1-11.成り上がり、または成れの果て

「どうしたの?早くやろうよ、兄弟」


 そいつは初対面の筈の翔に、何故だかとてもフレンドリーだった。


 翔は未だ呑み込めていない。

 強い光が降って来たら、唐突に誰かが出現ポップしたのだ。

 その見た目も問題だった。

 胸部・肘・膝にアーマープレート、纏っているのはタクティカルスーツ、履いているのは頑丈な安全靴。


 どう見ても、翔の故郷——地球文明の恰好だった。


 装いとしては、特殊部隊か。

 ただフード付きのパーカーを羽織っており、そこだけゲーマー的なセンスを感じさせる。


 そして、その顔。

 

 ユーリと、瓜二つなのである。


 肌は黒炭のように真っ黒。

 髪は色を失って真っ白。

 目は白目と黒目の色が反転し、瞳孔だけが黒いまま。

 色彩は似ても似つかない。

 だが髪型・造作・パーツの位置は、ユーリの顔そのものだった。

 それがニタニタと口元を歪め、気さくな素振りで話し掛けて来る。


 翔はなんだか、デジャヴのようの気持ち悪さを感じた。


 知らないのに知っているような、そんな矛盾が潜む感覚。


「お前は…何だ…?」


「僕?僕かい?この僕に言ってるのかい?」

 聞かれた影は、大仰に驚く。

 「そんな当たり前のことを聞くのか」、どうやらそう言いたいようだ。

「ありがちだろ?分かるだろ?僕は君だよ!」

「俺?俺だと?お前は、俺の何だ?」

「君の力、君の才覚、君の側面、何でもいい!」


 それが彼の能力ならば。

 ユーリにとってのジゼルのような、投影とも半身とも言える存在、

 

 そういった類の物ならば。


「お前は、何が出来る?」

「出来るのは兄弟、君さ!君が出来るから、僕がここに居る!」

「だったら、俺は何が出来る!?」

「僕は武器さ!君が持つ武器!武器の役割はただ一ぉつ!それを持つ者に——」


——敵を討たせる。


「さあ兄弟!」

 奴らを指差し、

「僕を操り、思い知らせろ!」


 こんな凄惨の渦中にあって、

 愉しげな様子を隠そうともせず、

 彼の「武器」は待っている。

 尻尾を振って目を輝かせ、

 振り回されるのを

 「今か今か」と。


 翔は、

 憤懣ふんまんのままに命じる。

「ぶっ潰せ!」

 影はすぐさま行動に移した。

 泥を蹴り上げ敵中へ。

 一直線。

 猪突猛進。

 握った拳が大きく引かれ、

 一匹の土竜の鼻面に命中!


——っぐ……!?


 鈍痛。

 足と腕・拳に電流がはしるように。

「がああああ!?」

 肉が引き千切れるような。

 骨が砕け散るような。

 厭な痛みが駆け巡る!


 更に土竜が反撃に出る!

 爪を矢庭に振り回し、影を遮二無二切りつける!

「あああぐううう!!」

 その痛みが、

 冷えた外気に肌と骨が触れ、刃が鋭く肉に食い込む感触が、

 何故か翔の身を襲う!

「やめろ!」

 翔が叫ぶと同時、影が後ろに大きく飛び退く。


「ちょっと~しっかりしてよ、兄弟?あの程度の応酬じゃ、僕も相手も死なないよ?」

「ふっざけんじゃねえ!どういう事だ!?切りつけられたのはお前の筈だろ!?」

「だーかーらー!僕は君なんだって。言葉無しに感覚で操れるし、五感を共有してもいるけど、細かく動かそうとするなら、深く潜らなきゃならないわけで。その分痛みも緩和されないってわけ!」

 

