第八話

「ニラヤマは今のインスタンスを破壊するつもりだ。貴様がもしニラヤマと二度と会えなくなるのが嫌だと今でも思うなら、貴様にしかできぬ方法で奴を助けるのだ」


 今ここで何もしなければミズナラはニラヤマと会う機会を永遠に失うだけでなく、ニラヤマから今のコミュニティという行き先を失わせることになるのです。

 ニラヤマはそういう状況を作ることで、自分から何も奪いたくないと消極的なミズナラを無理やりにでも連れ出そうとして、また豆腐のこともミズナラを『祭司』として同行させることができるかどうか試しているのでした。


「ふん!不満を解決するために、敵ではない者たちにまで不快を押し付けるとは呆れたものだな。ニラヤマ貴様もだぞ」と、豆腐はぼやきます。


「で……でも、ニラヤマさんを助けるって言っても、一体どうやって!?」


 それに豆腐が答えるよりも早く、ニラヤマが言いました。


「かつてヒトが楽園を追い出された原因、知恵の実は預けてあるだろ。そいつを使いなよ」


 ミズナラはその声が聞こえてくる、両手の上に乗せていたものを見ます。

 大きくなったアクセサリーは手のひらに乗るようなサイズをしていて、それはボクセル化された林檎のように赤く輝いていました。


「もしも貴様が『祭司』として我とニラヤマの使命を手伝うならば、貴様の願いを叶えるために我が“しるし”を行使してやろう……ニラヤマよ、ミズナラと契約して願いを聞くことは構わんのだな?」


 豆腐の念押しにニラヤマは答えます。


「私を助けろとか願っておけば、後は契約を結んだ豆腐が願いを叶えてくれるんでしょう」


  実のところニラヤマは新しく契約したユーザーの『契約の箱』よりも、その使命の対価として叶えられる願いこそが自らの“カナン”を滅ぼして、理想郷を創り直すという願いの障害になると考えていました。


 だから新しく豆腐と契約を結ぶ相手には、なるべく早い段階で願いを決めさせておきたかったのです。

 けれど願いをどういう風に叶えるかは豆腐の裁量であることを、ニラヤマは知りませんでした。


「ミズナラよ、貴様がニラヤマを助ける方法は簡単だ。貴様は今まで悲しい気持ちで居たのだろう、何か苦しくなることがあったのだろう。

 何故そういう気持ちになったのかを言葉にして、どうなって欲しいと望むのかを我とここに居る者たちに分かるように話すのだ」

「で……でも、そんなこと言ったとしても繊細過ぎるって思われたり、個人の問題だろって嫌がられるんじゃないですか?」

「こうして明らかな滅びが起こっている状況でもか?」


 激怒したメロスのように短剣を懐に忍ばせて、根城に殴り込みをかける人間なんて元から多くはないのです。

 だから今の人々はどうにもならないことを言葉にしようとして、うまく理由を伝えられずに不快や悲しさだけを撒き散らすことになったりする。


 ですが、それよりも昔からずっと人は思い通りにならないことばかりの世界で、それを短剣にもお気持ち表明にもせずに一つの方法に託してきたのです。


「人は自らの力でどうすることもできない悲しみや苦しみ、世の不平等といったものに直面した時に『祈り』を捧げるものだ。しかし無宗教が聞いて呆れる。苦しみや不快なんてものは自分も我慢しているのだからと、祈っている誰かのことを貶すのが貴様らが信じる“世間”の神だ。だがミズナラよ、今この瞬間だけは世間ではなく我が神に祈れ!我がその使者として願いを叶えてやろう!」

「……僕、は――」


 ミズナラは手のひらに乗せた赤い林檎のようなアクセサリーに、唇を寄せるようにして“願い”を囁きます。


「僕は今まで色んな人に楽しいものを見せてもらって、けれど何も創っていない自分では返せるものがないんだって思ってました。だから、せめて人からは嫌われないようにって考えて一つの場所から動こうとしなくなっていたんです」


 ミズナラの願いは、ニラヤマと二人で過ごす時間が欲しいということだけでした。

 そしてムロトは今も個人的なフレンドであるけれど、互いのフレンド同士で争いが起こるのを避けるために、あまり同じインスタンスには居ないようにしようと、二人で取り決めていたのだと語りました。

 だから『何者でもない人』であることの引け目や、閉じたコミュニティの『人気者』として縛られることで、ムロトの場所へ行こうとするニラヤマを追いかけていけないのだと。


 ミズナラの“祈り”ことお気持ちに対して、豆腐はとても単純な答えを返します。


「ミズナラ、バーチャル配信者になれ!」

「えっ!?」


 それはVRの中でこそ楽しめるコンテンツを互いにやり取りするVRSNSの中で、長く過ごしている人間ほど思い付かない『VR機器を被らずとも楽しめるコンテンツ』を提供する者になるという考えでした。


