第4話 結婚を考えられる相手とは?

凛太郎「今日を最後にして、当分はここに来るのを控えよう。どうも最近は、ここに来ると感傷的な気分になりがちだ。」

店員さん「本日は、お昼にお越しになって、珍しいですね笑」

凛太郎「そういえば、そうだね。どんなランチメニューがあるの?」

店員さん「当店自慢のオリジナルカレーがおすすめです」

凛太郎「ではそれで。食後には紅茶とショートケーキを」

店員さん「畏まりました」


過去の恋愛経験について、ざっくりとぼんやりと思い返していたが、結局のところ、将来を描けるパートナーとは、どうやって結ばれていくものだろうか。

結ばれても離婚してしまうカップルもここ最近増えてきているから、余計に結婚というものが不確かで曖昧なもに見えてくる。


男の僕としては、結婚相手には、共通の金銭感覚、価値観、楽しいと思えることが同じ、見た目も最低限には好きであること笑、思いやりや気遣いもある程度は求めてしまう、そんなところだろうか。あとはそう、タイミング次第。


恋愛において交際が始まってからが本番、ということが言える様に、結婚してからがいよいよ本番ということ、なのではないだろうか。常に相手を思いやり、自分を磨き続けることを止めない。緊張するまですることは、行き過ぎなことだが、程々な緊張感は持っていていいと思う。それが、家族の幸せを維持することだと思う。結婚したらもう安定は、勘違いも甚だしいのではないか。どんなことでも言えることだが、油断をし始めた時から、「それ」は衰退していく。崩れていく。損なわれていく。それほどに人生は、壮絶で激しく、残酷なのだと思う。


僕の両親も離婚した。お互い再婚することは、今日までのところ、なかったが、このままだと最後までしないのだろう。離婚した両親を見ていると、やはりどこか寂しさを感じる。だからこそ、夫婦が円満にその家庭を維持することの大変さと大切さがわかる。


将来の自分の息子娘が、幸せに育ってほしい。それに必要不可欠な環境的要素、それが両親の仲睦まじさではないか。小学校の運動会、中学校の文化祭、高校の入学式、こうしたライフイベントに両親が揃うことの価値の大きさを僕は痛感してきた。だからこそ、自分の子供には同じ心細さを感じさせたくない。その為には、自分自身が成長し続ける、努力し続ける人間であらねばならないと思うし、相手にもそれを望むだろう。それは、ハードルの高いをことだろうか。わからないが、僕はそんなことを意識しながら、次の恋愛に挑戦しようと思う。


凛太郎「さ!次なる人生の岐路へ!」

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失恋を想う カンツェラー @Chancellor

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