2-4.主力

「あれ!?ライ君です!?」


 グロッキーから復帰したエスティアの驚きで、翔はその少年のだいたいの所属を知る。

 つまり、お嬢様連中の知り合いであるらしい。

 前髪が目にかかるようなウルフヘア。童顔に赤髪赤眼とくれば、関係性は見えたも同然。随分と上背があり、最後に測った時172だった翔と比較しても更に高く、おおよそ180cm。白シャツに黒いベストとスラックス、見るからに「ギャルソン」といった美形。

 巨大な筒のようなものを2本背負っている。

 当然、権能ボカティオも持っているのだろうし、あの攻撃も不可能ではない、のは分かるのだが、

「いやどうしてそうなる…」

 出来る事と、やる事は別。

 高速で飛来し空中の敵を蹴りつけるなど、頭の螺子が足りないに違いない。


——どうしてこう、この小娘の周りには、極端な奴しかいないのか。


 「類は友を呼ぶ」、そしてその中には、彼自身も含まれている、その事実を即座に棚に上げた。

 

 「取り敢えず」で置ける程の低みに有り、四次元もかくやという大容量、そんな「棚」を持つことが、彼の数少ない取柄の一つである。


 そんな彼らは、遅々とした移動を再開していた。

 全員の聴覚、及び足が折れた少年の治療で、クリスタンが卒倒した。

 それをジィが担いでいる為、更に速度が鈍化したのだ。

「なにしてるです!?王都でお留守番な筈です!」

 道中、エスティアから詰問される少年。

「いやだってお嬢様も姉ちゃんも遅くって、オレらグダーってなってて、そしたらウルの奴がウガーッって!仕方ないから散歩してたら、ここがパパパンのキーン!だろ?」

 「だろ」と言われても何が何やら。翔の頭痛は酷くなるばかり。

 そしてもう一つ驚愕。この男、「弟」である。

「で、ウルにポーンさせて、オレの権能ボカティオでビューンで、やっばってなって、ドーン!…って」

「危ないです!二度とやらないと約束するです!」

「でも~」

 小学生レベルに小柄な少女が、長身の美男子を𠮟りつけている。

——乙女ゲーのスチルかよ。いややったことないけど。

 翔は、嫌々ながら質問を挟む。

「おーい、盛り上がってるところ悪いんだが…」

 予想はついてきたが、念の為に、

「このガキは、誰だ?」

「この、誰?」

——よし、こいつ後で泣かす。

「カケル!そろそろ巫山戯ている場合では御座いませんぞ!」

「分かってる、あっちも状況を理解し始めたな」

 翼竜は把握した。援軍が来たのだと。

 混乱からの立ち直りが早い。あれだけ意味不明な仕打ちを受けたのに。

 成程、確かには、優秀だった。

 だが、今の彼らなら届く。

「ライとかいうガキ、俺は戦力だ、受け入れろ。で、お前が飛べるなら話は早い。協力しろ。その力があれば安全に——」

「いやいやだからあ」

 まるで、聞き分けの無い幼子を相手にしているように。

「オレの権能ボカティオ、飛ぶことじゃないよ、何言ってンの?」


 ………………………………………………


——は?

「は?」

 最早欠片もオブラートを介さない、本音そのままが炸裂してしまった。

「え、いや、じゃあさっきのはなんだよ」

「だーかーらー、ウルとの連携技だって言ってんジャン、話聞いてっか?」

「…言ってたのか?」

「言っておりましたな」

「い、言ってたです」

「言ってましたわ!」

「マジかよ」

 精霊タピオ翻訳の限界を見た翔だった。

 周囲が鋭過ぎる者ばかりで、本人が伝えようという努力を忘れると、こういうことになるのだろう。


 まあ、言語は通じるのだ。

 ルサンチマンと共同で死角を潰しつつ、少しでも止まればぶっ放し、

「じゃあてめえは、何ができる」

 それだけ聞く。

「オレが出来るのは」

 彼は背中から、

「これ」

 鞣し革のケースを両方抜いて、開く。

 一つ、中に入っていたのは、黒い長弓。

 その長躯と共に在りながら、尚も長大さを誇っている。

 なだらかな曲線で構成され、反り返りが恐らくパーツ毎に異なる。

 全長、2メートル以上。

 もう一つは、矢筒。

 これまた、破壊力を確信させる大矢。

「これを、思い通りに飛ばすンだ」

 得意げなかお

 その武器を見て、

「へえ、いいモン持ってんじゃねえか」

 翔もまた、ニヤリと口の端を吊り上げた。




——————————————————————————————————————




Y Y YYYYイ イ イイィィ

 その翼竜の飛行速度は、時速50キロにも届く。

 投入の決定が通達されるまで、様々な遅れが生じていたが、それらは障害とはなり得ない。

 道順に振り回される馬車など、逃げ切れる由も無い。

 今注意すべきは、異物を飛ばす黒い影。

 あれさえ制圧すれば、今後の戦局が大きく変わる。

 それ程までに、強烈に刻みつけられた。

 痛みを。

 恐怖を。

 屈辱を。

 だからと言うわけでもないが、あれは惨たらしく殺す。

 どちらが捕食者か、それを理解させなければ。

 決して、追われる側に回ってはならない。

 それだけは、容認できない。

 でなければ——

「!」

 接近する飛翔物体!

