ちょっと待ってほしい

ちょっと待ってほしい。


「ちょっと待ってほしい。」

『何がですか?』


おっと、心の声が。しかし大丈夫。俺は冷静な男、今日もしっかりエナドリを決めてきた。しかも2本。頭はクリア、聞きたい事もはっきりしているクリア。ならば何も焦ることはないというもの。


「BANですか?」


『あなたは何を言っているのです?』


「だってあんなのチートだよ!チート!……はぁ、運はいいんだろうけどなぁ…釈然としねぇ。」


『よかったではないですか。あなたの体の半分は運でできているのでしょう?』


「そうだな…そう思うことにしとくわ。よし!次は何をすればいいの?体動かしとかなきゃやってられんわ。」


『まだ、種族・職業が決定されていないので、それから決めましょうか。』


「うい。そういえばランダム見つけたんだっけ?称号とスキルのインパクト強すぎて忘れてたな。じゃ、とりあえずランダムで。」


『いいのですか?種族はともかく職業は見てすらいないようでしたが。』


「いいよ。俺多分どんなにいい職業見つけてもランダム選ぶから。」


『了解しました。それではまずは種族から抽選を開始します。今現在の確率はこのようになっております。』


「ん?確率?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

種族ランダム

??0.0001%

LR 0.0009%

UR0.003%

SSR0.006%

SR0.99%

R99%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「クソガチャじゃねぇか!!!」


『あなたの運がためされますね!』


「shit!!!!!!」


『さあ、早く抽選しましょう!』


「これでクソ種族来たらシンプルに泣き喚いてやる。」


『シンプルに迷惑なのでやめてください。』


「んで、これどうやって抽選すんの?」


『抽選と言っていただければ。』


「ダサくない?まぁいいけども。抽選!」


ドゥルルルルルルルルルルルルルル!!!


「あら古風。」


でエェえぇエェエェぇえぇぇぇっっっっっん!!!


「うわ、びびった。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『LR種族:運命神』を取得しました。

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世界で初めて上位種族を獲得した旅人が現れました。

ただいまの瞬間より[進化システム]を実装いたします。

LVが最大になった旅人はある条件を達成すると上位進化することができます。

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「機能追加ァ!!!!」








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