第19話 二層式とお風呂事情

 女子寮には各部屋1台、洗濯機があります。

 各寮の一角に洗濯場と呼ばれるスペースがあり、そこに◯寮×号と名前付きで設置されていましたが、なんと二層式でした。

 世代によってはしみじみ懐かしい、あれ。

 今もファンがいるのか、たまには売っている、あれ。

 洗濯して、すすいで、洗濯層から脱水層に入れ換えて、脱水して、のあれです。

 ちなみに鉄筋の専科寮は全自動でした。

 細かいところまできっちり区別してきやがります。

 でも、個人的には途中でガンガン蓋開けられるし、二層式も使いやすいと思いますがね。

 で、洗濯機を回しながら、風呂に行きます。

 寮の近くに銭湯的な建物があり、早番上がりの14時から入浴が可能でした。

 浴槽2つ、洗い場はその気なら50人くらいは並んで使えたと思う。

 さすがにそんなコミコミの時間は避けましたがね。

 余談ですが、教師寮もNOお風呂なんで、私達もここを使ってました。

 お風呂には1つ、絶対のルールがあります。

 それは『消灯』。24時に電気が切れます。

 1人なら怖いだろうけど、大抵10人くらいは入ってるので、焦らずゆっくりつかります。

 月明かりのお風呂はむしろ贅沢、楽しかった思い出です。

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