 を、危なげなく回避。

 過ぎたるは巨大な矢。当たれば一溜まりもないだろう。

 当たれば、の話だが。

 弓を持っているところを見ると、あの新たな敵が放ったのか。

 木で見えなくなった間に構え、視認した瞬間に放つ。悪くはないが、届かない。

 視力だけであしらえる。

 先程は面食らったが、全ての攻撃があの速度なら、正面から当たるものではない。

 奴も、戦力から外れた。

yyyyyyyyyyyyyyyyィィィィィィィィィィィ

 もうじきに、仕上げだ。

 静かに、

 じっくりと、

 そうと気付かれず、

 首を締め上げるように、

 周回しながら、接近する。

 一つに纏まるよう動かす。一鳴きで全てに響かせる為に。

 あの破裂音も、散発的になった。こちらを捉え続けることが出来なくなった、その証拠だ。

             目で追わせ、

       相手が見失った

 その一瞬で、

                                     

                                  パッと、

 


 直上に。

 

 分からないだろう。

 単に木で遮られているだけか。

 それとも攻撃態勢に入ったのか。

 そのどちらかを判断する、その一瞬。

 そこに、刺し込む。

 これで、最後。

 あの白十字は、あそこでのびている女の力だろう。

 もう、治せないのだ。

 この一撃で、終わり。

 眼下の集団に渾身の一撃を


「     」


——?


 何か言っている。

 こちらを見上げた男が、何か。

 唇の動きは。

「お」

「お」

「あ」

「た」

「り」

——??

 おかしい。

 何故。

 音が、出せない。

 生温かい、液体。

 ぐらり。

 理解できない。

 何が起こったのか。

 頭が、そこにある器官が、まるで機能してくれない。

 頬を伝う、粘性の何か。

 そう、そういうことだ。

 血だ。

 血液、それが喉奥に詰まるように。

 何処から?

 突き立てられている。

 何かが、頭に。

 音が、出せない。

 何故。

 おかしい。


 これは——


「すげえヤ!ホントに来た!」

 喝采を上げるのは、弓を持つ射手。

「本当に、あの場所に!」

「当然だ」

 答えるのは、何か異物を手に持った男。

 それに呼応するように、影もまたケタケタと嗤う。

「あいつ焦ったね、兄弟!大詰めここぞで、急いじゃった!」

「遠距離攻撃が増えた。敗因が一つ増えたってことだ」

「故に、その逸りを知ってか知らずか、強引に詰めたわけですな。折角優勢なのだから、そのまま勝ち切りたかったのでしょう」

「そういう奴が咄嗟にやるのは、泥鰌どじょうを獲る為に柳の下を浚うことだ」

「上手く決まったから勝ちパターンと扱い、深く考えずそれをもう一回!」

「素早くとも、どこにいらっしゃるか分かっているのでしたら、眠った仔豚と同義ですわね」

「それに今は、オレの権能ボカティオがある!」

 その男もまた、天与を持つ。

「ああ、正直助かったぜ、“アライオ”」

「へへン、それ程でも!」

 和気藹々としたその輪の中へ、堕ちていく翼竜。

 翼が何かに擦れる。

 周囲を把握しきれない。

 感覚が狂ってしまったのだ。


 そこに一言。

「さあいらっしゃい、臆病者」

Yイ゛?」

 マリアの命令が、貫く。


「お約束した通り、礼儀作法を教えて差し上げますわ」

「受講料は頂くがな」


 には、

 そこで待つ笑顔達が、

 血に飢えた修羅にも見えた。


——————————————————————————————————————


「まずはグイッと、

 グググと引いて」

 長身少年アライオは、何事か歌うように口ずさみ、革製の手袋を右手に嵌めて、その弓に矢をつがえ引き絞る。

「ビュンと

 スパンと

 風を切って!」

 把持するのは、中心よりやや下。

 弦がゆっくりと張り詰め、発射エネルギーが溜め込まれていく。

「一度その手を離れても

 思ったままに、

 一直線!」

 キリキリキリと、

 鳴る、否、哭く。

 やじりを向けるは、底抜けた青!

