応援コメント

[2-4] 魂の通り道」への応援コメント

  • 工藤艦長、敵兵を助けるなんて驚きですけど、部下からの信頼は絶大。
    きっとこういう人が、人の上に立つべき人なのでしょうね。

    秋次郎はの魂は、本来歩むべき道から外れてしまったのでしょうか?
    もしそうだとしても、ここにいるのには何か意味があると思いたいです。

    作者からの返信

     零戦の解説などでとても単調なエピソードでしたので、リメイクにあたり、「敵兵を救助せよ」の話も大幅に割愛しました。
     この工藤艦長の話は実話のようで、「敵兵を救助せよ」(草思社、惠隆之介/著)という本になっています。
     救助したイギリス兵の上級士官だけを集めて工藤艦長が流暢な英語で「君たちは国のために勇敢に戦った、わが帝國海軍の素晴らしいゲストである」と語ったことが有名で、その件も以前は本文に入れていました。
     実際はそのあと「しかし、貴国が我が帝國に戦いを仕掛けたことは実に愚かなことである」とも言っているらしいので、テレビなどではちょっと良い処だけをピックアップしているみたいです(笑)

  • 以前鹿児島の特攻平和祈念館に行ったことがありますが、いくら戦争とはいえ、命を散らすことを前提としていることに胸が苦しくなりました。

    ほんの少し前まで実際に体験していた戦争を、何十年も昔の話として聞く。不思議な感覚でしょうけど、視点を変えることで違ったものが見えてくるかもしれませんね。

    作者からの返信

     「彼方の光へ」を本作に書き改めるにあたって、一番悩んだエピソードです。
     零戦の解説や、工藤艦長の話などが延々と続き、実に物語性がなく退屈なのですが、本作のキモである「魂の通り道」が初めて登場し、それがなんたるかを理解してもらう重要なエピソードでもあります。
     マニアックな零戦の解説を一番削りました(笑)