第29話 憲兵さーん!! やっぱりこの人でーす!!
ぐすん………どうも………ルークです………ぐすん………。
街を救った冒険者として……チヤホヤされていたのは……すでに過去……って早すぎません?
今、僕たち……いえ、僕は………憲兵の詰所にて……尋問を受けています……ぐすん。
農具屋さんの帰り……速攻で……憲兵に捕まりました………。
なんだそれは? ………ネコ車ですが………何か?
住人から通報? ………何故に!?
男が生首を運んでる? ………う、うん………確かにそう見え……違います! 違います!! 埋まっているだけです?
何故? ………マンドラゴラだから? ………そんな! 幼女を埋める趣味ないですよ!!
ほら! この前の魔物の群れを討伐したマンドラゴラ! 知りません?
知ってる!? なら………はい? お前みたいなガキのはずがない? いやいや!!
「確保!!!」
いやー!! ま、待って!!!
その場で言い訳しても………聞いてもらえず……確保されたのでした。
尋問されていると、噂を聞きつけた冒険者ギルドのギルド長さんが助けに駆けつけてくれました………。
………なんですか? ………誰? って、ルークですけど………。
………私服だとわからない!? ………うるさいわ!!
それから、色々と釈明と説明と手続きをして………やっと釈放。
やっと解放されて……宿屋へ………。
………。
…………。
……………新たなトラブル発生です。
ネコ車を部屋に入れるな? まぁ………当然ですね………。
ダメ? 部屋まで持ってく? ドラゴさん………流石に………え、これはベッド?
なら、女将さん………やっぱダメ? ………ですよね……。
板挟みっす………。
う〜ん、どうしよう………。
うん? どうしました………女将さん?
お金の余裕? ………まぁ、ありますけど………。
いい案がある? ぜひ聞きましょう!!
▼▼▼
今、僕達は一軒家の前に立っています。
平家、ワンルーム………小さな庭付き………。
なかなかいい物件です。
今日から僕の………僕たちの新しい拠点です。
宿屋の女将さんの提案は、女将さんの家が所有しているこの家の貸し出しだった。
月に宿屋だと小金貨3枚弱(小金貨一枚:50,000円、)なのに、この家だと小金貨2枚………格安です……ずっと放りっぱなしだったからちょうど良かったと言われた。
元々荷物もなかったので、引っ越しはすぐに終わる。
すると、ドラゴさんが服を引っ張ってきた。
うん? ………庭? ………えっ……今から耕せ?
どうやら………ドラゴさん、庭を気に入ったようだ。
畑にしろと耕すようにうながしてくる。
まだ、午前中………この日は、1日かけて庭を耕す。
改めて肥料を買いに行かないと………。
ドラゴさんは、耕されたばかりの畑に埋まる。
………どうでもいいけど……家に入るときは、ちゃんと土を落としてね………。
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いつも読んでいただきありがとうございます。
フォローもありがとうございます。
【☆☆☆】の評価の方もよろしくお願いします。
同瀬馬野抱枕
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