第63話 好き嫌いと救急車🚑

 人間誰しも、好き嫌いはあります。

 犬好き、犬嫌い。

 猫好き、猫嫌い。

 動物嫌いもそうですね。

 生理的にダメな人もいますし、噛まれたから、引っかかれたから、吠えられたからなど、理由は様々。

 あと、そばの味は好きだけどダメ(←アレルギーです)とか、普通に野菜は全部嫌い(子供舌です、私です)とか。

 寮生に、おにぎりだけは食べられないと言っている子がいました。

 彼女、普通にごはんは食べるんです。

 誰かが握ったものは無理の潔癖系かと思いきや…

 「昔、お母さんが握ったおにぎりで家族全員食中毒になって、吐きまくって下しまくって、救急車で運ばれたから。」

 だって。

 お母さん、手に小さな傷があったんだろうな。

 トラウマに起因する好き嫌いでした。

 想定超えてて、少し面白かったことは内緒です。本人的にはシャレにならなかったろうし。

 救急車で思い出しましたが、私は寮管でもあったので、年に1度くらいは誰かの付き添いという形で救急車に同乗しています。

 急病への対応ですが、あれ、車内で本人確認のため『氏名・年齢・生年月日』等聞かれるんですよ。

 自分で答えられたらOKですが、それが出来ないから救急車な訳で。

 代わりに聞かれても、生年月日、これはさすがに覚えていません。

 200人分の個人データ丸暗記なら、そっちの方が事案です。

 でもねぇ…救急車の中いたたまれない雰囲気になるし…

 次こそ覚えていこうと1回だけ対策が成功しましたが、基本答えられないままでした。

 あの時は『悪かったなぁ』と思った素直?な私ですが…

 無茶ぶりすんなと、今は言いたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る