 共有している。

 という事はつまり、繋がっている。

 こちらに有益な所感だけでなく、痛みや苦しみなど負の情報までも。


「大丈夫!僕は直ぐに再生するし、君は実際には傷ついてないから、戦闘面では全くの無問題!」

「大丈夫なわけあるか!?」

 先程の攻撃は、軽微な一発で終わった。

 つまり、駆除には素手では無理で、なら結局は武装が必須。

 こちらにあるのはナイフ数本。

 ユーリが持っていた凶器類は、引き摺る時に置いてきてしまった。

 近接戦闘で勝利するなら、身体の動き方を工夫しなければ。

 つまり最適な殺し方が見つかるまでは、影とほぼ完全に同調するのだ。

 それを習得するまでに、あと何回切られるのだろう。


 あと何回、あれ以上の痛みを。


 更に彼は今囲まれている。

 影を動かすのに夢中になって、背後から襲われれば一巻の終わり。


「役に…立たねえ…!」


 何故か権能ボカティオに覚醒したが、何一つ打開に繋がらない。

 こんなことがあっていいのか、翔は再び絶望していた。


「でも君は、知ってるだろ?」


 影の言葉が、妙にすんなり入って来る。


「自分では無い者の目を通して、心で思うまでも無く、第二の身体をスムーズに動かす。それは——」


——世界で唯一、君が得意なこと


 何も無かった翔に、たった一つ持たされたギフト。

 そこに思い至った時、首飾りを握っていた筈の、翔の手中にそれはあった。


 上から見ると、凹の字を逆さにしたような外観。

 左右非対称に一つずつ配置された、3Dスティック。左が前側、右が手元側。

 左のスティックと対称位置に、4つの押ボタンが配されている。時計回りで上から順に、Y・B・A・Xボタン。

 右のスティックの対称位置には、何も書かれぬ十字ボタン。

 

 それを、左右の手で握る。


 更に前面。

 上部にバンパー、下部にトリガー、それに似たボタンが左右一つずつ。

 

 間違いない。

 見紛う筈もない。

 

 彼が今手にしているのは、地球での商売道具。


 世界的PCメーカーが手掛けるゲームハード、Xカイcubeキューブのコントローラーだった。


 同メーカーのOSにも対応している為、PCゲームでも使用できる優れもの。

 翔が愛用していた相棒。

 

 一つ違うのは、中心のマークが×印ではなく、四つ葉の刻印になっていたこと。


——それが今、どうして此処に?


 頭は疑問を呈している。

 体は自然に動き出す。


 左手親指で左部スティックを、カタンと前方に軽く倒す。

 その動作とほとんど同時、影がその場で前へと進む。

 親指で右スティックを傾ける。

 第二の視線が下を向く。

 Xボタンを長押しすれば、

 落ちていたナイフを手に取った。


——この感覚。

 

 翔の視界に、もう一つの視野がある。

 重なっているわけではなくて、両方を同時に見渡せる。

 一つ一つが狭くなって、詰め込まれているわけでもない。

 不思議な視界。


——だが、似たようなものなら、あった。


 自分のアバターを、自分の身体の延長のように扱う。

 特定の操作で、それに対応した動作が即座に返って来る。


「詠唱と似たようなものさ。君の場合は、言葉の代わりにを弄る。決まったコマンドに、一定の動きが反映される。そういうプログラムってワケ」


 言うなれば、意識のスイッチ。

 集中力をつぎ込んで、正確に動かすその為に、蛇口を捻るその工程を、ただ一つの動作で済ませる。

 彼に染み付いた認識が、ボタン操作を実際の動作へ、も淀みもなく変換する。


 深く潜らなくとも、ある程度思い通りに動かせる。


 左スティックが移動用。

 右スティックで視点操作。

 Bボタンでしゃがみ、

 Aボタンでジャンプ。

 Xボタンでインタラクト。

 

 彼が幾度も見て来た配置。

 FPSの定石的振り分け。

 

 彼は、直感で理解した。

 彼の権能ボカティオ、その本質。


 その力は、祈りを反映するらしい。

 ならば、翔の祈りとは何か。


 彼が賜わりしその天賦、それで思い通りに生きること。

 

 邪魔な奴を、殲滅すること。


「さて、あとは武器だ」

——もし、可能だとしたら?

「もう気付いているだろう?」

——本当に、この先があるのだとしたら。

「君は僕の体を。そう、君にはそれが可能だ」

——何らかの条件を満たすものなら、それを生成できるとしたら。


「必要なのは、想像力」


 具体的である程良い。



自動式オートマチック拳銃ピストルを、一丁」


 彼の頭に浮かんだのは、とある世界最強の存在。


「材質はステンレス。シングルアクションのガス圧作動式」


 彼の言葉が、現実となる。


銃身バレルは通常の約15cm6インチ。どうせ使い捨てだ。

 照準器アイアンサイトは、照星と照門からなるオープンサイト。

 施条ライフリングを忘れずに、弾を直進させる」


 その詳述に合わせるように、宙でパーツが生まれて組まれる。

 画面越しには見慣れた、そのフォルム。


「放つのは鉛、50口径。12.7×33mmの、.50アクション・エクスプレス弾。

 方法は雷管への衝撃、薬莢内の火薬に点火、発生したガスで弾頭を押し出す」


 下部に現れる、縦長の箱型弾倉、

 込められる、巨大な弾丸。

 薬室チャンバー内に最初の一発が入り、スライドがカチリと正位置へ。


「装弾数」

 今、

「7発!」

 それが成った!


 完成したのは、このパンガイアには無い筈の物。

 

  銃器!