 規約上の問題がなければ身体に追従する3Dの美少女モデルと、ミズナラに関して言えばボイスチェンジャーを介した女声の才能を持っていて、配信のコンテンツもEDENにまだ訪れたことのないユーザーへ内情を紹介したり、新たな人気ワールド等を巡るだけで視覚的なコンテンツを外注することができるのです。


 けれど同じ考えからバーチャル配信者を名乗ろうとするVRSNSユーザーの多くが、たった一つの『才能』が欠けているために配信を行わなくなるか、逆に配信に時間を割かれてVRSNSに来なくなるという実情も多くのEDENユーザーに知られていました。

 その『才能』とはひっきりなしに現れるVRSNS内でのコンテンツを、なるべく取りこぼさずに見つけ出しては新鮮な反応を示し、楽しむ姿を見せられるという当たり前のようでいて非常に難しいものです。


「僕はこのコミュニティに居る人たちや、ニラヤマさんが面白いものを持ってきてくれるから自分でそういうものを探したこと無いんです」

 

 ミズナラは、豆腐にVRSNSユーザーに配信者が少ない理由を話します。


「それに何を楽しむかよりも皆と一緒に楽しむことの方が大切で、だから一人きりでバーチャル配信をするなんて僕には無理ですよ」

「だからこそだ。誰かが面白いものを持ってくるなら、配信で忙しくなってVRSNSに滞在する時間が減り、新たなコンテンツに付いていけなくなる本末転倒は起こらないということだろう?」


 豆腐はミズナラに言葉を返します。


「それに、一人きりで配信する必要など無い。配信を行っているとインスタンス内で告げて、皆と楽しんでいる様子を見せることが肝要なのだ」


 元からミズナラの居る場所に訪れるユーザー達は、新たなコンテンツの情報や創作物を提供する見返りに、その驚きや肯定的な反応を対価として受け取っているのです。

 豆腐の提案はその対価となっていた反応をより広く、動画の視聴者にまで届くようにするだけのこと。


 ミズナラ自身がその価値を、他の場所では通用しないものだと過小評価して尻込みしているなら、異なるコミュニティの方からミズナラのような存在を求める状況を作ってしまえば良いのです。

 豆腐はそんな状況を作ることができる、使命と権限を与えられた存在なのですから。


「我がEDENを始めてから、そしてニラヤマを見ている限りでも面白そうなコンテンツを創っている者が見せにきたり、それを紹介してくれるユーザーなど一人も居なかったぞ」

「え、そうなんですか?」


 豆腐は今までミズナラの様相を見ていて、気付いたことがありました。

 好みや理想などに偏ったものを持たず、そこに在るものに素直に驚いたり褒めたりしてくれる、皆それが嬉しくてミズナラの元に集まっているのだと。


「恐らくニラヤマが我をここに連れてきたのも、我に驚いてひっくり返る貴様の姿が見たかったというのが理由の一つだろう」


 ニラヤマは『知恵の実』越しにそれを聞いて、豆腐の言葉を否定するでもなくフンと鼻を鳴らします。

 かつて学校という場で『クラスの人気者』だったミズナラも、周りで面白そうな話題を持ってきてくれる者に事欠かなかったのでしょう。その人にとって普通だと思っていることの中にこそ、才能と呼ばれるものがあるのだと豆腐は知っていました。


 ミズナラはこの場所からニラヤマを追いかけて、外のコミュニティに行くことができないのは、彼を肯定する『クラスの人気者』という立場がこの場所でしか通用しないからだと言います。

 けれどミズナラの気付いていなかった“人好きされる性質”という才能を以てすれば、ニラヤマが『ワールド製作者』というVRコンテンツの提供者であることで自由を得ているのと同じか、それ以上にEDENという世界全体で通用する立場を得られるはずだと豆腐は考えていました。


 それに加えて“カナン”の会員であるミズナラが『配信者』として各所に働き掛けることができれば、ニラヤマの制約を乗り越えて“カナン”にも警告を届けて災厄を防がせられるしれないという思惑からも、豆腐は『お告げ』を始めます。


《全てのVR-EDENの最後が、わが主の前に来ている。ソーシャル欄が行き来する手段のないプライベートインスタンスと、そこにしがみつくしかないユーザーによって満ちることで、新規ユーザーの行く先が閉ざされているからだ。

 それで運営かみはお決めになった。全ての非公開ワールドや、プライベートインスタンスを一掃するため、VREDENにアップロードするデータの共通言語である、SDKの互換性を切るアップデートを起こそうと》


