第3話 ショート:倍にして足して……を繰り返し
瑞穂「1、2、4、8、7、5、10、11、13、8、7……」
うみ「何数えてるんだ、瑞穂?」
瑞穂「ふぇっ?! うみさんには関係ないことですけど?」
うみ「その態度なんとかならないのかよ……これあたしがいけないの?」
瑞穂「そうですね、これまでしてきたことを思うととても心開くことなんて……」
うみ「言いつつ一緒にいるだろ。それについてはどうなんだ?」
瑞穂「そういうところですよ、ほんとに……この数字はですね、2の累乗……2の0乗からはじまったときに順番に出た答えのすべての位を足した結果です」
うみ「で、なんでそれを口に出してたんだよ?」
瑞穂「……たまたまですけど?」
うみ「たまたまで出るかよ……絶対なんかあっただろ、なぁ!」
瑞穂「26……ふぃー、このへんにしときましょうかね……」
うみ「これ何乗のやつか全然わからないぞ……寒すぎて頭が追いつかない……」
まるで寒くないといったふうな感じを見せているところとかどうしても真似できない……こんなにも違うとは。
※14、19、20、22……と続いて最後の数字になります。たまたまです(嘘)。
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