 特に影の手元のそれは、拳銃としては異様な巨大さ。下膨れしたように厳つい銃身。

 浪漫と頂点を目指した鉄塊!


「名は“デザートイーグル”」


 その意味は、


「“死に晒せ化物共マスト・ダイ・シェイディ”!」



 左中指で左部トリガーボタンを押し込み続け、

 右の親指でスティックを動かし銃口を調整。

 照準の前後の位置を合わせて、

 右薬指が曲げられる。

 力は無く、ただ意志があるのみ。


 耳をつんざく、低き鳴動!


 ただのそれだけで、一つ死ぬ。

 殺せる。

 殺す。

「ぶっ殺してやる!」

——穴に籠ってばかりいる、性根から陰湿な引きこもりヒッキー種ども!


 硬質で過熱。

 軽快に致死。


 最初の一音では分からなかった。

 次なる刺光しこうで理解した。

 

 あのとどろきの後、肉が吹き飛ぶ。

 彼らの命が、簡単に消し飛ぶ。


 土竜達は、分かってしまった。

 それが奴らに、怖気を生んだ。

 そうして揃って骸獣コープス達は、愚かな選択へ逃げ込んでしまう。

 そろりそろりと下がって行くなど、万一あった勝利の放棄。


 彼の間合いは、未だ届く。


「待てコラァァァ!」

 引鉄!

 顔面の穴が一つ増える!

「逃げんなああああ!」

 もう一度引鉄!

 脳まで直通!

「俺を殺すんだろお!?」

 更に引鉄!

 胴に第二のへそ

「笑ってみろよお!?えぇ!?」

 更に更に引鉄!

 前脚と泣き別れ!

「ワンとかスンとか言ってみやがれえええええええ!!」

 引 鉄!

 口内の蛇ごと貫通!


 そこで、暴力が止む。


 影が、その右手を振るう。

 銃の底から、何かが落下する。

 初めて見るそれを、骸獣コープスは本能で理解する。

 弾切れ。

 あれを繰り出し続けることは出来ない。

 数に限り。万能ではない。

 今が、好機。

 今からが、本来。

 この青年をバラバラに食い荒らし、骨の髄までしゃぶり尽くす。

 そういった野生に衝き動かされ、再び近づく

 その目の前で、


 弾倉が、再度生み出される。


 何でもないように淡々と込めて、愉快で仕方ないと影が一言。


「あれあれ~?僕『打ち止め』って言ったっけえ?」


 その一撃で、また死んだ。

 終わりではなく、インターバル。

 その二つを取り違えただけで、命すらも取り立てられる。



 デザートイーグル。


 「マグナム」と呼ばれる弾薬種、及びそれを使用する銃器グループの一つにして、恐らく最も愛好家が多い銃。

 科学技術の発展と共にボディーアーマーが強靭になるにつれ、それすら貫通・破壊する、高威力の銃器の需要が高まっていった。

 火薬量を増やす・弾丸そのものを大きくするといった、単純明快なコンセプトに基づいて、生まれたものが彼ら「マグナム」である。

 拳銃のマグナムと言えば基本的に回転式リボルバーであり、自動式オートマチックで撃ち出そうとした場合、数々の動作不良がセットでくっついてくる。

 ガス圧方式、それも反動が少ないショートストロークピストン式と呼ばれる機構を採用し、なんとかまともな銃になったもの、それがデザートイーグルである。

 かなりの知名度を誇る拳銃だが、その実、軍隊に制式採用された例は存在しない。

 自動式オートマチック回転式リボルバーと比べて、弾丸の装填が容易、一度に装弾できる弾数が多いといった利点がある。


 それでは何故、使われなかったのか。


 動作性が改善したが、整備性に問題を抱え、最大の敵は細かい砂塵。“砂漠の鷹デザートイーグル”という名前の割に、砂漠が苦手という間抜けっぷり。

 それを妥協して使ってみても、回転式リボルバーと比べて1・2発余計に撃てる程度。大きく差がつくわけでもない。

 第一、威力が過剰なのである。

 マグナムの出番は、熊撃ち銃としてはあっても、人間相手では用無しとされる。

 デザートイーグルの.50AE弾は、そんなマグナム弾の中でも、最大最強のパワーを持つ。

 ただでさえ、拳銃の用途には要らない破壊力。この上更に一発を強くして、何を撃つのかというそもそも論。

 それを追い求めるのなら、素直に小銃アサルトライフル遠距離マークスマン武器といった、主兵装メインウェポンで良いという結論。

 補助武装サイドアームに求められるものは、手軽さであって馬力ではない。

 およそ、戦場に持参する代物ではない。


 では何故この銃は、一躍人気兵器となったのか。


 敢えて言い切ってしまえば、「カッコいいから」である。


 「自動式オートマチック拳銃最大口径・最大単発威力」という称号を引っ提げた、メディア露出も多く見た目も良い銃器。

 修学旅行で木刀が売れる延長、ヤクザの屋敷に飾ってある日本刀と同じ、言うなれば大人向けの玩具である。

 

 見掛け倒しの見世物なのだ。


 では、今この状況に限ってはどうだろうか?

