あとがき (仮)
カクヨムに投稿先を決めたのは2023年の元旦でしたが、元々は2019年の元旦から何か書きたいなという気持ちがありました。2019年は本格活用を控えたJAPAN e-Portfolio関連の情報が報道され、いわゆる英語4技能に対する「身の丈」発言など高校生の周辺環境がざわついた一年でした。
高校生2年生だった自分にとって母との死別は大きな
あの「身の丈」発言は、自分でも驚くほど精神的に応えた出来事でした。そんなことは大人にいわれなくても、もっと幼い子供が感覚で深く理解していることですからね。そんな痛みの正常な反応として、この一連の文章を書くモチベーションが生まれたのです。
とはいえ、くだんの発言をした政治家は、文部科学省の立場を代表して良く考えた発言をされていた印象を強く持っていただけに、その後の様々なスキャンダルに巻き込まれていったことは残念です。
その後、JAPAN e-Portfolioの運用停止などの状況を反映させながらブログ上のドラフトは変化していきましたが、ブログで扱うには適切ではないと感じて公開することはありませんでした。
ここに公開しても自己満足以上の意味はないとは思います。特に母について言及することは自己憐憫や不幸な自分への陶酔にもつながることなので書くこと自体が躊躇されます。
また、私の文体はしばしば人を不快にするようです。中学生を過ぎた頃から私の言い回しやネットに書き込むメッセージによって時々トラブルを呼び込みました。この文章を読んで上から目線だ、自己陶酔だと腹を立てた方もいるだろうと思います。そのような意図はありません。ご容赦ください。
それでも他者への共感や新しい気づきを喚起する、何かしらの役に立つものになれば幸いです。
人生は不公平で気紛れです。現在に至るまでに多くの人達に支えられ、運に恵まれました。どんなに自分の属性や能力を高めても、他者との出会いや運の巡り合わせがなければ人生が上向く事はなかったでしょう。努力しても報われるとは限らないのです。
努力が無意味になるかもしれない可能性を認めることは悲しく厳しいことです。経験に乏しい若い人達を怖がらせてしまうかもしれません。それでも運に見放され、出会いに恵まれないと思っていても、人生には生きる価値があります。いま苦しみや諦めや絶望を感じていても、何とかやり過ごして生き続けてください。もしその間に何かできることがあれば、ぜひ続けてください。それが新しいチャンスを呼び込むかもしれません。
人生の困難を打開しようと努力することは素晴しいことです。しかし、それが難しいからといって投げやりになる必要はありません。努力しなければいけないという道理はないのです。人生ではどんな道を辿ろうとも、後ろ向きに歩んだとしても、何かを続けていれば道はきっとどこかにつながり、開けていきます。
常に自分を変えながら ~ 世の中は不公平で不条理だ @YasuhiroABE @YasuhiroABE
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