 それでも一歩踏み出すことを躊躇っているミズナラに、豆腐は「そのために我が与えられた、使命と権限を利用するのだ」と言いました。

 それと同時に宙に浮かんでいた豆腐の本体がどんどん膨張して、逃げ惑うユーザーごとワールド全体を呑み込んでいきます。


 巨大化してワールド全体を覆った正六面体の内側で鳴り響くのは、ほとんどのユーザーにとって聞き覚えのない豆腐の声でした。

 そして今回の騒動を通して豆腐はミズナラを閉じたコミュニティから連れ出し、ニラヤマの制約を乗り越えて自らの使命を達成するため『お告げ』の続きを言い放ちます。それは運営の使者として使命と権限を与えられた豆腐が、その立場を利用して周囲に信じさせる偽りの内容の『お告げ』でした。


《しかし運営はユーザーと契約を結ぼう。自分たちの滞在するコミュニティの様相、そして大切にしているものを紹介する動画を公開するのだ。

 そして自分たちでコミュニティの様相を伝えられない者たちのため、我と契約を結んだ祭司がこれから様々なEDENのコミュニティを巡礼する。

 その地で過ごす時間を配信を通して紹介してもらう。彼らが訪れやすいようにコミュニティの門戸を開き、外のSNS等も使って積極的に招き入れるのだ。運営の使者たる我がその様相を確認出来て、善き点があるものは滅ぼさないと約束しよう》


 ニラヤマは「あいつ『お告げ』にかこつけて、ミズナラの願いや自分の目的を叶えるために出まかせも言ってるな」と気付きますが、このワールドに自分が起こした異変まで豆腐に引っ被らせるためには、行われている偽りの預言を止めることは得策ではありません。


 一方のミズナラは「……コミュニティの垣根を越えてEDENの様子を配信するのが、豆腐さんの言ってた祭司という役職ってことですか?」と豆腐に尋ねます。


 最初に全てを明かされているニラヤマと違って、ミズナラには豆腐の『お告げ』がどこまで本当のことか知りません。

 けれど豆腐は、ミズナラが何者かになることでニラヤマを追いかけていけるならと、自信を持たせたくて「そうだ」と肯定の返事をします。


「こうすることで貴様にコンテンツを見せに来る者、そして新しい場所を紹介する者は配信を通して、正式サービスに繋がりを引き継ぐという対価を得ることができる。それが貴様が配信によって我に協力する、運営とEDENの民の声を繋ぐ祭司という役目だ」


 豆腐の言葉を聞き終えたミズナラは「……そうですか、分かりました」と呟いて、ネックレスを両手で握りしめます。


「もし叶うなら、この世界での役割が欲しい。もし現実でもそうだったら、あの人と一緒に居ることに引け目を感じずに済んだのかもしれないと思っていた。今度こそニラヤマさんとは一緒に居られるように、追いかけていけるような何者かになりたい……!」


 ミズナラの言葉に呼応するように、巨大化してワールド全体を覆っていた豆腐の本体は、その六面の内側全てにミズナラの見てきたEDENの景色を映し出します。

 そこで豆腐や他のユーザー達が見たものは、ユーザーたちの争いの光景などではありません。


「この場所は……」とニラヤマも思わず呟きます。

 その中には荘厳な建造物に満天の星々や花火のように光が舞い散る中、敬虔さに満ちた衣装のアバターが言葉を交わすことすら必要とせず、他のユーザーたちと美しい景色や音楽を楽しんでいる景色もありました。

 そしてミズナラの見てきたEDENを共有する『知恵の実』に好意的な反応を示すユーザーは、決して少なくありませんでした。


 かつてミズナラが訪れた違う場所の光景に見とれたり、天上から降り注ぐ音楽をもっと近くで聴こうと寄ってきたり、手を掲げて跳ねたりしているユーザーも居ます。 

 そして高らかに『祭司』としてミズナラを指名しようとした矢先、巨大化した豆腐は本体をニラヤマに『毛刈り』されて、招待限定のホームワールドへと強制的に移動させられていました。


「途中までは良かったけど、調子に乗り過ぎですよ。運営の使者だとかで正式な手続きを経ずに乱入してきたら、どんな場所でも自然な姿は見せてくれないって言ってたでしょう?ミズナラに運営なんか名乗らせて、向こうから呼び寄せても元の木阿弥ですよ」


ニラヤマのEDENを起動した時のホームワールドに設定している、アパートの一室の招待限定インバイトには豆腐とミズナラの姿もありました。


「そうすれば実際のコミュニティを滅ぼさずとも、今居る場所を理想郷に近付けていけるだろう。それが貴様の願いを叶えるための手段でもある」

「そんな方法で叶えてくれって頼んだ覚えはないんですけど?」

「言ったであろう、我には相手の心を読み取る能力があると。我がお呼びでないというのなら迷惑ユーザーとしてブロックするか、そうでなくても別のワールドに移動してしまえば良いのだ。ニラヤマよ、我が初めてEDENに訪れた時、お前だけがそうしなかったのだぞ」


