第45話 今度こそ! 冒険者っぽいの来たー!!


こんにちは。

ルークです。


『嫌がらせ第2弾』も終了し………〝常夜の森〟に戻ってきました。


……さて、今後はどうしよう………王国へ戻っても……隣国から狙われるかも………それは面倒だし……。

この際……どっか違う国でやり直すのもいいかも……。

どう思いますか………ドラゴさん?


「ぬぅぼ⤴︎⤴︎」


それでいい……? って、何にも考えてないでしょ!


「ぬぼぉ!!」


痛い! 痛い! ご、ごめんなさい! ちゃ、ちゃんと考えていたんですね………すみません………。

えっと……トレントさん……トレントさん……。

何処かに……住みやすい場所はないですか?



再び合流してくれていたトレントさんに……それとなしに聞いてみる。

すると、トレントさん………〝ドシン!〟っと胸を叩いた後、手皿を差し出してきた………。



おぉ? いい場所知っているのかな?


▼▼▼


えっと……ど、洞窟……?



あの後、トレントさんは僕たちを乗せ………〝常夜の森〟の深層へと向かい進み出した………。

そして案内されたのが………洞窟だった……。

僕は思わず……トレントさんの顔を見上げる……。


ウン。ウン。


力強く……頷いている………。

えっと……行けってことかな………?


とりあえず……入ってみる………うん? あれ? ………急に綺麗な造りに………。


………。

…………。

……………これ……ダンジョンだ!!


ぼ………ぼ、ぼ、ぼ、ぼぼぼぼぼ、冒険者っぽいの来たーーーーーーーー!!


▼▼▼


とりあえず……一度出て、トレントさんと再合流………親指を立ててサムズアップを送る。


しばらく身を潜めるにはいい場所………見た感じ……手付かずのダンジョンっぽい………。

ここまで来る人………いなさそうだし……。


問題は一つ………準備が不十分………。

食料が圧倒的に少ない………どうしたもんか………はい? どうしました? トレントさん?

………任せろ? ………えっと………お言葉に甘えます………。


………。

…………。

……………これをどうしろと………?


僕の目の前には………大量の木の実の山………。

いや……ありがたいですよ……これだけあれば……十分ダンジョン攻略に挑める……けど………。

けどね……運べません……ネコ車だけでは………。


えっと……トレントさん……ドラゴさんを指差してどうしました?



「ぬぅ〜ぼぉ〜⤵︎⤵︎」



ドラゴさんが……面倒臭そうな声を上げる………。

どう言うこと………?


肩を落とし……トボトボと木の実の山に近づくドラゴさん。


………。

…………はい? 木の実の山が一瞬で消える………。


も、も、も、もしかして……〝マンドラゴラ収納〟ですか?

ってか……マンドラゴラ以外……収納できたんですか!?



「ぬぼぉ⤵︎⤵︎」


バレた………って!!

少しおかしい思ってたんですよ………変なタイミングで……肥料の飲み食いしてたから………!!



 今まで大量の肥料を運んでた労力を返せ!!



***********

《番宣》


「ぬぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


………今日の〝マンドラゴラ砲〟も流石の威力ですね………。


「ぬぅぼぉ♫」


スッキリした? それは良かった。

っで………いつも思うのですが……〝マンドラゴラ砲〟の叫び声って何言ってるんです?

いつもの声はわかるのですが……〝マンドラゴラ砲〟の時はわからないんですよね………。


「ぬぅ〜ぼぉ〜!!」


……〝★が欲しい!!!〟……って……番宣してたんですね……。

どんな時も番宣する……ドラゴパイセンに痺れる! 憧れるっす!!


「ぬぉぼ⤵︎⤵︎」


……それは良いから……僕も番宣しろ?

……すみません……。


皆さん……僕たちの冒険が面白かったら、★、♡をください。

今後もよろしくお願いします。

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