第23話 冒険者っぽいの来たーー!!
ルークです。
お久しぶりです。
えっ? ………久しぶりじゃない………?
いえいえ……僕としては5日ぶりです。
何故か……?
新しい装備……に対して覚悟を決めるのに時間がかかったからです。
宿の部屋に引きこもっていました。
その間にスキルのレベルも上がりました。
==========================
名前:ルーク
年齢:12歳
MP: 2/50
状態:健康
称号:ドラゴの保護対象者
スキル:マンドラゴラ Lv.5(105/160)
▶︎マンドラゴラ耐性 Lv.MAX
▶︎MPを6使用してマンドラゴラ召喚
★レベルアップボーナス MP 40%減
▶︎ドラゴさんのマンドラゴラ収納(93/160)
★50株収納ボーナス:擬人化
▶︎マンドラゴラ砲(威力93/160)
==========================
1日で召喚できるマンドラゴラが8株。
収納内に至っては3桁に達しそうなんだけど………彼らが活躍する日が来るのだろうか……。
とは言え今日は………週に一度のマンドラゴラの納品の日………。
覚悟を決めて……完全装備の上(ただし……農夫の格好)で冒険者ギルドへ……。
〝カランカラン〟
冒険者ギルドの建屋に入ると………スイングドアに付いたベルが否応無しに僕の入場を知らせ………みんなの視線を集めてしまう。
僕はそそくさと受付カウンターへ。
いつものお姉さん………僕を下から上まで見て……何とも言えない表情になる。
依頼発行?
いいえ………マンドラゴラを持ってきました。
採れたてなのですね?
えっと………ある意味……そうですね……。
以上?
いえ……それと依頼の受注……はい? 農家の仕事の斡旋は商業ギルド?
冒険者です! 僕は!
ぐぬぬぬぬ………そのにやけ顔は……わかってて言ってますね……。
とりあえず……マンドラゴラを渡し、金貨10枚をギルドに預ける………手続きをしていると、スイングドアが乱暴に開かれベルがけたたましく鳴り響いた。
………トラブルかな?
音の方へ視線を向けると………3人の冒険者が転がるように受付カウンターへやってきて大声で喚き出す。
「森の湖に………〝
「魔物の!!! 魔物共の大移動………氾濫がおこるぞ!!!」
「「「「「「なっ!!!」」」」」」
一気に騒然となる冒険者ギルド。
併設された酒場で酒を呑んでた冒険者達も手を止め………カウンター向こうでは職員が走っていく。
よっぽどの事なのだろう………。
すぐにギルド長が姿を現す。
「野郎ども!! 緊急依頼だ!!! 駆け出しもベテランも関係ねぇ!!! 全員で対応するぞ!!!」
おぉ〜!!! なんか冒険者っぽいの来たーーーーー!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます