第62話 それはヤラセです
いつだったか?教務室に1本の電話がありました。
テレビ局で、
『寮生に故郷から荷物が届く。開けると、中には家でいつも食べていた漬物が‼️
ああ、お母さん』と、そう言うシーンが撮りたいと。
それ、ヤラセです。
いやぁ、ここまで欲しい展開決めて、撮影許可とるんだ、あの人達…
寮生への荷物、『漬物』は余り聞かなかったなぁ。
宅配の受け取りは教務が代行していましたが、1番驚いたのは段ボール箱いっぱいの松茸でした。
MATSUTAKE🍄、ですよ(゜.゜)
うわ、いくらになるんだ?とは思いましたが、学校に歩いて1時間以上の山の中に住んでいたんだって。
松茸山も敷地の内らしいです。
東北の子でしたがマジ山奥で、『雨が降ったらお休みで』のあの歌が実践出来るレベルだそうです。
本科寮は木造平屋の長屋ですから、火を使う調理は禁止なのですが、そこは上手くやったと思います。
母の愛は漬物じゃなくて、松茸。
どこまでも想像斜め上なお話でした(^_^)v
ちなみに、テレビ局は断りましたよ(ヤラセ、ダメ絶対)。
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