作者さんのエッセイで知って読んだのですが、世界観が個人的に好きなのと、読み終わった後の読後感がちょっと切なく、それでいて優しい気持ちになる良い短編でした。主人公二人それぞれの主観で語られていて、どっちも好きになります。良い物を読ませて頂きました。
まっすぐに世界を見つめ天真爛漫に生きるラミネと、過去のトラウマを引きずりねじれた見方で世界と対峙するラルが、恋にまつわる魔法によって翻弄されちゃうお話です。登場人物ふたりとも、初々しいしかわいらしいのでおすすめです。