第118話 年上寮生👩
私が女子寮の管理をしていた頃、24だった私より年上の寮生が2名いました。
本科は長屋のごとき本科寮なので除外するとしても、18歳から29歳が住んでいたのが専科寮です。
彼女15歳から入社して、当時は4年制だった高校を卒業、その後洋裁の専門課程で2年、その後は学業はせず働き続けておりました。
29歳で勤続10年以上の大ベテランです。
まあ、ある意味納得ですが、やんちゃ系の子は学校を卒業した途端いなくなります。
よし終わったとばかり、地元に帰ったりこちらに残ったりは様々ですが、退社していきます。
つまり、残っている2人(もう1人は27歳だったと思います)はおとなしめの子なのです。
なので、教務室としての印象はあまりなかったです。
2人とも急病したので(1人は水疱瘡、1人は髄膜炎)、お世話したのはその時くらい。
職場では押しも押されぬベテランだったのですが……
他の若い寮生達を、多分私達教務ごと見守ってくれている感じでした。
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