戦慄の獣たち2

 アレックスたち冒険者パーティが駆けつけたときにはエルフのレンジャー部隊と獣たちは戦闘を開始していた!

 エルフのレンジャーほ弓矢で必死に対抗するが次々と湧いてくる獣の対処に追われていた!

「獣の大量の群れがエルフの里に包囲されつつあるわ……」

 アーニャは愛剣を構えて、今にも突撃しそうだった!

「アーニャ、待ってください! この獣の群れに飛び込むのは自殺行為です!アレックス様、支援をお願いします!」

 ノエルの言葉にアレックスは無言で頷き、セントリーガンを召喚した。

「このセントリーガンで獣の包囲を切り開く!」

 アレックスは獣の群れに向かってセントリーガンに装填された弾丸を連射した!

「ありがとうございます!」

 ノエルとアーニャは愛剣を構えて突撃した! アレックスほ援護で獣を次々と倒していった!

「うわぁ、アレックスたち、やるなぁ。ボクたちも負けてられないよ」

 その光景を見た、レンシアの弓を射る速度に熱が入った!

「……私も微力ながら手伝います! リーフストーム!」

 ネーブルも木属性の精霊魔法を獣に向けて放った!

 エルフの里は総力を上げて獣に立ち向かう!

「……エルフに混じって人間がちらほらいるな。ウザいな」

 八本足の魔獣使いは冒険者パーティに不快感を覚え獣たちに笛で指示を出した!

「……あっ、あれはコンドルだ!」

「こっちに向かってくるぞ!」

 エルフのレンジャー部隊はコンドルに気を取られる!

「ルミナスビーム!」

 そこにアスタロトが光線を放ちコンドルを撃墜させた!

「あの光線はアスタロトよ!」

 アーニャはコンドルを撃墜させた光線を見てアスタロトだと確信した!

「お姉ちゃんに任せなさい!」

 アスタロトは勝ち誇ったような顔をした!


「コンドルが撃墜されただと……あいつには強力な魔力球を入れたというのに!」

 魔獣使いは虎の子であるコンドルが撃墜されたことに驚愕した!

「これはマズイな……ならば俺自身が行くしかない!」

 魔獣使いはもはや余裕をなくしていた!


 断末魔の叫びが響き、ノエルの一閃がダイアウルフを両断した! この迷いのない太刀筋は戦闘慣れしていることを物語る!

「流石、ノエルさん……アタシも頑張らないと!」

 その姿を見たアーニャは自分も負けてられないと奮起し、剣を振るう!

 そこに黒い何かが高速で飛び出してきた! アーニャとノエルは得物を構え警戒した!

「お前たちのせいで俺の実験は滅茶苦茶だ!責任を取って殺してやる! 覚悟しろ!」

 その魔獣使いは怒りで血走った目でにらみ付けた。エルフのレンジャー部隊は怯んだ!

「エルフのレンジャーが弓を取り落とした……これが八本足の魔術師の持つプレッシャー!」

 アレックスは間近で見た八本足の禍々しさに戦慄した!

「みんな俺を恐れているようだな……ダークトルネード!」

 魔獣使いは風属性の魔法を詠唱し、暗黒の竜巻がエルフのレンジャー部隊とアレックスを襲撃する

「マスター!」

 思わずアスタロトはアレックスに向かって叫んだが竜巻はエルフのレンジャー部隊とアレックスたちを巻き込んでいった!

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