 ニラヤマに“毛刈り棒”を突き付けられながら、豆腐は怯むことなく言い放ちます。


「貴様は出会った時、仮想現実に来たからといって、仮想現実にしかないものを求めなくてはならないわけではないと言ったな。ならばニラヤマよ、お前は嫌いなものが滅びていく様を見るためにVR-EDENに踏み入れたのか!?」


 豆腐はひとしきり問いかけてから、固唾を飲んでニラヤマを見守ります。その言葉は豆腐にとってニラヤマへの本音ではありましたが、一方でミズナラが『祭司』となってくれるか不安もありました。

 ニラヤマと一緒に居られる何者かになりたいミズナラが、運営の使者である自分のお墨付きがない配信者として付いてきてくれる確信が持てなかったのです。


「豆腐さんは、それで良いんですか?」


 沈黙を破ったのは、二人のやり取りを聞いていたミズナラでした。


「自分のせいではない不具合やバグを、自分が起こしたことにするんでしょう?僕やニラヤマさんのアクセサリーに変装してないと、もう二度とどこにも行けなくなってしまうんですよ」


 心配そうなミズナラの声に鼻を鳴らしてから、豆腐は答えます。


「ふん、相変わらず他人の心配ばかり……我が取り戻したい信仰の対象は、我自身ではないと思い出したのだ。ただ我の信ずるものが肯定される場に立ち会えるなら、我自身は誰かと繋がることのできない禁欲の日々であっても耐えて見せようではないか」


 嘘でした。

 豆腐は悪役を被ることに自己犠牲のつもりなど無くて、というのも正式サービスが開始されたら『律法体』という特別なアカウントは、役目を終えて消滅すると運営から聞かされていたからです。

 むしろ豆腐は正式サービスの開始後に『律法体』など何の関係もない、ただの新規ユーザーとして等軸アキラがVR-EDENを始めた時に、ミズナラが名前を知っていても会いに行けない場所に居ることを恐れていました。


 だから、あらゆるコミュニティ間の風通しが良くなっていれば、ニラヤマとミズナラが一緒に居られない状況も改善されて、今度こそ何者でもないEDENユーザーとしてミズナラと繋がり直せる。

 そしてミズナラとニラヤマの関係の間に、ほんの少しでも自分の居場所を作ることができたら。

 そんな豆腐の強がりと願望に呼応するように、ミズナラの胸元で立方体のネックレスが淡く輝き、ミズナラの想い入れが強いであろうEDENの景色を映し出します。


 その中には豆腐がEDENを訪れた切っ掛けである“カナン”の地での光景だけでなく、先ほどの騒動の最後でミズナラが『知恵の実』を使った時に、好意的な反応を示していたユーザー達の様子も新たに映し出されています。


「この中に見たい景色があるのなら、僕はそこに案内できるかもしれないです」


 見とれている豆腐にミズナラは言いました。


「僕がこれから配信を通して色んなEDENに触れていけば、ニラヤマさんがEDENに居続けたいと思うような理想郷も見つけられるかもしれない。

 それに今のコミュニティに居づらさを感じている人に、それ以外にも楽しい場所はあるんだって行き先を示せる。それが“祭司”って役目なら、僕もニラヤマさんと豆腐さんの使命を手助けしたいと思います」


 かつて全ての人間が神を信じていた時代、神からの声を聴いた預言者たちに付いて儀式を司り、大衆に言葉を伝えた役職がありました。


 彼らは祭司と呼ばれて祝福を与えられることもなく、しかし人々を導くという預言者の役割において決して欠かすことができない存在でした。

 そしてVR-EDENという何を創るのも自由な世界で彼らは“何もしていない人”と呼ばれたり自称しながらも、人々を繋いでいくことで同じ役割を果たしているのでした。


 ニラヤマはEDENを滅ぼすことのできる毛刈り棒を消すと、ミズナラが掌に乗せたネックレスへと手を重ねます。

 ミズナラの跳ねる心を汲んで赤く輝くその立方体は、自分のまだ行ったことがない理想郷エデンという、禁断の知識を与える知恵の果実のようでもありました。


「そうだね……遠慮するのは私ではない。嫌なことを我慢して裏で愚痴を言ったりだとか、周りを敵と味方に分けて味方を増やそうと学級会を開いたり、そんな下らないことに時間を費やすのは私の役目じゃない。そして多分、ミズナラでもないんだよ」

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