第15話 勝手にやってください。
ウップ………こ、こんにちは………。
ルークです……。
未だに頭陀袋に入れられたまま運ばれています。
そろそろ………レインボーしそうです……。
レインボー感を我慢していると、目的地に到着したようで………ゴロゴロ……ビターン!! っと、頭陀袋から放り出されました。
いててて………っと呟きつつ顔を上げると………そこには胡散臭そうなメガネの青年が立っていた。
うん……既視感が………半端ない。
「ようこそ!! 薬師ギルドへ!!」
………。
…………。
……………もう勝手にしてください。
とりあえず、ドラゴさんを返してください。
あっ、ありがとうございます。
日付は……変わってるね……。
それじゃぁ、今日の分………はい。
「……………」
相手が何かを言う前にマンドラゴラを1株手渡す。
こう見えて、僕は空気が読めるんですよ………。
この人………薬師ギルドのギルド長だそうだ………まぁ、どうでもいいけど………。
っで、その手はなんですか?
もっと?
無理ですよ…………1日1株が限界です。
納得できない?
じゃぁ……もう二度と……絶対に出しm………納得した?
手のひらを返すのがお上手ですね………。
結局、僕に当てがわれた部屋は地下牢でした……。
違いは鉄格子じゃなくて小部屋タイプくらい。
一応……食事と寝床はいい感じですが、入口は鍵がかけられています。
監禁ですね………まぁ、一人になれたからいいや。
っと言うことで、残りのマンドラゴラさんを2株召喚。
そして……
「せ〜の! ステータス!!」
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名前:ルーク
年齢:12歳
MP: 6/40
状態:健康
称号:
スキル:マンドラゴラ Lv.4(41/80)
▶︎マンドラゴラ耐性 Lv.MAX
▶︎MPを7使用してマンドラゴラ召喚
★レベルアップボーナス MP 30%減
▶︎ドラゴさんのマンドラゴラ収納(34/80)
▶︎(new)マンドラゴラ砲(威力34/80)
==========================
問題なくLv.4になった。
1日最大5株も召喚できれば十分……すぎるね……。
そして…………〝マンドラゴラ砲〟………何これ?
ドラゴさん……わかる?
えっ!! わかるの?
ドラゴさんが反らした胸? を腕? でポンと叩く。
えっと………とりあえずやって………
〝ドゴーーーーン!!!〟
〝グラグラグラグラ!!!〟
〝ドタドタドタドタ!!!〟
……………あぁ〜時間がループしてるのかな?
「魔術師ギルドの襲撃だ!!!」
「くたばれ薬師ギルド共!!」
もう勝手にしてほしい…………
⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘
※下記作品が100万PV達成しました。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
『それ行け! 僕らのトレント団!!〜某国王子がもらったスキルは〝植林〟でした。まぁ、普通に追放だよね(笑)〜』
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