第3話「テーブルトーク異世界♪♪』
『そこは剣と魔法の世界イセガルド、人々はモンスターの恐怖に怯えながら暮らしていた』
「どうしたの
『しかし世界に希望が生まれた、それは剣の勇者イズーミン、それは魔法の勇者ホノカポン』
「どゆ事? イズーミン?? ホノカポン???」
『イズーミン、ここが村人達が言っていたゴブリンダンジョや』
「京都弁に戻った、さっきのはナレーション??」
『イズーミン、ここが村人達が言っていたゴブリンダンジョや』
「あっそういうやつね、確かテーブルトークRPGとかそういうの」
『イズーミン! ここが村人達が言っていたゴブリンダンジョや!!』
「わかったわかった、ホノカポン、ゴブリンは弱いけど数が多い、前衛は私に任せてホノカポンは一気にゴブリンを魔法でやっつけて!!」
『OKやイズーミン、ウチが援護するからイズーミンはゴブリン
「行くよホノカポン!!」
『二人はダンジョンの中へと歩みを進める、そこは元々は村人達が開拓した銀鉱山でそこにゴブリン達が住み着いたのだ』
「ナレーションは標準語でホノカポンは京都弁なのね」
『お願いだ勇者様!! 銀鉱山なんてどうでもいいんだ、せめて連れ去られた女子供だけでも助けてくれ!』
「だれ?!!!!」
『イズーミン、
「さっきのやつは村長さん? 回想はさんだの? 穂乃果ちゃん一人で何役もするの? 名前がムラオサーって、安易すぎない? 私達のもそうだけどもうちょっと考えて名前つけて!」
『イズーミン! 村長~のムラオサーさんの話やとゴブリン達に村の女性や子供達が誘拐されて働かされているらしいんや!!』
「わかったわかった繰り返すな! そうだね早く助けないとね」
『銀鉱山は手掘りのために通路は細く剣士や魔法使いには不利でありゴブリン達に有利に思えた』
「大丈夫、こう見えても私は剣の勇者、突きと短剣の
『そやねウチの
「そうだねホノカポン、ゴブリンなんか瞬殺だよ、あとホノカポン、静な魔法・サイレントマジックとか双剣の舞い・ダブルソードダンスとか技名もっとなんとかならない?」
『そうやね、ウチらの静な魔法・サイレントマジックと双剣の舞い・ダブルソードダンスならゴブリンなんか瞬殺やね♪』
「変える気なしか……」
『なッなんだお前らゴブ、人間がいるゴブ!!』
「ゴブリン出て来たの?! 語尾が安易すぎるよ穂乃果ちゃん!!」
『支援魔法はまかせてんか! 行くでイズーミン!! 静な魔法・サイレントマジック、身体加速・スピードアップ!!』
「ゴブリンなんかに負けるか!! 双剣の舞い・ダブルソードダンス、暗殺・アサシネーション!! 変なネーミングセンスうつっちゃったよ(泣)」
『コブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!』
「わっ、バカ!! 穂乃果ちゃん何ゴブリンに大声出させてンの?!!!!」
『大変イズーミン! ゴブリンの断末魔の叫びで他のゴブリンが集まって来てまう、大ピンチや!!!!』
「自作自演!!!! 自分でやっといてピンチも何も無い!! 私の暗殺・アサシネーション意味ない!!」
『はぁ、はぁ、はぁ、はぁあ!! やっとだどりついたんよイズーミン!』
「??? 穂乃果ちゃん、どこにたどり着いたの私達?!」
『剣の勇者イズーミンと魔法の勇者ホノカポンは群れ集まるゴブリンを倒し村の女性や子供達を助けると、このゴブリンダンジョンの最深部、ゴブリンロードの待つ大広間ゴブリンロードの間でまさにゴブリンロードと
「随分とはしょったな穂乃果ちゃん……めんどうになった?」
『コッブゴブゴブ、コッブゴブゴブ、愚かな人間の
「コッブゴブゴブって笑い声? あと血の染みって怖い表現止めて穂乃果ちゃん、武器の名前も安定の変ネームだし」
『さあイズーミン、この長いダンジョンの戦いも最終局面なんよ!! 派手にぶちかまそうやん!!!!』
「たいして長くないけど……まあランチタイム放送のあいだに決着つけなくちゃね♪」
『行くでイズーミン!! 静な魔法・サイレントマジック最大魔法、
「おうよホノカポン!! 双剣の舞い・ダブルソードダンス最大奥義、
『ゴブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! おのれ人間めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!』
『…………………………………ゴフッ!!』
「倒したのか?」
『勇者達はゴブリン軍団とその
♪♪♪
「ホント今日の放送は突然何が始まったのかと思ったよ穂乃果ちゃん、
『どやった、楽しかった? ウチはとっても楽しかったで♪♪ 徳尚学園高等部二年B組、
「でも穂乃果ちゃん標準語も話せんるだね」
『ああ東京弁な、話せるけど田舎者みたいやから普段は使えへんよ♡』
「これだから京都の人は……」
『ほなな~~♪♪』
♪♪♪
「穂乃果ちゃん、今度はボイスドラマとか作ろうか?」
『なんか楽しそ~やね泉ちゃん♪♪』
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