「いやさ

 くるりと

 一回転!」

 遥かな天へと唾する!

「それはまさしく、

 一矢一体!」

 それは、彼の詠唱。

 そして、彼の権能ボカティオ


「さあ行くゼ!“あの空へ届けアールテミス”!」


 と、

 解き放たれる!

 その一射は当然の如く的を捉えず、

 そのまま更なる上空へ。

「良い景色だな!」

 それでも笑顔のアライオ。

 当てられないのは、事前に言われた通りだ。

「もうちょい近づく」

「そうしてくれ」

「だけど、本当に狙いは真上でいいンか?」

「ああ、問題ない」

 翔は、確信を持っている。

「こっちは姐さんがダウンしてる。回復役が居なくなったこの絶好の機会。おめおめと見逃す程草食系じゃねえだろ」

 だから、仕掛けて来る。

「今奴はお前の攻撃を、余裕を持って躱した。お前の優先度は俺より低い筈だ。矢の事なんてもう忘れてるだろう」

 意識の中にいなければ、後ろから回り込むように近付けば、避けられないのは証明済み。

 完全な探知能力があるなら、アラィオの飛び蹴りなどかすりもしなかった。

「特に、あの音撃を放つ直前と直後。エコーロケーションは止めざるを得ない」

「絶えず発していた音を、ひとかたまりにしてぶつけるわけですからな。道理でございます」

「その瞬間、奴は『見る』しかないわけだ」

——決まるぜ、お前の一撃。

 そう言われ、更に高まっていく少年。

「ィィィイヤッフーーーー!」

 高まり過ぎである。が、無理もない。

 彼は今、空を飛んでいるのだ。



 “あの空へ届けアールテミス”は、遠隔攻撃特化の権能ボカティオである。

 彼が触れた飛び道具に、放たれた後に乗り移り、弾道を自在にることが出来る。

 その際、視点もまた飛翔体側に移り、それが自分の肉体であるかのように振舞う。

 数は、一度に一つまで。また、直接乗り換えるようなことは出来ず、別の物に憑依したい場合は、一度元の肉体に戻らなければならない。更に操作中は、本体の側は無防備となる。

 欠点だらけの力だが、初見殺しとしての適性は高い。

 外れた筈の矢が背後から迫って来る、それが基本的な使い方。

 また「飛び道具」という範囲の広さによって、思いもよらぬ攻撃が実現することにもなる。

 合流した際に見せた飛行。あれは放り投げられた彼自身を、「飛び道具」として認識することで、軌道をコントロール下においた、という理屈であった。

 「ウル」と呼ばれる何者かが、どのようにして身長180前後のノッポを投げ飛ばしたか、それはこの際気にしないことにする。


 ともあれ翔はその権能ボカティオによって、あの翼竜に一泡吹かせるアイディアを思いついた。


 彼らが隙を見せる事で、奴は意識外に抜け出せたと考える。

 だが、何処に行くかは既に明らか。おまけに更なる上空から、矢に憑依したアライオが見ている。大きく円を描きゆっくりと迫っている。

 勝負に出るタイミングまで、筒抜けになるというわけである。

 思わぬ所から見て、相手を誘導し、叩き込む。骸獣コープスが必勝法としていたことを、そのまま返してやるのだ。空を飛ぶことを得意とするは、己が能力に対する自負により、自分より上に居る敵の存在を除外してしまう。

 それに奴が上に居るという状態は、今だけはむしろ優位性に繋がる。

 遠くからの撃ち合いであったら、重力や空気抵抗などによって、矢が戻って来るまでに減速・落下し、無力化されていたかもしれない。

 だが、真上なら?

 一度速度が鈍った矢に、重力加速度がむしろ味方をする。

 再加速したそれが、充分な殺傷力を伴って、翼竜の頭に落っこちて来る。


 結果、遠距離武器もスキャン能力も喪失したそれは、身体をあちこちぶつけながら、皿の上に舞い降りる鳥肉と化す!

yyyyyyYYYYYYYYYィィィィイイイイイイイイイイイイ!」

 腹を空かせた悪鬼達の前に、そうと知りながら落ちて行く!


 

 軽量化したとは言え、その巨体。

 巻き添えに一つくらい潰すのは可能。

 短刃に銃弾、

 下から飛ぶあらゆる攻撃を、

 全て受けながら、

 それでも目指す。

YYYYYYYAGHAAAAAAAAィィィイイイイイアアアアアアアアア!!」

 せめて一つ

 せめて——


「淑女をお誘いしたいのでしたら、」


 

 その先に、

 戦士達より一歩前に、

 しかと立つ、黄金。

「あまり前のめりにならぬことですわね」

 巡る刺痛しつうに、筋肉が収縮。

 カクリとこうべを垂れるように、

 その宝石のような双眸に、見下されたる地の上に、

 その不作法を恥じ入るように、

 顔から土中に突っ込んだ。


「そうそう。そのようにまずは、ご挨拶と一礼が基本ですわよ?」


——よろしくて?

