木葉→志保 (妖しいアイツが見えなくなるまで)

 登場作品『妖しいアイツが見えなくなるまで』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887253224


 妖怪が見える高校生、志保と、その友人である木葉。

 なんやかんやあって恋人同士となった二人が、妖怪営むの隠れ宿にて一泊した翌日の一コマ。


 自分の作品では珍しく、具体的なイチャラブ描写まで踏み込んだ二人です。



        ◆◇◆◇◆◇



 志保、起きたんだ。もう少し寝ててもよかったのに。寝顔、可愛かったよ。


 なに布団にくるまってるのさ。

 えっ。服を着るから、それまでむこう向いてろって? 今さら隠すことないじゃないか。

 わかった、わかった。これでいい?





 …………もういい?

 って、何その寝癖。あちこち跳ねてるよ。

 痛っ! 謝るから、ポカポカ殴らないでよ。悪かったって。


 罰としてブラッシングしろ?

 いいよ。やってあげるから、こっちおいで。サラッサラにしてやるからさ。


 どさくさに紛れて変なことするなよって?

 だから、今さらそういうこと言う?


 う~ん、困ったな。それは、約束できないかもしれないな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る