第3話 移動手段と宿泊場所について
さて、目的地が決まったところで次に懸念すべき点はここだろう。
・移動手段
・宿泊場所
・あとなんか諸々
移動手段!これが一番の難関である。島根県は我が兵庫県からたったの一県を跨いだ場所にあるのだが、それでも遠い。遠いのである。私は電車で二、三時間揺れれば着くかな、などと安易な考えであったが、とりあえず調べてみたところそれは全くの見当違いということがわかった。なんと乗り継ぎに乗り継ぎを繰り返して5時間もかかるのである。覚えてられない上、東京まで行くよりも高く付いてしまう。一番楽しみにしていた、電車移動中に本を読む、ができなくなってしまうのは真に残念であるが、仕方がないので三宮から一本でいける高速バスで行くことにした。こちらはちらりと調べてみたところ、松江市まで五千円で行けるのである。ただし5時間ほどかかる。もうこれはしようがない。
車移動は絶対に迷うので無理だ……と思っていたが、そういえばカーナビ付きではないか。我が家で私が使える軽にはカーナビが付いていないので、失念していた。
更に調べてみると、格安レンタカーならば三日間で一万二千ほどで借りる事が出来るらしいのである。これは安い! ガソリン代と駐車代を含めても、恐らく二万程度で済むはずだ。カーナビがあれば、場所に迷うこともないし、最悪泊まるのも車で出来る。
だが……私の目的はスマホ無し一人旅である。カーナビに頼るのは如何なものか?
そうだ! と私は思い出した。文フリに出す作品のネタ探しの旅にしようと思っていたのではないか。読書をしたい。インプットが足りてない。だがスマホのせいでそれができない。だからスマホ無し一人旅をしようと思ったのである。
まず三宮から高速バスで松江市に行き(五千円ほど)、そしてそこから一畑電車に乗って出雲大社へ行こうと考えた。ほかは全て電車移動、よいではないか。そして適当な駅で降り、周囲を散策するのだ。完璧なプランである。
次に宿泊施設についてだが、これはもう行き当たりばったりで行くしかあるまいと考えていた。私の友人に相談したところ、沿岸部に行きたいと話していたためそれなら民泊がいいよ、と返された。海沿いなら多くある上、その日いきなり行っても泊めてくれるはずだと言うのである。もし夜に海沿いであったなら、民泊にしようと決める。しかし都市部だった場合どうすればよいのだろう。ホテルが都合よくあればよいが、無ければネカフェかカラオケに泊まることになる。これはこれで悪くはないだろう。
基本的になんとかなるだろう、という考えの私は、宿泊施設についてあまり深く考えずにいた。恐らく大丈夫なはずである。最悪野宿になったとしても、地獄の虫軍団との戦いを制せばよいだけである。ムヒを買えばよい。
そしてあと諸々のことだが、これはまた思いついた時に投稿したい。正直なところ、スマホ無し一人旅に出るまでもうネタがあまり無いのである。あとは詰めに詰め、また旅程が決定したときなどに載せたいと思う。
投稿頻度は、実際一人旅に行くまで落ちるとは思うが、それまで暖かく見守って欲しい。
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