 酷薄な笑みを添えられた、

 その言葉が届いたのか。

 或いは単なる反応か。


 濛々と立ち込める砂ぼこりの中、

 立て直そうとヘコつく翼竜。


 そこに、飛び掛かる黒。

くたばれダイ!」

 降りかかる罵声。

とっとと終われ、死にぞこないがマスト・ダイ・シェイディ!」

 翔が叫ぶと同時、ルサンチマンの右手に再見。

 デザートイーグル。

 その巨大な銃口で、翼竜の額にキスをして、


 1、2、3…7発!


 生存の余地を、許さず。


 骸獣コープスは、沈黙した。




「制圧を確認致しましたわ!皆様方、ご苦労ですわ!」

 死骸の上で宣するマリアに、

「ふぅー…」

 ようやく人心地ついた翔。

「なあ!なあなあ!」

 そんな彼を見て、露骨に興味を示すアライオ。

「今の、と言うかさっきから気になってンだけど、その道具ナンだ!?パッってなって、ドン!ドン!って!見た感じ、そっちの黒介クロスケはおっさんの部下かなんかだよな?じゃあおっさんが知ってるだろ!?それ何なん!?」

 と質問攻めの上、パーソナルスペースお構いなしに距離を詰める。

「あーあーやめろうざったい。それと俺はまだ『おっさん』じゃねえ!」

——…じゃないよな?

 若さを断言できなくなって来た酉雅翔(24歳男性ストリーマー)。

「ライ君!迷惑かけないの、です!」

「ええー、じゃーあー」

 何かを考えていた少年は、唐突にその顔を上げ、

「アニキ!アニキって呼ばせろヨ!」

 などと言ってきた。

「…なんて?」

「いやだって、オレの権能ボカティオを活かして相手をズドンする方法を、あんなに早く考え付くなんて、スゴイゼ!初対面なのに!それにさっきは、戦場も敵も操ってる感じで、カッケー!しかも使う武器までバーッ!と派手って、完璧だゼ!」

 ベタ褒めして押し通す作戦に出たアライオ少年だったが、

 言われた翔はと言うと——

「ま、まあ好きにすればいいんじゃねえの?」

 満更でもなさそうであった。

「チョロいですわね」

「チョロいですなあ」

「兄弟、そのチョロさは流石に引くよ」

「てめえら黙るかケツの穴が増えるか選べ」

「アニキー!」

「デッけえ!?暑苦しい!」

 などとじゃれ合い



 振 


 動。



——地震か?

 違う。

 足音。

 それも重い。

 ノッシノッシと。

「おいマジかよ…早過ぎねえか?」

 新手あらて

 連戦。

 詳細不明な次なる敵。機能しなくなった回復役。消耗し切った味方。

 果たして、被害なしで切り抜けられるのか?

 湧いた憂慮に一発お見舞いすべく、ルサンチマンに構えさせた翔に、

「お~~~い!!」

 その、野太いが情けない声が届いた。

「ラぁイぃ~!どこぉ!?マリアおじょうさまは~!?」

 見えて来たのは、巨像の如き大男。

「ジィいぃぃ~!いる~!?」

 空気が、弛緩していくのが分かる。

 全員が、安堵しているようだった。

「なあお前ら、知り合いなら聞きたいんだが…」

 顔が隠れたヘルムに、いわおのような肉体。全ての手指の第一・第二関節間に鉄輪かんなわを嵌め、左肩には背もたれのような突起。背中にはゴツゴツとした丸盾が二つ。

 近くなる程分かる、異常な巨躯。

 音だって、「ドシリドシリ」に変わっている。

 一目見て、化物としか思えないそれを、指差して一言。

「あれ、骸獣コープスじゃないよな?」

「貴方!そのお目目は節穴ですの!?」

 一喝するマリアが言うには、

「どこからどう見ても庭師でしょう!」

「庭師の恰好じゃねえことだけは確かだなあ!?」

 警戒する彼に対し、

「あれなるは、“ヴゥルカー”」

 ジィが、その正体を教示する。

「アステリオス家の庭師にして、我等マリア・シュニエラ・アステリオス専属召使隊の、主力でございます」

 頼もしい増援の筈なのだが、


 翔はと言うと、


——もうやだこの職場…


 ビックリ人間ばかりの環境に、


 早くも心が折れかけていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る