 標的は骸獣コープス。今のところ、権能ボカティオが絡まず死んだところを見たことがない。正確な耐久度が分からない。或いは熊よりもタフかもしれない。

 故にどんな防御も紙と化す、極端な攻撃力が欲しい。

 翔の力で再生産可能。つまり最悪、作動不良が起きたとしても、丸腰になるわけではない。その場でまた作ればいいのだし、整備が求められることも無い。

 敵は高い生命力と数をもっている。求められるは継戦能力。

 弾を込め直す間は短い方が良い。連続して撃てる数も多い方がもっと良い。

 更にこの天候下、翔の淵源オドは何時尽きるか分からない。

 できるだけコンパクトに収まり、作る際に負担が少ない物が望ましい。

 小銃や機関銃など、コストパフォーマンス面でのリスクが高過ぎる。弾丸を瞬時に大量消費する、フルオートの銃は選択肢から除外。

 その上で、撃ち続けられるもの。

 同調の度合いを下げたとは言え、肩にかかる負担はゼロにはならない。大きな銃を使い続けて、肩に苦痛を蓄積し、それで腕が動かなくなれば、待っているのは逃れられぬ「終わり」。

 翔がその構造を、ある程度知っている必要もある。

 彼は全般の兵器類を、隅から隅まで記憶してはいない。面白そうな物のみ調べ、その過程で知っただけだ。細かい機構を把握しているものに限れば、更にその範囲が狭まくなる。

 彼が中身を想像出来なければ、外面のみのハリボテが生まれるだけ。


 これらの条件・状況を加味した場合、これ以上の最適役は居なかった。


 今ここ以外に無いと言えるほど、その拳銃の出番にピッタリだった。


 その兵器はまるで、化物を殺す為に生まれたかのように。



 土竜達は、今度こそ敗走する。

 翔が見た中で、最大の必死さで。

 土を掘って、

 頭を押さえて、

 這いずってでも、少しでも遠くに、

 「死」から、逃げていく。

 

「クックックックック…」

 翔は、気付けば震えていた。

「ブハッ、グフッ、クククク、グフフフフ…」

 抑えられない。そのたかぶりが。

「アッハハハハハハハハ!!」

 笑う。

 只管ひたすらに。

 嗤う。

 籠った熱が零れ、頬を伝って。

「イヒッイヒッイヒヒヒヒヒー!」

 間抜けな尻を指し、

 地面を叩き、

「ヒヒヒヒヒヒヒ、ヒー!ヒー!」

 止まらない。

 どうにもならない。

 喉が焼けるように痛くて、

 胸が詰まったように苦しくて、

 

 それでも、

「ヒヒヒ、アハハハハ!ハハハハ!グァハハハハハハハハハ!!」

 あとからあとから

 吐き出し続けるのだ。


「ハハハ…ハーッ、ハーッ、ハハ…ハ……」

 口から流れ出る分が終わっても、

「……………………………」

 目から滲み出るのは、


 まだ。




 彼は、やがて立ち上がった。

 もう、ここは終わった。

「ねえ兄弟!こんなんで済ませるわけ無いよね?ねえ!」

「当然だ。罰が要る。痛みを伴う報復が」

 だから次だ。

 この村に来た敵、その全てに対し、

 翔への恐怖を刻み付ける。

「皆殺しだ」

 その為に主戦場へ向かう。


 途中、一度振り返る。


 雨と血と硝煙の最中にあって、


 そこだけ静謐が支配する場所。


 眠ったように横たわる少女。


 必ず埋葬しに戻る。

 

 そう心に誓い、


 翔は、


 南へ——!




——————————————————————————————————————

Tips:シングルアクション…撃鉄(拳銃の後ろ側についている、ドラマ等で撃つ前に引いてカチリと言わせてるところ。弾丸の尻を叩き、点火する役目がある)を準備位置にまで移動させ、それから引鉄を引くことで発射する作動方法。手間はあるが、準備位置に入ってしまえば、あと少し引鉄を引くだけで撃てる為、余計な力が入らず、精密射撃に向いているとされる。対比されるものとして、引鉄のみで撃鉄も連動する、「ダブルアクション」がある。

アイアンサイト…銃の上部に標準で備え付けられている、凹凸の事。銃によって色々な形がある。これによって狙いをつけ、殺したい奴へと弾を飛ばす。

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