第49話 嫌がらせレベルが……上がってる。
みなさ……… 「ぬぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
う、うん。 ………気を取り直して……皆さん、おはこんばんちは。 ルークです。
あれから……4回寝ました。
………たぶん、4日は経っていると思います……。
毎日……ドラゴさんは、新しいオモチャと遊んでいます。
「ぬぅぼぉ〜⤴︎⤴︎」
魔物を吹き飛ばし……両手を叩いて喜ぶ幼児……ある意味、猟奇的だ……。
それが大体、1日……10回くらい叫んだら……満足? ……しているみたいです。
っと、此処で変化がありました………魔物が〝マンドラゴラ砲〟に耐えたのです。
魔法か何かの力で………持ち堪えました………。
「ぬぅ〜ぼぉ!!」
ドラゴさん………ご立腹です……。
………いや、どう見ても……あっちの方がご立腹d………げふんげふん。
………なんでも無いので………そんな目でこっちを見ないで……。
その後も……何発もの〝マンドラゴラ砲〟が持ち堪えられる………。
「ぬぅぅぅぅぅぅぅ〜ぼぉぉぉぉぉぉぉぉ〜」
あぁ〜、地団駄まで始めてしまった………うん?
「ぬぼぉ!!」
何かを閃いたのか………こちらにトテトテと走ってくる。
その両手には………ドラゴさんの頭くらいの大きさの木の実………。
この木の実は………中に水分が入っている………水分補給にちょうど良いものだった。
えっと………どうしろと? ………飲め? ………いや、今は喉乾いてn……いえ、わかりました飲みます。
木の実を割って中身を飲み干す。
こ……これで良いですか? ………はい? 空になった実を割れ?
ドラゴさんの指示により……空になった木の実を1/3の部分で割る。
2/3の方をドラゴさんが受け取る。
僕は何をするのか見ていると………ドラゴさんは1株の〝マンドラゴラ〟を取り出すと、空の木の実へと入れ………隙間を粒状肥料で埋める。
「ぬぼぉ♫」
うん……楽しそうだね………。
どうやら……完成のようだ………。
それを持って、トテトテと門へと戻っていくドラゴさん…………。
そして………
「ぬぼぉ!」
掛け声と共に………それを魔物の足元へと投げ込む………。
そんな事をすればどうなるか………想像通りです………。
中身が四散し………
〝ぬぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!〟
飛び出した〝マンドラゴラ〟が絶叫する!!
魔物もこれには対応できず………耳を塞いで片膝をつく………。
その瞬間…………
「ぬぅぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
〝マンドラゴラ砲〟を放つドラゴさん………。
魔物は……耐えることもできず………洞窟の奥へと〝ビターン!!〟っと激突するのだった。
「ぬぅぼ!!!」
そして、ドヤ顔で振り向くとドラゴさん………。
………嫌がらせレベルが………上がってる……ははは……はぁ〜。
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