第20話 幽霊と女子

 長屋か兵舎の女子寮ですから、幽霊、出ます。つきものです。

 私自身は見えないので実体験ではないのですが、話はいろいろ聞きました。

 寮に関しては本科寮(長屋)も専科寮(鉄筋)も、なぜか端の部屋に噂があったな。

 あの方々も、好みの部屋とかあるんだろうか?

 専科寮の◯寮×号室は有名で、

 「△さんいますか?」と友人が訪ねたところ、

 「いません」と返ってきた。

 仕方ないから諦めてお風呂に行ったら、◯寮×号のメンバー全員、きっちりお風呂にいたという…

 親切!間違ってない!

 しかもこれ、男性の声バージョンもあって、幽霊より人だった方が怖いよ。

 まあ、何もかもが年代物の世界ですから。

 工場には夜間にうろつく落武者がいるらしいし…

 実は13話に書きました、学校の音楽室にも噂があります。

 だから見回りサボってたんだよ、わはは。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る