第44話 〝嫌がらせ〟完了!!
こんにちは。
ルークです。
ははははははは〜! 見ろ! 防壁がゴミのようだ!!
「ぬぅぼぉ⤵︎⤵︎」
えっ! やめろ!? すみません……。
『嫌がらせ第2弾』を開始してから5日目。
僕は首都に潜伏しています。
遠くからでもわかる………ボロボロの防壁……。
魔物、魔獣の襲撃も加わり……血と死の臭いがここまで漂ってきます。
襲撃を受けていた僕ですか………簡単に中に入れました。
完全武装の上で……ネコ車を押しながら………「農業ギルドに用事があって………」っと言ったら通れました………。
まさか……こんなところで、この格好が役に立つとは……ハハハハ。
今、この首都は………逃げる人で、てんやわんやしている。
国王はまだ逃げていないそうだが………一部の貴族は自領に逃げてたりするらしい。
王様は………まだ城にいる………逃げなかった自分を恨んでくださいね……。
▼▼▼
丑三つ時………そっと宿を出て………城に近づく。
流石に見回りが多い。
住人が避難し空き家になった家を探す………いい
感じのベランダがある家を見つけた。
準備は万全………さぁ、ドラゴ先生………よろしくお願いします!!
「ぬぅぼぉ⤴︎⤴︎」
おぉ………やる気が満々ですね!! どうしました?
「ぬぅぼ!! ぬぼぉ!!!」
あぁ……怒ってるんですね! ドラゴさんも!
なら、やっちゃいましょう!!
「すぅ〜〜 すぅ〜〜〜〜〜〜」
いつも以上に空気を吸うドラゴさん………お腹がぽっこりと膨らんでいるけど………えっ!? 大丈b………早く合図をだせ!?
あっ! はい! じゃ!! 1、2、3!!!
「ぬぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!」
〝ドガガガがガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガがごゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンンン!!!!!!!!!!!!!!〟
ポッカリと穴が空いた……城………。
おぉ………流石にこれは…………。
凄いっすね………。
城も………さすが頑丈ですね………根元にでっかい穴が空いたのに………原型をとどm………
〝ズゴゴゴゴゴゴゴーン!!〟
あっ…………崩れ始めた………って、て、撤収!!
〝ゴゴゴゴゴゴゴ!!!〟
城が崩れ始め、砂煙の波が押し寄せて来る………。
僕は急いで宿へと戻ると、荷物を纏め………早々に逃走を図る。
その時には………大通りには逃げる人で大騒ぎになっていた………。
僕はその波に乗り………悠々と首都から脱出を図るのだった……。
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