登校金と

細かくお金がもらえる制度が決められており、これまでにないほど

男が、優遇されまくっているのだ。


「確かにお金がもらえるっていう決まりはあるけどたっくんが、

いやなら無理して行かなくてもいいんだよ?」

「大丈夫だよ、これからちゃんとするって決めたしあと

家族のために、できることがあったらやりたいしね」

「わかった、なら来週からいこうか、教科書はあの部屋にまとめて

おいてあるからね、行くときは女の人に気を付けていくことね!」

「ありがと、母さん」


これで学校に行くことができるようになった、あとはこの長くて

邪魔な髪の毛を何とかするだけだな。



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